辺鄙なところに中華屋さんがあるなー、ってずっと思っていた。
今日は時間に余裕があるので、思いきって行ってみることに。
先客は２名。私に遅れて１名入店。
お昼時は近所の方々でそれなりに賑わっているようだ。
外観からもっと汚いんじゃないかと思っていたけれど、中は古くとも汚い感じはなく、ちょっと好感。
厨房には老年のご夫婦。ホールには息子さんだろうか、愛想のよい男性が１人。
さて、何を食べようか。
あ、いや、横浜生まれ横浜育ちの私ですもの、町中華でサンマーメンがあるなら他に選択肢はないでしょう。
大盛にしようか迷ったけれど、普通盛りで。
５分程で提供。
見た目はシンプル。
さて、お味はどうかしら。
まずはスープ。
あ、優しい。何だか懐かしい感じの優しい味。
濃くも薄くもなく、取り立てて主張の強い香りも味もなく……。これはこれでなかなか美味しいじゃないか。
次に麺。
久しぶりに麺リフトの写真とか撮っちゃったけれど、ゆるく縮れた細麺で、ゆで加減はやや固め。
スープによくマッチしていい感じ。
具はキャベツ、モヤシ、玉ねぎ、人参、ニラ、豚肉。豚肉は細切れで茹で豚っぽい感じ。ちょっと臭みを感じた。野菜はしゃきしゃきで悪くない。
炒め油香る餡が優しいスープと合わさり、食欲をそそる。
絶品ってわけでもないし、決して完成度が高いってものでもないけれど、気付いたらスープを飲み干していた。
良い町中華だった。
次はご飯ものでいこう。
