2023年7月24日（月）から２週間の予定で、また入院することになりました。検査だ治療だってのは全然望むところですが、正直、病院食の事を考えると憂鬱ですねえ……。対抗策として、今回はふりかけ、醤油(ヒガシマルの牡蠣だし醤油。我が家では醤油=これのこと)、あと幾らかのおやつを持参しています。
今回も毎食の感想を書いていこうと思いますが、興味のある方は覗いていってください。たぶん日に日にやさぐれた感想になっていくと思いますのでお楽しみ(？)に。ちなみにメニューの記載は病院のメニュー表準拠です。
※冒頭は7月23日に書いたもの。以下は食事の都度記載。
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◆2023年7月24日（月） 昼
・ごはん(220g)
・キャベツソテー
・うの花
・ローストチキンゆず胡椒90g
(付合せ：ピーマン玉葱ソテー)
・りんご
何かめちゃくちゃ既視感のあるメニューだと思ったら、昨年の９月５日、この病院に初めて入院した時の初日のお昼と同じメニューでした。入院するのは昨年の12月ぶりなので、メニュー一新されてたら良いなー、と思っていたので正直なところちょっとガッカリ……。まあ仕方ない。
入院中は食事も治療のうちと考えて、今回も野菜から順番に、よく噛んで食べることを心がけようと思います。
まずキャベツソテー。正しくはキャベツとシメジのソテーですね。しっかり火が通っていて、とても柔らかい。味は素材の味メインで、ギリギリ許容範囲内の塩梅。優しいというか、ゆるいというか、ストレスのない味わいですね。ああ入院したんだな、って味。でも９月５日のときはキャベツとにんじんとシイタケだったのに、ちょっと色味が悪くなってますねえ。
メインの付合せはピーマン玉葱ソテー。もういっそキャベツソテーと一緒にしてくれて構わないんですけどね。味はね、同じです、柔らかい食感に優しい味です。
次はうの花。おや、これはどことなく以前よりも美味しい気がする。前はもっとおから臭さというか、後の風味がいまいちだったんだけれど、今回のは普通に美味しい。ネギの香りも爽やかだ。悪くない。
次はメインのローストチキンゆず胡椒。塩味は薄いけれど、それをゆず胡椒の苦味と辛味、風味がカバーしてくれていておかずになる。及第点。とはいえ物足りないので、持参した醤油をほんのちょっとだけ垂らしていただく。ほらー、もー、一滴加えただけでグッと良くなるじゃーん。これならふりかけ無くてもいける。
デザートはりんご。これは９月５日のときはなかった。入院中のデザートはほんと嬉しい。
まあ可もなく不可もなく、ってところでしょうか。いや、既知のメニューという時点で若干マイナスか……。
◆2023年7月24日（月） 夕
・ごはん(220g)
・モヤシと胡瓜のナムル
・里芋の煮付
・魚の甘酢アンカケ(シルバ)
ほら、ね、やっぱりよ、やっぱり９月５日のリプレイなのよ。これはもはや記憶力を試されているのだろうか……。まあ、別に良いんだけどさ。
まずはモヤシと胡瓜のナムル。胡麻の香りとタレの甘味・酸味で、味そのものは薄いんだけれど案外美味しくいただけた。食感も悪くなかった。
里芋の煮付はまあ可もなく不可もなく。ちょっぴり乗ったネギの香りが思ったより仕事してくれている。
魚の甘酢アンカケは、うーん、悪くはないけれど、おかずとしてはちょっとパンチがないかなあ。魚そのものが淡白なので、塩味の乏しさを酸味と甘味だけではカバーしきれていない。ごめんなさい、少しだけ醤油垂らしました。ちなみにメニューに書いてあった「シルバ(シルバー)」って何かと思って調べたら「銀ひらす」って魚の事なのね。タラかと思った。
おかずが少し足りなくて、早くもふりかけに手を出しました。まあ別に我慢することはないしね。明日もご飯を美味しくいただきたいと思います。
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◆2023年7月25日（火） 朝
・ごはん(220g)
・味噌汁(豆腐、ネギ)
・白菜のお浸し
・オムレツとカリフラワーソテー
・練り漬物(うめびしお)
・牛乳
入院２日目。朝は６時には起きてしまっていたので、８時の朝食までずいぶん長く感じた。お腹すいたぜ。
ちなみに去年９月６日の朝食はオムレツじゃなくてスクランブルエッグだった。そこだけちょっと違いますね。
まずは味噌汁から。うん、ぬるい。病院食といえばこのぬるい味噌汁ですね。たまに「ちょっと熱め」くらいの時もあるけれど。味はちょっと薄いけれど、出汁の味はそれなりにするので気になるほどの薄さではない。具は豆腐とネギ。優しい味です。
お浸しは白菜とにんじん。食感があって良い感じ。塩梅もギリギリおかずに出来そうな濃さ。悪くない。あ、でも写真見たら９月６日のときは上にたっぷりおかかがかかってたんだな。ふーん。
メインの付合せはカリフラワーソテー。カリフラワーソテーと言いつつズッキーニもソテーされている。ズッキーニの名前も呼んでやって下さいよ。塩味は薄いけれどカリフラワーもズッキーニも甘みがあり、バターの風味も感じられて悪くない。
練り漬物のうめびしおは前々回・前回の入院でも定番だった。もともと梅は苦手だったんだけれど、入院を重ねて克服しました。入院食の中では断トツの刺激物。酸味と塩味に加えてフルーティな香りが味覚と嗅覚を刺激する。
メインはオムレツ。ケチャップをかけていただく。早くも舌が薄味に慣れたのか、ケチャップがかなり濃く感じた。オムレツ自体は優しく、柔らかで、なめらかな味わい。
おかずが足りずふりかけ使用。
牛乳は去年の度重なる入院で、ついには自宅でも毎朝飲むようになってしまった。お腹が膨れて良いです。
◆2023年7月25日（火） 昼
・ごはん(220g)
・ブロッコリーサラダ
(フレンチドレッシング)
・ジャガ芋コンソメ煮
・魚のクリームソースかけ(タラ)
(付合せ：人参グラッセ)
・デザート(抹茶のロールケーキ)
これも９月６日の昼食と同じ、ですが……ブロッコリーの量が減っている気がする。お皿が違うせいかも知れないけどね。でもデザートがプラスされているので、全体としてはグレードアップしてるといって過言ではないでしょう。
まずはブロッコリーサラダから。案外、食感が残っていて食べ応えがある。ブロッコリー美味しい。プチトマトも、酸味控えめで優しい甘味があって悪くない。
ジャガ芋コンソメ煮。前回は悪くなかったようだけれど、今回は、うーん、ちょっといまいち。芋がやや土臭く、気持ちかたい。味もあまり沁みていなかった。味が薄いのは仕方ないけれど、コンソメの旨味も薄く、全体として残念な感じ。
メインの付合せは人参グラッセとアスパラ。人参グラッセはやや人参の風味が強い印象だったけれど、バターの香りも甘味もあってそれなりに美味しくいただけた。アスパラは特に味付けはなく、そのままで良いかとも思ったけれど、ドレッシングかけて食べた。
メインは魚(タラ)のクリームソースかけ。タラは表面はプリッとしているんだけれど、中はちょいパサ。クリームソースは塩味控えめながらコクと旨味は感じられ、味が薄いとは思わなかった。タマネギの甘味とマッシュルームの食感も良い。ただ、タラそのものに味付けがされていないので、タラと一緒に食べると味が薄い。単体で食べる分には「薄味だな」ってくらいだけれど、ご飯のおかずとしてはだいぶ物足りない。おしい。
おかずが足りず、今回もふりかけ出動。ふりかけは美味い。
デザートは病院食にしてはオシャレな見た目。抹茶のロールケーキ(メニューには記載なかったけど)。控えめな甘さがちょうど良く、かための抹茶クリームも香りが良くコクもあり、普通に美味しかった。
個々の味に物足りない部分はあれ、まだ病院食そのものにはストレスを感じていない。大丈夫、まだ大丈夫。このまま以前と同じメニューなら、夕食は当たりのおかずのはずだしね。
◆2023年7月25日（火） 夕
・ごはん(220g)
・小松菜のごま浸し
・かき玉汁
・豚と野菜の味噌炒め
予測通りの当たりメニュー。
小松菜のごま浸し。小松菜だけでなく人参も入っていて彩りが良いですね。塩味は薄いけれど、出汁の優しい旨味とゴマのコクがそれなりの満足感を与えてくれる。食感も柔らかすぎず、悪くない。
かき玉汁は少しトロミがある。鶏出汁なのかな、ちょっと判別できない。ほのかに生姜(のしぼり汁)っぽい香りがする。優しい味わい。
メインは豚と野菜の味噌炒め。優しいは赤ピーマンと長ネギ(前はタマネギだったような)。病院食にしては濃い目の味付けで、しっかりご飯が進む。家庭的な美味しさ。
ほぼずっと横になっているのに、不思議と３食お腹が空く。空腹は最高の調味料ですなあ。
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◆2023年7月26日（水） 朝
・ごはん(220g)
・ホウレン草のお浸し
・味噌汁(玉葱・玉麸)
・炒り豆腐
・ふりかけ(たまご)
・牛乳
あれ？ 予想してたメニューじゃないな。今日は９月７日と同じメニューで良かったんだけど……。まあ仕方ない。
ホウレン草のお浸しから。食感は少し柔らかめ。おかかの旨味が十分で、塩梅もそう薄い感じはない。悪くない。
味噌汁はタマネギと玉麸。何か……量少なくない？ ちょっと汁が少ない気がするなあ。その分、具はちょっと多く感じる。そして相変わらずぬるい。味はゆるい感じだけれど大きな不満はないです。
メインは炒り豆腐。味つけも塩梅も悪くないんだけれど、何だろう、ほのかなエグみのようなものを感じる。ゴマ油なのかなあ。ちょっと気になる。でもおかずとしては優秀。
ふりかけが付いてくるのは嬉しい。メインのおかずも優秀だったので、しっかりお米を食べ切れた。
最後に牛乳。満足。
◆2023年7月26日（水） 昼
・ごはん(220g)
・白菜胡瓜ユカリ和え
・大根の含め煮
・さばの味噌煮
・デザート(オレンジ)
これは予想(９月７日)通りのメニュー。鯖好きだから嬉しい。そして前回と違ってデザートまでついている。なんか、グレードアップ傾向？
白菜胡瓜ユカリ和えは食感が良く、ユカリの味は間違いないので普通に美味しい。あんまり考えたことなかったけれど、こういう野菜の小鉢みたいなの全般好物なのかも知れない。自分でも作るし、奥さん作ったのも好きだし。
大根の含め煮。「大根の」と言いつつ大根、にんじん、しいたけ、さやえんどうが入っている。全体的に優しい味わい。野菜の味がけっこう濃く感じるので、薄味なのはそんなに気にならない。大根は皮ごとなのかね、ちょっと表面がかたい。栄養的には良いんでしょうが、大根は中心が柔らかくて甘く、外側はかたくて辛味もあるので、中心は煮物に外側は炒め物とかにすると良いですよ。かなり厚めに皮むくと劇的に美味しくなるからね。適材適所。にんじんは、にんじんの味(語彙力)。しいたけはそこそこ味沁みてる。さやえんどうは、さやえんどうの味(語彙……)。
メインはさばの味噌煮。うん、これは普通に美味しい。味つけもしっかりしている。ご飯が進む。鯖もパサついていない。
デザートはオレンジ。瑞々しくて嬉しい。でも、なんでこんな時に限っておしぼりついてないんだろう。ウェットティッシュあるから良いけどさ。
◆2023年7月26日（水） 夕
・ごはん(220g)
・キャベツと豆のサラダ
・南瓜の洋風煮
・和風ハンバーグ(80g)
(付合せ：ブロッコリー)
よし、予想通りのハンバーグだ。
まずはキャベツと豆のサラダ。これは普通に美味しい。キャベツと豆、そしてツナがフレンチっぽいドレッシングで和えてある。けっこう豆好きなんですよね。チリビーンズとかも好き。
次は南瓜の洋風煮。これは……何だろう。前に食べた時は気にならなかったけれど……マーガリンかな。マーガリンっぽい味と香りを感じる。何の出汁で煮てるのかわからないけれど、マーガリンがどうにも気になる。濃くは無いんだけどね。
メインは和風ハンバーグ。けっこう下味しっかりで、お肉も弾力があってまあまあ美味しい。和風のおろしソースはトロミがある。薄味だけれど、ハンバーグの味つけがしっかりめだから気にならない。少し大根の苦味があるかな。
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◆2023年7月27日（木） 朝
・ごはん(220g)
・味噌煮(大根・小葱)
・和風野菜炒め
・味ノリ
・牛乳
はい、９月８日の再現メニューですね。となると今日明日は……いや、希望を失ってはいけないな。
味噌煮はぬるい、ゆるい味。大根はけっこうな細切り箸で持つとには柔らかそうなのに、食べるとかたさがある。味もいまいち沁みてないし、その上大根の味もあまりしない。小葱も香りがしない。うーん、全体的にぼんやりした味噌煮ですねえ。
イワシのかつお煮は見た目通りの濃い味で、バッチリご飯のお供になる。塩味も甘味も旨味も期待通りの味。イワシよりカツオが強いけど。
和風野菜炒めは薄めの和風出汁で野菜とさつま揚げが炒め煮になっている。油っ気は全く無い。野菜はキャベツ、にんじん、タマネギ。炒め物とは言えないレベルにクタクタになっている。さつま揚げも味が抜けきっている。良く言えば優しい味。悪く言うと……ちょっと火を通し過ぎかな。
味ノリは普通に嬉しい。毎食付けてくれても良いのに(切望)。
安定を求めてふりかけ使用。
最後は牛乳。朝牛乳飲むとほんと腹持ち良い。
◆2023年7月27日（木） 昼
・ごはん(220g)
・小松菜のごま和え
・野菜のクリーム煮
・バーベキューチキン(90g)
(付合せ：インゲンソテー)
・デザート(グレープゼリー)
まずは小松菜のごま和え。火曜の夕食に出てきたのは「小松菜のごま浸し」。記録付けてなかったら違うメニューって気が付かなかったかも(９月８日は気付かなかった)。違うものと思って食べてみると、あー、なるほど、醤油の味が感じられないかも。お浸しっぽさがない。その分塩味は控えめ。小松菜、にんじん、ごまのシンプルな味わい。どっちが好きかと聞かれたら……ごま浸し、の方かな。
野菜のクリーム煮はクリーミィで程よい塩味。野菜はカリフラワー、タマネギ、ミックスベジタブル。おかずにしようと思うと心許ないけれど「野菜の小鉢」だと思って食べるとお替りが欲しくなる、不思議。美味しいです。前回より美味しくなっている気がする。
メインの付合せはインゲンソテー。正直そんなにインゲンって好きじゃない。味がキライなわけじゃないけれど、子供の頃同居してたおばあちゃんが割りとハイペースで出してきてた記憶があって、何かちょっと食べ飽きちゃったのかな。キュッていう食感も得意じゃない。でもこれはけっこう柔らかくてソテーされていて、キュッて食感がしない。味もバーベキューチキンの汁をガッツリ吸っていて、もはや目を閉じて食べたらインゲンとわからないレベル。いやここまでしなくても食べられますからー(独り言)。
メインはバーベキューチキン。バーベキューっぽい甘辛な味つけ。何の香りか知識がなくてわからないけれど、スパイスの香りも良い感じ。これでもうちょっと味が濃ければなあ。一応おかずに出来る塩梅だけれど、欲を言えば倍くらい濃かったら満たされるんですけど。お肉はちょいかたくなってるかな。肉汁が出切ってしまっている。
ふりかけ選手は毎試合登板しているなあ。
デザートはグレープゼリー。薄味に慣れてきたのでけっこう濃く感じる。
◆2023年7月27日（木） 夕
・ごはん(220g)
・華風和え
・里芋の鶏味噌がけ
・魚の香味焼あんかけ(シルバ)
まずは華風和え。モヤシとにんじんが中華風サラダになっている。まあ、あっさりとしていて、悪くない。食感もシャキシャキしている。
里芋の鶏味噌がけは、柔らかい里芋に甘めの鶏味噌が絡めてある。鶏味噌は薄味って程でもなく、まあまあ美味しい。
魚の香味焼あんかけは、うーん、パッとしないけれど悪くもない。魚はシルバ(銀ひらす)。ちょいパサですね。香味焼と言いつつ、いまいちその「香味」がわからない。和風で、マイルドな味わい。具はタマネギ、赤ピーマン、きのこ(……エリンギ？)。まあまあ美味しいです。でもごめんなさい、ちょっと醤油かけました。
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◆2023年7月28日（金） 朝
・ごはん(220g)
・味噌汁(麩・葱)
・いんげんのお浸し
・カニ風味高野のあんかけ
・練り漬物(あまのり佃煮)
・牛乳
主戦力がいねえ！ すみません取り乱しました。
まずはいんげんのお浸し。いんげんはそんなに好きではない(嫌いでもない)んですが、お浸しは好き。気持ち柔らかめの食感。塩梅はそんなに薄くなく、しっかり食べ応えある。おかずにはならない。
味噌汁の具は麩と葱。ゆるい、ぬるい。もちろん不味いわけじゃない。贅沢言っちゃいけないけれど、ねえ……。
メイン(？)はカニ風味高野のあんかけ。これね、美味しいんですよ。ほぼ素の高野豆腐の味なんですが、間に挟まった弾力あるカニ風味の何か(薄味)に、これまた薄味の和風あんがかかっている。味は薄いけれど、噛みしめると優しい味わいで、個人的にはけっこう好き。ただ、何かメインのおかずみたいな顔して並んでるんでね、大人しく小鉢に入ってろよ、と。……すみません取り乱しました。あと、よく見たら９月９日の時と比べてグリーンピースの数が明らかに減っている(５個→２個)。ここまで比較的グレードアップ傾向だったのに。
そして実質主戦力のあまのり佃煮。ごめんな、お前に全てを背負わせちまって……。海苔の風味はちょっと弱い。甘味は今回そこまで強く感じなかった。ご飯が進みます。いてくれてありがとう。
もちろんこれだけでご飯食べきるのは難しいので、当然のようにふりかけを使っていく。なかったらキツい。
牛乳を飲んで満たされる。
ご飯一膳は一般的に150gと聞きます。220gのご飯はまあまあ大盛。これを読んでいる皆さんはその事をイメージしながら読んで下さいね。そして入院するときは必ずふりかけを持っていきましょう。
◆2023年7月28日（金） 昼
・ごはん(220g)
・ダイコンのコンソメ煮
・春雨サラダ
(付合せ：茹野菜)
・デザート(メロン)
ダイコンのコンソメ煮から。「◯◯煮」の中にある大根がイチョウ切りって珍しい気がする。具は大根、にんじん、ベーコン。ちょっと根菜臭さが出ちゃっているけれど、切り方のおかげで味はきちんと沁みている。ベーコンも塩味と風味を補助してくれていて、薄味だけれどまあ悪くない感じ。切り方ってほんと大事。(９月９日の時は乱切りだった)
次は春雨サラダ。やや太めでギリギリプリッとしている春雨に、細切りの胡瓜と炒り卵。個人的な好みですが、炒り卵入ってる春雨サラダって、味がゆるくてあんまり好きくないんだよな……。ただ、入院食は基本的にゆるいんでね、そんなに気にならないです。酸味・塩味・甘味と全体的に薄いものの「ちょっと薄いな」くらいの印象。お弁当の隅っこに入ってる感じの味わい。ちなみに９月９日の時はハムも入っていたし、たまごは錦糸卵だった。さらに言うと、前回はマヨネーズが付いてきていて、自分で和えて食べる形式だった。これもちょっとグレードダウン？
メインの付合せは茹野菜。味つけ？ ないです。内容はホウレン草とシメジ。もうすっかり舌が薄味に慣れてきているので、味つけが無くてもそんなに気にならず食べられる。素材の味、素材の味。
メインは白身魚のチリソース。メニューに白身魚(メルル)って書いてあって「メルル……？」ってなったけれど、おそらくメルルーサ。片栗粉の衣はサクサクとは言わないものの、軽くてチリソースによく合う。白身魚はそんなパサついておらず悪くない。チリソースはけっこうちゃんとしている。ネギの風味やほのかな辛味も病院食にしては濃い味。しっかりおかずになるし、なかなか美味しい。
デザートはメロン。食感はかため。甘すぎず、あっさりした味わい。まあ悪くない。デザートは９月９日にはなかったので、昼食全体としてはグレードアップ、かな。
◆2023年7月28日（金） 夕
・ごはん(220g)
・白菜の甘酢
・肉豆腐(120g)
・デザート(オレンジゼリー)
メイン以外は９月９日と違うメニュー。９月９日は「山菜ご飯」「白菜のごま和え」「オレンジ」で「肉豆腐」だった。これはさすがにグレードダウン、かなあ。
まずは白菜の甘酢。完全に名前から想像した通りの味。病院食にしては酸味が強め。食感はシャキシャキ。
メインは肉豆腐。焼き豆腐がめちゃくちゃ好きなんで、これは嬉しいメニュー。上に乗ったいんげんは特に味付けなし。出汁はトロミがついていて、それなりの濃さがあって美味しい。牛肉もにんじんもタマネギも良い感じ。でも焼き豆腐は煮られておらず、出汁をかけただけの状態。前回(９月９日)はそれを残念に感じたけれど、今回はあんまり不満を感じなかった。焼き豆腐そのものが美味しく感じたし、出汁の塩梅も薄くないしトロミもあるので絡んでくれた。前回はトロミがなかったのかな？ 写真を見る限り、出汁の量は今回の方が多い感じ。何にせよ、美味しくいただけた。
デザートはオレンジゼリー。皮っぽいほのかな苦みも感じられ、そこそこ濃厚で美味しかった。
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◆2023年7月29日（土） 朝
・ごはん(220g)
・味噌汁(茄子・葱)
・大根の金平風
・温泉卵
・ふりかけ(たらこ)
・ジョア
今日は肉(29)の日！ お肉のメニューが出てくると良いな〜。ちなみに今日以降は９月の入院の時とメニューが変わってくるはず(９月時は選択メニューがあった)。
味噌汁は茄子と葱。茄子がちょっとかたいな。味は相変わらずゆるいけれど、温度は病院食にしてはやや高め。嬉しい。
温泉卵は……嫌いじゃないけれど、いまいち立ち位置を理解出来ていない食べ物。単体ならゆで卵や味玉の方が好きだし、何かに乗せるのも無条件にウェルカムでもなく……。
メインは大根の金平風。大根の金平、ではなく金平風なのがポイント。ゴマ油や唐辛子の気配はない。炊いた大根とにんじんにすりごまが和えてある感じ。まあ美味しいっちゃ美味しいんだけれど、何か物足りない……あ。ひらめいた。全てをご飯に乗せ、さらに温泉卵をオンすることに。うん、何かちょっと少し良くなったな。パッとしない味だけれど、それぞれで食べるより満足感は上がった気がする。
ちなみにご飯に乗せちゃう前にふりかけを使用。持参したふりかけは「おとなのふりかけ」なんですが、それと比べちゃうと、うーん、あんまり美味しくないですねえ。たらこらしい味も激弱だし、プラスされている鉄分のせいか、何処となく雑味を感じる。
ジョアは普通に美味しい。
まあ肉の日とは言えね、そんな朝からお肉はなかなか出ないですよね。お昼に期待。
◆2023年7月29日（土） 昼
・ごはん(220g)
・胡瓜の華風酢の物
・豆腐シュウマイ
・五目あんかけ
・デザート(りんご)
肉か！？ と思ったら豆腐シュウマイ。五目あんかけは、お肉が入っていたとしても肉メニューにはカウント出来ませんなあ……。
胡瓜の華風酢の物。ほのかな酸味と、比較的強めの甘味、カニカマの旨味と塩味。全体としては比較的濃い目の味。悪くない。
豆腐シュウマイは予想外にプリッとした食感。下味もしっかりしていて、ほのかに香る生姜っぽい風味もアクセントになっている。なかなか美味しくて食べ応えもある。
五目あんかけは、もう全部ごはんにかけた。具は豚肉、さやえんどう、白菜、にんじん、キノコ、エビ。味付けが優しいのは仕方ないけれど、けっこう具沢山で悪くない。
デザートのりんごはシャクッとした食感が入院中の甘やかされた顎に嬉しい。ただ漬けてた塩水の影響でしょうが、ちょっと塩味を強く感じた。
うーん、お肉のメニューが出ませんねえ。夕食に期待。
◆2023年7月29日（土） 夕
・ごはん(220g)
・キャベツの生姜和え
・魚の照り焼き(100g)
(付合せ：ボイルいんげん)
・サツマイモ甘煮 レーズン
肉はどうした肉は！？ 肉の日やぞ！
……すみません取り乱しました。
でも……ええっ？ にく……肉の日……。病院に肉の日はないようです。血も涙もない。
キャベツの生姜和えは……正直、肉が出なかったショックであまり覚えてないです。ちょっと野菜に甘味が無かったのと、生姜の風味が良くわからず土臭い感じがしたのが嫌でした。悪い記憶は残る。
付合せのボイルいんげんは親の仇の様に一気に平らげてやりましたよ。ヘルシーですね。
メインの魚の照り焼きは、まあ期待外れではあったものの、赤魚の程よい弾力と、物足りなさはあるもののしっかり中まで味の沁みた照り焼き具合とでまあまあ美味しかったです。君とは別の日に出会いたかったよ……。
デザートはサツマイモ甘煮。サツマイモがね、甘く優しく煮られていてね、レーズンの甘酸っぱさも良いアクセントですね。
確かにね、入院中、肉のメニューよりも比較的魚のメニューの方がハズレがないのは身をもって知ってます。でも、今日は、肉々しい肉が食べたかったです……。私の勝手な願望ですけどね、ハイ。
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◆2023年7月30日（日） 朝
日曜日か……。入院は２週間の予定なので、まだ折り返し。前回、前々回と１か月の入院だったのでまだ気は楽だけれど、それでもまだ半分かあ……。
・ごはん(220g)
・味噌汁(玉葱・玉麸)
・チンゲン菜のお浸し
・五目巾着と野菜煮
・ふりかけ(カツオ)
・牛乳
まずはお味噌汁。タマネギは良いよね、甘味が加わって。相変わらずぬるいけれど。
チンゲン菜のお浸しは……ホウレン草にしか見えねえなあ。食べてみても……ホウレン草だと思うんだけどなあ。メニューとの内容変更はありえるって話なので、これはホウレン草のお浸しでしょう。普通に美味しいです。
付合せの野菜煮はにんじんとさやえんどう。薄味。
五目巾着の中身はにんじんやタケノコなどのみじん切りの野菜が、多くもなく、少ないってほどでもない量入っている。薄味だけれど味は沁みている。まあ、悪くはない。
ふりかけはカツオ。良くはないけれど悪くはない。
最後は安定の牛乳。
ずっと220gのご飯をどう食べるか悩んできたけれど、よく考えたら減らしてもらっても良いんじゃないか、と。残すのは絶対イヤだけれど、減らしてもらった方がむしろストレスが減るのでは、と。別にお腹的には多い事はないんだけれど、別にそこまで腹ペコじゃないし。「おかずが足りない……」とか悩むくらいなら、減らした方が平和な気がする。いつも脊髄反射的に大盛を頼んでしまう人間だから、これだけ入院してようやく思い至ったというね。一応看護師さんに伝えてみた。医者の指示が必要だから、もしかしたら来週火曜くらいからご飯の量が減るかも。いっそちょっと痩せて帰ろう。
◆2023年7月30日（日） 昼
・ごはん(220g)
・ナスの牛肉炒め
・鶏肉の胡麻焼き(80g)
(付合せ：ししとうソテー)
・デザート(洋梨)
ナスの牛肉炒めからいただく。トロトロの茄子と細切りのにんじん、そして「挽き肉かな？」という形状の牛肉。味はまあまあ美味しい。和風の味付けなんだけれど、やっぱり牛肉って良いね。旨味がある。おかずにもなる。
次に付合せのししとうソテーを片付ける。お……おお、辛いな、辛いししとうだ！ ただ病院食にあるまじきその辛味が辛い物好きの私には嬉しい刺激。
鶏肉の胡麻焼きは、名前から想像した通りの味。塩味が少なめな分をまぶし焼きになった胡麻が補ってくれている。塩味少なめといっても悪い塩梅じゃない。しっかりおかずになる。
デザートは洋梨。袋の中でほんのちょっぴり凍っている。柔らかい食感と、少し凍った部分のシャリッとした食感のコントラストが良い。甘味も爽やかで美味しい。
パッと見「目がおかしくなったのか？」ってくらい色味のないメニューで不安だったけれど、味は悪くなかった。
◆2023年7月30日（日） 夕
・ごはん(220g)
・ちらし寿司(土用)
・冬瓜のカニあんかけ
・ホウレン草のお浸し
・すまし汁
急にどうしたのかと思ったら、土用の丑の日だからそれに因んだメニューですって。良いじゃん良いじゃん。
すまし汁は、思ったよりすましてない(？)感じで、ちょい甘味が感じられ、ネギの風味もあってまあまあ美味しかった。
ホウレン草のお浸しはけっこう柔らかめで、出汁含めて水分が多い感じだった。悪くない。
冬瓜のカニあんかけは柔らかく炊いた冬瓜に、かためのカニカマ入りの餡がかかっている。これもまあ悪くない。
メインのちらし寿司。酢飯に細く切られた具材(しいたけ、にんじん)が控えめに混ぜられている。上には錦糸卵とウナギ。酢飯部分は「混ぜるだけ〜」ので作ったような味なので悪くない。錦糸卵は、味の主張は弱め。ウナギはレトルトっぽいグニグニした食感で、期待する味の濃さはないけれど、ここまでで飽きていていた入院食のテイストとは異なるので、もうそれだけで嬉しい。
気付いたら10分くらいで食べ終わってしまった。贅沢な話だけれど、やっぱり病院食のメニューって単調というか、全体的に優しい味だからどうしても飽きてくる。だからこうやってテイストの異なるメニューが出てくるとほんと嬉しい。あー、麺類とかパンが食べたい。食べたい(切実)。
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２週目に続く。
↓前回の入院はこちら。
【番外編】入院中のお楽しみ part３の１ 11/29～12/4 - 楽しくなければごはんじゃない
↓話題にも上がっている前々回の入院はこちら。
【番外編】入院中のお楽しみ part２の１ 9/5～9/11 - 楽しくなければごはんじゃない
