今日は年内最後の通院日。やっぱり今年の外食を〆るのはこのお店でしょう。
いつもけっこうランチタイムを過ぎてから来ることが多いけれど、今日はランチタイムど真ん中。けっこう混んでいて活気がある。
前日から握りにするか丼にするかめちゃくちゃ悩んだ。いや、でも１年の締め括りには握りが良いでしょう。ということで満腹握りをチョイス。
満腹握りは11貫＋巻物＋玉子。内容はまぐろ、いか、蒸しえび、日替わり白身(今日は真鯛)、サーモン、えんがわ、日替わり貝(今日は白とりがい)、光物(あじ？)、生げそ、ねぎとろ軍艦、いくら軍艦、鉄火巻、かっぱ巻、そして厚焼き玉子。
日替わりのお味噌汁は海老頭。美味い。
さあ、ひとつひとつ味わっていこう。
とりあえず厚焼き玉子を味わう。塩味、甘味、出汁のどれも突出しておらず、かと言って玉子臭さもない。食感はプリッとしていて、パサつきがない。インパクトは強くないのに、妙に旨い。箸休めとして非常に優秀。
握りのトップバッターは真鯛。ギュッと詰まった食感に、上品な旨味と優しい甘味。ほんと、しっかりと味を感じられる鯛だなあ。美味い。
次はいか。コリッとした食感もありつつ、口の中でじわっととろける感じもある。臭みはなくて甘味が感じられる。シャリとのバランスが良くて、刺し身としてというより寿司として美味しいいかって感じ。
サーモンはいつもながら、脂っこくないのに旨味たっぷりで、鱒らしい風味も良い。舌触りはしっとりとしていて、美味いんだよなあ。
続いて白とりがい。もしかしたら初めて食べたかしら。磯臭さのないすっきりとした風味、コリッとしつつ歯切れのよい食感、優しい甘味と旨味。へー、美味しいね。
蒸しえびは身に厚みがあってプリッとしている。ボイルえびは何かと食べるけれど、これは水っぽさもなくプリプリで旨味も強くて、完全に予想を超えてきている。美味いなあ。
生げそはコリコリ食感で、すっきりとした風味。ほのかな苦味と甘味が共存していて、ラインナップの中で良いアクセントになっている。
光物(あじ、のはず)は生臭さがなく、しっとりつるりとした食感が良い。脂は強すぎないけれど甘味も感じられ、爽やかな風味で美味しい。
次はえんがわ。けっこう他所の回転寿司で食べると臭みがあったり、脂っ濃かったり、逆に味がしなかったりとハズレの場合も多い印象。でもこのえんがわは食感はコリコリで臭みはなく、脂っ濃すぎず、甘味と旨味がしっかりある。普段えんがわに興味のない奥さんやお義母さんも絶賛。美味い。
ラストスパートでまぐろ。食感はしっとり、舌触りはつややか。旨味があって赤身らしい味わい。厚みもそこそこあって食べ応えもある。
ねぎとろ軍艦はもう言うまでもなく美味い。何でこんなに美味しいのか疑問。食感はふわふわで、脂っ濃くなく、生臭くもなく、やたら旨味がある。もし何かが混ぜられてこの美味しさになってるんだとしたら、いやみんな真似したほうが良いよ、ってくらい美味い。ボリュームもたっぷりで食べ応え十分。パリパリの海苔も悪くない。最高。
握りのラストはいくらで。つぶつぶで瑞々しくて、風味も良いし、ばっちり美味い。他の漬けとかにも言えるんだけれど、この店の合わせ調味料は何でこうも風味が良いかね。酒臭さもなければ醤油のキツさもないし、出汁も強すぎないし……。ほんと良い塩梅。
合間に巻物も。
鉄火巻は特筆するところはないけれど、普通に美味しい。握りの合間に食べる分には良いポジションだけれど、単体だとちょっと弱いかしら。
かっぱ巻は実は大好物なので、お義母さんの分までいただきました。瑞々しいきゅうりと、シャリの甘味が良いバランス。美味しいです。
今日のシャリも良い塩梅でした。甘味も酸味も立ち過ぎず、ネタの味わいを後押しするような旨味。固さもほど良い。
さあ、ここからは延長戦。
まずは我々の定番、サーモン軍艦。パリッとした海苔の風味、しっとりとしてイヤミのない旨味のサーモン、鱒の風味とマッチした生姜の香り。相変わらず美味しいです。ボリューム感も素晴らしい。
握りで好評だったえんがわは切落し軍艦でおかわり。切落しと言いつつ、たっぷり乗った１切れ１切れがけっこうなサイズ感。味の感想は握りの右に同じだけれど、そこにまた海苔の風味がマッチしている。美味い。
ラストはねぎとろ軍艦。ほんと、何でこんなに美味しいんだろう。１貫の満足感が異常。何で、こんなに美味しいんだろう。
忘れちゃいけないのは、醤油や甘ダレ、ポン酢も全部やたら美味い。
私にとって、今年を象徴するお店になりました。
大満足。また来年。
↓前回はこちら。
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