今日も車にて通院。
駐車場のあるとこじゃないと食べに入れないけれど、逆に言えば今まで(元気だった頃)に選択肢に入れられなかったお店を選べるという意味でもある(私は車の免許がない)。
と、言うことで、私のたっての希望でこちらへ。
自分のブログを見たら8年ぶりということになっている。えー、嘘だー。絶対もうちょっと来てると思うんだけど。
ただ久しぶりであることは間違いないので、ここはスタンダードに熟成醤油肉そばをチョイス。もちろんチャーハンセットだし、もちろんチャーハン増量で。
5分で提供。早い。
実はしばらく前から「丸源行きたいなー」って思ってたのよね。だからこのビジュアルを前にして、けっこうテンション上がってる自分がいる。
鉄板チャーハンの玉子は、提供されてから生たまごを流し込んでくれる。それがまた嬉しい。
丸源ラーメンといえばこれ、熟成醤油肉そば。
器は気持ち小ぶりなんだけれど、ボリュームは普通。
まずはスープ。
ああ、これこれ、この甘味。
豚・鶏中心のあっさりスープに乾物系の旨味成分が加わり、主に野菜由来と思われる強い甘味が特徴的。ありそうだけど、案外他で似た味を食べたことがないこの味。美味い。美味いけれど、毎日食べたいかと言われるとそれはそうでもないのよね。甘味が強いもんだから、定期的に食べたくなるものの、けっこう一食のインパクトが強い気がする。でもクセになる味。やっぱり好き。
熟成醤油のまろやかさも、甘味の強いスープに馴染んでいて、角のない塩味が良い感じ。
麺はストレートの細麺。
茹で加減は固すぎず軟らかすぎず、程よい感じ。
そんなに主張は強くないけれど、スープの甘味が強いので、麺はこれくらいがちょうど良いと思う。
具は豚肉、たまねぎ、青ネギ、海苔、柚子胡椒おろし。
肉は薄切り。パサつきはなく、脂っこくもなく、良い感じにスープとマッチしている。
これまた薄切りのたまねぎは臭みや辛味はなく、甘味がしっかりと感じられ美味しい。薄切り肉と合わせれば冷しゃぶのような味わい。合わないはずがない。
青ネギも臭みや辛味はない。そもそもスープの甘味が主に野菜由来と思われるので、この辺の薬味の親和性は非常に高い。
海苔は「肉と野菜」といったまとまりを見せるこのラーメンにおいては、風味という点でちょっと浮いた存在。でも合わないわけではなく、良いアクセントというか、飽きさせないリズムを作ってくれる。
柚子胡椒おろしはデフォルトで乗っている理由が良くわかるほどにスープにマッチしている。改めてこのラーメンの完成度の高さに驚く。とても良く設計された商品だと思う。
話が前後したけれど、先に一口食べたのはチャーハン。だって早く混ぜないと玉子固まっちゃうし。
具はほぐしたチャーシュー(?)とネギと玉子。
味付けはやや胡椒強めで、塩加減は気持ち控えめ。鉄板で熱された油の香りが強く、ご飯はパラパラというよりはしっとり。正直、これそのものはそんなに美味しいとは思わない(個人の感想です)。
でもね、セットでこの値段(しかも増量無料)といい、目の前で鉄板で混ぜるイベント性といい、丸源ラーメン来てチャーハンセットにしない理由がほとんど無いと言っても過言でない気がするんですよね。
で、私はこのどろだれラー油をチャーハンに混ぜて食べるのが好きです。チャーハンそのものの味付けがそんなに強くないので、どろだれラー油をかけたり、ニンニクチップをかけたり、ラーメンの肉を乗せてみたり、ちょっとラーメンスープをかけてみたりと、このチャーハンにはサイドメニューとして無限の可能性があると思います。それがセットで¥250(税別)だもの。頼むしかないでしょう。
味変アイテムは自家製のどろだれラー油、ニンニクチップ、胡椒、酢。あと卓上にはないけれど、特製野沢菜醤というのもある。私はこのラーメンは元々の味が好きなので特に味変はしなかった。
どろだれラー油は豆板醤やXO醤なんかも混ざっているラー油で、チャーハンに本当に合う。辛味もそこそこ。
いやー、食べたい味が食べられて満足。
チェーン店の良さってそこだよね。同じ味が、色んなところで食べられる。
丸源ラーメンはラーメンチェーンの中で3、4番目くらいに好きなので、また行きたいと思います。
↓前回はこちら。