楽しくなければごはんじゃない

食べるの大好き。食いしん坊おじさんの個人的なごはんの記録です。Twitterもやっています。@ksb043

【番外編】入院中のお楽しみ part2の2 9/12~9/18

入院も2週目に突入しました。まだしばらく続く予定ですので、どうぞお付き合い下さい。

 

↓先週分はこちら。

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◆9月12日(月) 朝

9月12日(月)の朝ご飯 8:00


おや、ここ数日「みなれないやつ」がご飯のお供に付いてきていたけれど、今日は「みなれたやつ」がいるぞ。

 

野菜は「胡瓜とオクラのお浸し」。ネバネバとシャキシャキという異なる食感のハーモニー。味もほんのり酸味があって、朝の体に優しい。好き。

「味噌汁」の具は豆腐。けっこう固めの絹ごしで、個人的には好き。今回はそこまで具が少ないって感じではなかった。

メイン的なポジションは「千草焼き」。鳥挽き、青菜、ニンジンが入った和風オムレツみたいな感じ。出汁がきいててけっこう美味しい。おかずになる。

「みなれたやつ」は丸美屋のさけふりかけ。ド定番な味ながら、間違いない満足感がある。ふりかけご飯って、普段はおかずあるしって思ってそんなに食べないけれど、食べると美味しいなって必ず思う。日本の米食文化を語る上でもっと重要視すべき料理(調味料?)な気がする。

 

 

◆9月12日(月) 昼

9月12日(月)の昼ご飯 12:30


朝食後にシャワー浴びただけでヘロヘロになり、ちょっと寝て起きたらもうお昼。お腹空いてるかって? もちろんですとも。

 

野菜は「もやしのごま和え」。ごま和えというよりは、中華サラダ的な味のまとめ方。ツナが入って食べ応えはアップしてるけれど、食感の面ではちょっと邪魔してる感がある。歯切れ良くシャキッと食べたかったかな。

もう一皿の野菜は「里芋のみそだれかけ」。柔らかく茹でた里芋とニンジンに味噌ダレがかけられている。この味噌ダレ、味噌の風味と塩味と甘味のバランスがなかなか良い。味噌の風味が強すぎるのも、甘味が強すぎるのも個人的にはあんまり好きでないので、これは美味しくいただけた。

メインは「金目鯛の煮つけ」。病人食だからしっかり骨が取り除かれていて食べやすい。でも、先にボイルなど下処理をしてから汁で煮た感があり、かなりしっかり火が入っている割に味の沁み方が物足りない。部分的に魚臭さも若干感じられ、少し残念。薬味も白髪ネギより生姜が良かったなあ。汁がけっこう濃い目で美味しかった分、もったいない。

添え物の「絹さや」は、鯛の身にわずかながら香りが移ってしまっていて、上には乗せないで横に添えて欲しかったなあ、というのが正直な感想。

 

 

◆9月12日(月) 夕

9月12日(月)の夕ご飯 18:00


おかずに揚げ物があると、何て心強いんだろう。

 

野菜は「白菜のゆかり和え」。先週の水曜に食べたのは「白菜と胡瓜ゆかり和え」だった。キュウリが無い分、ゆかりの酸味と塩気を強く感じられる。

「きのこのソテー」は椎茸、しめじ、赤・緑ピーマンと入っているにもかかわらず、良くも悪くもエリンギの風味が強く感じられた。

メインは「鶏肉の立田揚げ」。けっこう大きめのが3つで嬉しい。食べてみると下味はしっかりついていて美味しく、鶏肉も柔らかくて良い感じ。ただ衣に関しては、揚げた後きちんと油を切らずに山積みにでもしていたのか、衣が油を吸ってしまいボロボロとした悪い食感になってしまっていた。こういうツメの甘いのは良くない。せっかく美味しいのに。

添え物の「いんげん」は特に味付けもないので消化試合です。

 

 

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◆9月13日(火) 朝

9月13日(火)の朝ご飯 8:00


今朝はパン。

 

サラダは「チーズサラダ」。サウザンアイランドドレッシングをかけていただく。チーズにこのドレッシングのチョイスは朝から重いんじゃないかと思ったけれど、食べてみるとそんなことも無かった。自分があんまり混ぜて食べなかったのもあるけれど、上部はドレッシングでしっかりした味、下部はドレッシングのバランスが少なくなった分をチーズが補強しつつさっぱり食べられた。

「スープ」は、優しい塩味のスープに大根が少々、葉が少々入っている。そもそもスープの量がちょっと少ないし、具は本当にちょっとしか入っていないので、けっこう残念な感じ。味は悪くないけどね。

パンは前回と同じで、丸い「パン」と「カスタードロール」の二種類。今回もほんのり温かい。そしてパンのサイズに対してマーガリンとジャムの量が多い。ジャムは今回アプリコットだったので、甘味のあるカスタードロールに酸味が加わる感じで、けっこうたっぷり付けても気にならずに食べられた。

最後に「牛乳」でフィニッシュ。

 

 

 

 

◆9月13日(火) 昼

9月13日(火)の昼ご飯 12:30


野菜は「胡瓜の酢のもの」。チクワ入ってるの珍しい。でも食べてみると普通の胡瓜の酢の物の味で、あんまりチクワは感じられなかった。

続いては「きんぴらごぼう」。普通にごぼうの歯ごたえある食感を想像していたけれど、食べてみてびっくり、何かね、すかすかなのよ。水を吸いきった割り箸のようと言うか、ごぼうにあるべき固さが全くない。逆にどうやって作るんだこれ。味付けは油控え目なきんぴらってだけなのでおかずにはなるけれど、最後までこの食感には慣れなかった。

メインは「焼きさばのおろしあん」。好きなんですよ、鯖。焼き鯖自体は塩気もほどよく、脂は控え目でもパサつく程ではなく、まあ普通に美味しい。おろしあんも味は悪くないんだけど、病人食だから嚥下しやすいように妙なとろみがつけてある。その舌触りがちょっと違和感あるよね。

添え物として「人参甘煮」。ニンジンの土臭さのようなものもなく、わざとらしくない甘さで美味しい。でも、鯖にくっついてたせいで少し鯖の匂いが移ってしまっていた。気を付けてほしい。

 

 

◆9月13日(火) 夕

9月13日(火)の夕ご飯 18:00


今日の夕食は、何て言うか、色味が無いな。

 

「サラダ」はレタス、キュウリ、コーン、赤ピーマン。ドレッシングはフレンチ。もちろん味はどうってことないんだけれど、赤ピーマンの皮がちょっと歯切れが悪くて、キュウリとレタスのシャキシャキ食感を邪魔している。惜しいですねえ。

コンソメスープ」には具としてタマネギ、しめじ、そして再び赤ピーマン。もちろんサラダと同じ赤ピーマンなので、食感がちょっと気になる。味が悪いわけでは無いんだけどね、中学生の調理実習みたいなスープだな、と。(辛辣)

メインは「めかじきのグラタン風」。私、めかじきも好きなんですよ。食べてみるとめかじきの味がしっかりと感じられた。食感もパサついてはおらず及第点。ベシャメルソースは薄味なのでちょっとボケているけれど、チーズの塩気とコクがカバーしてくれている。マッシュルームもちゃんと味・食感両面で仕事している。悪くない、美味しい。

添え物の「ブロッコリー」は特に味付けなし。でもそれで良いのです。

 

 

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◆9月14日(水) 朝

9月14日(水)の朝ご飯 8:00


入院10日目。そろそろ外の世界のご飯が恋しい。

 

野菜は「キャベツのお浸し」。具はキャベツとニンジン。シンプルで美味しい。朝こういう食感のあるもの食べると目が覚めて良いね。

「味噌汁」の具は先週土曜日ぶりの茄子。前回より茄子が柔らかくて、汁を吸っていて美味しく食べられた。

メインは「にしんの照り煮」。想像していたより身が柔らかくて、優しく甘辛い味付けとマッチして美味しい。これは良いおかず。ただ一緒に盛られた大根は一緒に煮込んだわけではないんだろうな、大根そのものは美味しかったけれど、にしんの魚臭さが触れてた部分にだけついていて違和感。一緒に煮るって大事。

味のりは本当に嬉しい。ご飯を巻いて食べると、これだな、って感じがする。

牛乳飲んでフィニッシュ。

 

 

◆9月14日(水) 昼

9月14日(水)の昼ご飯 15:30


今日もまた5時間にわたる超しんどい治療が終わり、ヘロヘロの状態で病室に戻った。疲れた体にカレーの香りが食欲を誘う。

 

「サラダ」はレタスにキュウリ、プチトマトに加え小エビが入っている。嬉しい。まあ味はマヨネーズ味なんですけどね。美味しいです。

メインは「ポークカレー」。濃い味に飢えているので嬉しい。さて一口……ん? もう一口……。おかしい。香りもコクも具材そのものの味もするのに、めちゃくちゃ味が薄いぞ。舌が馬鹿になったか? 恐る恐る「らっきょと福神漬」をつまんでみる。ああ、大丈夫だ。ちゃんと味がする。もう一回カレーを食べてみる。ダメだ、塩味も甘味も辛味もほとんど感じられない。何なら食後に飲んだ「ジョア(マスカット味)」の方がずっと味が濃い。

 

何という残念さ。無念。

 

 

◆9月14日(水) 夕

9月14日(水)の夕ご飯 18:00


昼食の無念を引き摺ったまま夕食。

 

野菜は「もやしのナムル」。「もやしの」と言いつつ、もやしよりニンジン、ほうれん草の方がずっと量がある。味は中華っぽい風味にリンゴ酢か何かかな、少し甘味のある酢の味。個人的にはあんまり得意じゃない味だった。

スープは「中華スープ」。具はワカメと豆腐。まあいわゆるワカメスープだね。悪くない。

メインは「カニ玉あんかけ」。箸で切るとけっこう強い弾力。食べてみると……また薄い……。別にね、薄味そのものがイヤなわけじゃないんです。薄味は嫌いじゃないんです。でもさ、おかずとして最低限欲しい味の濃さってあるじゃない。私、食事制限されてるわけじゃないんだから。うう、カニ(カニカマ)の塩気も玉子のコクや甘味も感じられない。念のためスープ飲んで確認したけれど舌はおかしくない。美味しくないわけじゃないんだけど……おかずには……ならない。

 

2連敗。

 

 

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◆9月15日(木) 朝

9月15日(木)の朝ご飯 8:15


今朝はパン。だからおかずの心配はいらない。(昨日のトラウマ)

 

野菜は「大根サラダ」。細切りの大根とニンジンが、酸味を抑えた和風ドレッシングで和えてある。食感も良いし、味も悪くない。ボリュームもそこそこあって嬉しい。

次に「ウインナーソテー」。嬉しい。ソーセージの類いが大好物なので、素直に嬉しい。ウインナーな皮のないタイプで、味はあっさりしたサラミって感じ。正直味には期待してなかったけれど、案外悪くなくてテンション上がる。一緒に柔らかくソテーされたタマネギも甘味があり、ウインナーの香りもついて食べ応えがある仕上がり。

で「パン」。今回は丸い「パン」が2個にいちごジャムが1つ。てことは……そうか、マーガリンは「カスタードロール」用だったのか。ようやく病院側の考えがわかった。パン2個にジャム一袋はちょうど良い量で、普通に美味しくいただけました。

牛乳飲んでごちそうさま。

 

 

◆9月15日(木) 昼

9月15日(木)の昼ご飯 12:30


午前中は久しぶりにのんびり過ごしお昼の時間。

 

野菜は「ミモザサラダ」。具は玉子の黄身、レタス、底の方に枝豆。うーん、確かに黄身は乗ってるけれど、これ、ミモザサラダって呼んで良いのかなあ……。ちょっと抵抗あるなあ……。味はフレンチドレッシングの味なんで、特に感想なし。

もう一品野菜「カリフラワースープ煮」。コンソメスープでカリフラワーとニンジン、タマネギが柔らかく煮てある。塩味も甘味もバランス良く、ほっとする味。

メインは「鶏肉のプロバンス風」。鶏肉はパサついてなくて及第点。トマトソースは酸味というかトマトの味が濃い感じなので、塩味は物足りないながらも薄味ってわけではなく、ちゃんとおかずになる。量が物足りないのが残念。

デザートは「すいかのゼリー」。開けるとスイカっぽい赤い色のゼリー。食べてみるとちょっとシャリシャリしてて(底の方凍ってる?)スイカっぽい感じが良く出ている。味はまあこんなもんか。

 

 

◆9月15日(木) 夕

9月15日(木)の夕ご飯 18:10


提供済みのご飯を目の前に主治医と話す。ちょっとタイミングずらして欲しかったですねえ。

 

野菜は「チンゲン菜ソテー」。食べてみると何かちょっとえぐ味がある。チンゲン菜ってこんななるか? 薄味がえぐ味を引き立てる。残念。

小鉢的なポジションが「涼ばん茄子」。これは美味しかった。ネギは香りと甘味、ゴマ油は風味とコク、少し強めだけれど角の立っていない酢の酸味も良い塩梅。皮をむいた茄子は柔らかすぎず、ひんやりとしていて爽やか。ご飯のおかずにもなる程度の塩味もあり優秀。美味しい。

メインは「肉団子のきのこあんかけ」。肉団子は薄味ってほどでもなく、餡もそれなりに塩味があり安心。おかずになる。ピーマンはちょっと餡の味に勝っちゃってて浮いてる感じになってたけれど、全体としては悪くなかった。

 

1勝1敗1分ですね。

 

 

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◆9月16日(金) 朝

9月16日(金)の朝ご飯 8:00


……おかずはどれだよ!

 

まずは「野菜」……と言いたいがこれがメインに当たるんだろうか。「小松菜の煮浸し」。食べてみると不思議とニンジンの味が強い。悪くはないけれど、良い塩梅とは言い難い。おかずになら……なくもないか、なあ。

「味噌汁」は銀杏切りの大根。味はまあ、そんなに薄いわけじゃないし、なんならさっきの小松菜よりおかずに出来るよね。

そして確実にご飯のおとも足りうるのは「あまのり佃煮」。個人的にはちょっと甘過ぎるんだけれど、こういう時には心強いなあ。

「温泉卵」は……みなさんおかずに出来ます? 何かのどんぶりに乗ってる分には良いですが、単体ではちょっとおかずにはならない。結果的に、今日の朝ご飯は圧倒的ご飯のおとも不足。

牛乳を飲みながら、今後どう白米と戦っていくか考える。

 

(後程ふりかけを購入しました。これで安心)

 

 

◆9月16日(金) 昼

9月16日(金)の昼ご飯 12:30


今日は検査だ何だと慌ただしい。慌ただしい合間のランチタイム。

 

野菜は「かぶの酢の物」。塩梅もほどよく、歯応えも良く、なかなか美味しい。カニカマはかなり細かく刻まれているので、食感を邪魔せず、隠し味的に旨味を加えてくれているのが好感。

小鉢的なポジションが「炒り豆腐」。しっかり水を切った豆腐の食感は挽き肉に近く、味付けもしっかりしているのでおかずになる。悪くない。

メインは「ハンバーグ照焼ソース」。弾力のある食感のハンバーグは下味もしっかりしていて、照焼ソースと相まって普通に美味しい。ご飯も進む。どことなくノスタルジックな味わいに感じるのは個人的な思い出なんだろうか。

付け合わせはいんげんと「人参甘煮」。どちらも照焼ソースがからまり、良い感じに美味しくいただけた。

 

うん、今回はちょっと元気出たぞ。

 


◆9月16日(金) 夕

9月16日(金)の夕ご飯 18:00


午後も色々あってくたくた。そんなところに中華でまとめてきましたか。嬉しいじゃない。

 

「サラダ」はツナマヨサラダ的なやつ。キャベツとキュウリとニンジンがツナで和えられている。食べ応えがあって良し。味も悪くない。

ご飯は「五目炒飯」。ちょっと具が細かすぎますねえ……。チャーシューと思われる小さな小さな肉片と

、これも細かな椎茸、目の錯覚かと思うようなニンジンのかけら、玉子、グリーンピース。なるほど、五目だ。味はちょっと薄ら呆けっとした味。油で炒めたものじゃない。パラッとしたおこわみたいな感じ。まあ、良いんです。ちょっとでも変化球が来てくれたら、それだけで嬉しいんです。

メインは「魚の葱ソースがけ」。これは美味しかった。ネギとゴマ油の風味、隠し味ほどの酸味、塩梅も良くメカジキの身にマッチしている。昨日の夜の「涼ばん茄子」と同じ方向性の味付けだね。この味付けは当たりなんだな。

最後にデザート。最初凍った状態で届いたのは、缶詰のやつっぽい黄桃。久しぶりに食べたな。味は想像通り。

 

まあまあ満足。

 

 

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◆9月17日(土) 朝

9月17日(土)の朝ご飯 8:00


13日目の朝。これは、ちょっと、質素だな。

 

野菜は「いんげん胡麻和え」。あんまり食感がキュッキュとしてなくて、個人的には食べやすい。ゴマの風味と塩梅も悪くない。

「味噌汁」はちっちゃな玉麩がみっつ。もう少し食べ応えが欲しいなあ。

メイン、なのかな。「高野豆腐含め煮」。上に乗ったさやえんどうは味付けなし。高野豆腐も、あんまり味が沁みてないなあ。一緒に入った椎茸はツルッとした食感で美味しいけどこちらも味沁みなし。おかずにはならんなあ。

「ふりかけ」があるので多少助かる。でもこのご飯の量にこのふりかけだけじゃ足りない。仕方がないので、昨日ゲットしたマイふりかけを追加。事なきを得た。

ジョア」はストロベリー。ここまで素朴な味が続いたので、味の濃さに驚く。

 

 

◆9月17日(土) 昼

9月17日(土)の昼ご飯 14:00


今日も長時間の治療。いつもよりは短めだったけれど、病室に帰ってからがしんどかった。

 

お昼のメインは「焼きそば」。食べやすくて良いね。いわゆる「ソース焼きそば」だけどソース感は控えめ。でも薄いってほどじゃない。良かった。具は豚肉、キャベツ、タマネギ、もやし、ニンジン、ピーマンとけっこう具沢山。でもちょっとピーマンの香りが強いかなあ。ソースが弱い分、少し気になった。とはいえ、ボリュームもそれなりにあり、たっぷりの青のりも嬉しく、けっこう満足。

「彩しゅうまい」は白、黄、緑の3食。色で味が違うかと思って味わってみたけれど、若干違うような気はすれど、明確な違いはわからず。味は普通に美味しかった。

デザートは「オレンジ」。こういうフレッシュな味が、けっこうシンプルに嬉しい。

 

 

◆9月17日(土) 夕

9月17日(土)の夕ご飯 18:00


お昼食べてからさっきまで寝ていたにもかかわらず、ちゃんと時間にお腹が空くから不思議。これだけしっかり食べているのに体重はちょっと減ってるからね。健康的な生活になってるのかしらね。いや、全然健康じゃないから入院してるんだけどね。

 

野菜は「ブロッコリーのお浸し」。味はまあお浸しなんですけど、ブロッコリーの味が完全に消えてる。えっこんな消える、ってくらい消えてる。味は悪くないんだけれど、もう少しブロッコリーの味を活かして欲しかったですねえ。

次に「大根の炒め」。非常に漠然としたメニュー名。棒状に切られた大根とニンジンが和風の炒め煮みたいな感じになっている。やたら大量のゴマが振りかけられていて、油気のないきんぴら的な味わい。悪くないけれど、特別な感想はなし。

メインは「鯖の七味焼き」。鯖は脂ものっていて、焼き加減も良く、普通に美味しい。七味は香りが飛んでしまっていてちょっと残念。ただ、ほんのりとした辛味が入院中には嬉しい刺激。鯖好きなんでね、単純に嬉しい。

添え物の「アスパラ」は特に何の味付けもないけれど、鯖にくっついてたせいで魚臭い。何故同じ過ちを繰り返すのか。患者アンケートを取るべきだな。

 

 

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◆9月18日(日) 朝

9月18日(日)の朝ご飯 8:00


今朝はパン。
 

野菜は「チキンサラダ」。レタスとキュウリの上に、チキンフレークっていうのかな、けっこうたっぷり乗っている。ドレッシングはイタリアン。食べ応えもあって悪くない。プチトマトも甘くて美味しかった。

「スープ」は白菜の入ったあっさりスープ。ただただ優しい。

パンは2種類。丸い「パン」と「ショコラロール」。さて、これにこの量のマーガリンとりんごジャムをどう使うか……。とりあえずショコラロールを一口食べてみる。あ、美味しい。ほんのりとした甘味とバター由来と思われる塩味に、チョコの香りと微かなビター感が合わさって普通に美味しい。これは何も付けたくないな。ということで、もう一個のプレーンなパンの方にマーガリンとりんごジャムを全投入。ある意味贅沢な食べ方。

牛乳飲んで今日も一日が始まる。

 

 

◆9月18日(日) 昼

9月18日(日)の昼ご飯 12:30


日曜は何もないのでけっこうヒマ。となると楽しみなのはご飯ですよね。ヒマじゃなくても楽しみですけど。

 

「サラダ」はレタスとキュウリに加えて小エビも乗っている。ドレッシングは減塩サウザン。生野菜って良いなって思う今日この頃。

「野菜ソテー」はキャベツと赤ピーマン。ちょっと盛り付けが良くないなあ。味は何てことない味。病院食はほんと、こういう何てことない味が多い。

メインは「めかじきチーズ焼き」。食べてみると、うーん、そのまま食べる分には悪くないけど、ちょっとおかずにするには薄味だなあ。トマトソースは見た目より主張が少ない。チーズももう少し欲しいなあ。めかじきそのものの味は美味しいけれど、これも下味がしっかり欲しいところ。

添え物のブロッコリーは味付けなし。今回は全品あっさりですね。

 

仕方がないので隠し持ったふりかけでご飯を食べた。うーん、物足りない。

 


◆9月18日(日) 夕

9月18日(日)の夕ご飯 18:00


久しぶりの穏やかな時間を楽しんでいたらもう夕食の時間。

 

野菜は「小松菜の辛子あえ」。うっすらカラシの風味がするお浸しってとこですね。もう少しカラシが強くても良いんだけどなあ。

小鉢的なやつは「生揚げと人参の煮物」。これはね、ちゃんと美味しかった。生揚げも味沁みてるし、食べ応えがありました。

メインは「魚の粕漬け焼き」。なるほど、確かに酒粕の風味。脂も多少のっているけれど、ちょっと塩味が物足りないなあ。と、言うことで、これまた隠し持った醤油を取り出すしかありませんなあ。大根おろしに醤油をかけて、魚と一緒にいただく。うん、美味しい。久しぶりに外の世界の塩味を感じる……。うう……。

 


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part2の3へ続く。

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