楽しくなければごはんじゃない

食べるの大好き。食いしん坊おじさんの個人的なごはんの記録です。Twitterもやっています。@ksb043

龍ケ崎市【鶴舞家】うな重(上) ¥3740(税込)

 

今日は奥さんと息子が行きたいイベントがあったので、お義母さんの運転で茨城県までやってきました。私とお義母さんの目当てはイベントではありません。

そう、うなぎです。

会場の近くである龍ケ崎市の牛久沼はうな丼発祥の地という事で、ここまで来て食べないわけにはいかないでしょう!

 

外観

 

と、言うことでお店を探す。国道6号線沿いにはうなぎの老舗が数店並んでいる。が、現在土曜日の15:30。定休日の店や営業時間の店がほとんどじゃないか。

しかし、こんな時間でも空いているお店を発見。創業80年超の鶴舞家さんだ。入口が階段なので車椅子不可。うなぎの為ならこれくらいの階段何でもないぜ(根性論)!

 

店内

 

店内に入ると何だか郷愁を誘う温もりと香り。そして異常な静寂。時間のせいもあって先客は一組のみ。音楽とかも流れていないので、食事処としては経験した事がないレベルの静寂だ。会話するのも憚られる。

 

窓の外は牛久沼

 

窓の外には一面に牛久沼が広がっている。店内の静寂と相まって、何とも寂寥感ある景色だ。水辺は好きなので、個人的にはずっと見ていられる風景。

 

メニュー(表)

メニュー(裏)

 

さて、注文だ。大人3人はうな重の上をチョイス。息子(8)はうな重の並。娘(4)はさほどお腹が空いていないようなので、子供用の取り皿だけもらった。老舗だしめちゃくちゃ静かだから子供大丈夫かなー、と思ったけれど店員さんは優しく迎えてくれたし、子供達も静かにしてくれて良かった。

 

空いているからか、20分ちょっとでスムーズに提供。

 

うな重(上) ¥3740(税込)

うな重(上) ¥3740(税込)

 

思わず笑みがこぼれちゃうね。うなぎだ!

 

うな重(上)

うな重(上)

 

うな重の上は大きめのうなぎが3枚。こんな計算無意味だけれど、1枚あたり¥1200くらいか……。この辺のうなぎは都内だと¥5000超のものが安く食べられると聞いていたけれど、本当だったんだな……。安すぎる。

 

いかん、熱々のうちに早く食べなくては。

まずは一口。ああ……やっぱりうなぎは美味いなあ……。皮目はほんのりパリッと食感を残しつつ、身はふっくら。タレはあっさりしているけれど、その分うなぎそのものの味をはっきり感じる。「うなぎって魚なんだなあ」と再認識させるような川魚らしい風味と、思わず「これこれ!」と言いたくなるようなジューシーな旨味。上品な味わい。うな重・うな丼の美味しさは半分はたれの美味しさだと思っていたけれど、これは完全にうなぎそのものの美味しさ(もちろん甘過ぎずキリッとした味わいのタレも美味)。来たかいがあったぜ……。最高。

卓上の山椒はそんなに強くないので、けっこう多めにかけても大丈夫。山椒をかけるとこれまた美味しい。うなぎと山椒の組み合わせは最高だよなあ。清流を思わせる風味。

ご飯は一粒一粒がしっかりしている炊き加減だけれど、タレが多くないので、うなぎと一緒に箸でしっかり持ち上げられる。

 

ちなみに息子が少し残した並の方も食べたんだけれど、並の方が少しうなぎが小さめなせいか、上よりタレの味を強く感じた。並と上、それぞれの良さがありそうだな。

 

肝吸い

 

上は肝吸い付。肝の食感はコリコリしつつも噛み切れるかたさ。川魚の内蔵から臭みを取り除いたような味わいで、旨味がじんわりと広がる。美味い。お吸い物そのものも悪くない。

 

お新香

 

箸休めのお新香もなかなか美味しかった。

 

いやー、ほんと、来たかいがあったなあ。

是非、また食べに来たい。ご馳走様でした。

 

※支払いは現金のみなので注意

牛久大仏