今日は特に何でもない日。奥さんがバイクで金沢の方へ行ったついでにお弁当を買ってきてくれた。
創業大正十二年か。と、いうと去年で百周年。関東大震災の年に創業したわけか。うーん、歴史を感じる。
今回は尾島の海苔弁当と国産牛すきわっぱを購入。仕出し屋さん、なのかな。直売所で買うと少しお安く買える様子。
私は海苔弁の方をいただくことに。
ご飯の上には海苔。おかずは焼豚✕3枚、鶏の竜田揚げ✕1個、味玉✕半個、きんぴらごぼう、高菜炒め。
まずは焼豚。とりあえずタレをかけずに一口。あ、美味しい美味しい。箸で持った感じが固かったのでパサパサかなあ、と思ったらそんなことはなく、固いは固いけれどサラミ的なドライさという感じか。中華の叉焼らしい甘味と華やかな風味が私好み。タレをかけると甘味と塩味がそのままアップする感じ。
ご飯は見たところ少な目に見えたけれど、想像以上にギュッと詰まっている。気持ち柔らかめのご飯は良い意味で品がなく潰れて詰まっていて、何となく昔懐かしい愛情のようなものを感じるのは私だけだろうか。
竜田揚げは時間が経ってしっとりサラサラした衣に、ぷりっとした食感の鶏肉。素朴ながらしっかりと下味がつけられていて、ご飯によく合う。美味しい。
味玉は白身は固め、黄身は半熟。かなり好み。
全体的に味濃いめで甘め。でもしょっぱ過ぎないし、甘めと言ってもベタベタした甘さじゃない。変に上品じゃないところがとっても良い。老舗仕出し屋らしい美味しさって感じかな。ボリュームもちょうど良い。
結局ね、茶色の濃さは旨味の濃さなのよね。
こちらは奥さんの国産牛すきわっぱ。これまた甘辛くて美味い。そうよ、お弁当はこれくらい濃い味じゃないといかんのよ。これ、ご飯も美味しいんだろうな。ご飯と牛すきが一体化していて、どこからどう食べても美味しい。
うん、何だろう、妙に満足感が高い。
他のメニューも試してみたいな。