バタバタと忙しく、何だか食欲もない。
こういう時こそ、普段選択肢にあがらないようなものを食べたい。
そんなことを考えながら東京の地下をさ迷い、目についたのがこちらのお店。
台湾料理は好きだ。
うん、よし、ここにしよう。
そんなこんなで入店。
カウンターで注文しようとすると……、なんとまあ、ほとんど売り切れじゃないですか(14時ちょっと前のこと)。大きくテンションが下がったけれど、気を取り直して注文。名前から味が想像出来なかった肉鬆蛋餅と肉鬆飯糰をチョイス。
6、7分で提供。
……うーん、この、ワクワクしないビジュアル。
色気のない包み紙を解くと、うーん、これはなんというか、こう、食欲のわかない見た目というかなんというか。
眺めていても茶色いだけなので、とりあえず鶏肉蛋餅を一口。
うん、優しい味だな。悪くない。
蛋餅(ビンロウ)はモチモチしたクレープのような感じで、具は鶏肉や人参、揚げパン(?)など。味付けは優しい味としか言いようがないんだけれど、台湾風味のチキンサラダ、って感じが近いのかしら。熱々って程ではないけれど、ほかほか。
何だろうな、何となく、モヤモヤするな。
テイクアウトするわけじゃなし、いっそお皿に置いて、ナイフとフォークで食べさせてくれた方が良かったな。
見た目って大事よね。
次に飯糰(ファントァン)。
うーん、こちらも、見た目が、ちょっと……。
箸で割ってみるとこんな感じ。
具はホロホロの豚肉と人参、高菜、揚げパンなど。
米はもち米かと思ったら、うーん、何だろう、ただの潰れたお米かも知れない。
こちらも優しい味付け。高菜の風味が一番強いかな。
味については何も言うまいよ。
ただ、如何せん見た目が良くなかったなあ。
サイドメニューで、こうして並べて食べるものではないんだろうけど、それにしても、ね。
とはいえ、面白かった。
次はメインのものを食べてみよう。