今日は有給休暇。
なので、前回まさかの臨時休業だった、隣駅の行列店へ。
時刻は11:50。
11:30オープンのところ、すでに店の外には20人近い行列が。
最後尾に並ぶ。
商店街の屋根の下なので多少は陽が避けられるが、今日は横からの陽射しがなかなか痛い。
時折店員さんがやってきて、列の前から声をかけていく。そして食券を回収している。
ちなみに列に並ぶ前に食券を買うのではなく、店員さんに声をかけられて食券をまだ買っていない人が券売機に向かい、戻ってきたら次はその後ろの人が買いに行き、と順番にやっていく。
メニューを見ながら待つこと数分で券売機へ。
まあ初めてなのでスタンダードに中華そばの醤油をチョイス。明日は健康診断なのでちょっとなやんだけれど大盛で。
列に並び直し、再びやってきた店員さんに食券を渡す。
待つこと30分程で店内へ。
と、言ってもまだ席には座れない。
券売機の前の椅子で、さらに待つこと数分でようやく着席。
お水と紙エプロンはセルフサービス。
こだわりを眺めながらさらに5、6分で提供。
並び始めてから40分くらいか。
うむ。シンプルだけれど品の良いビジュアルだ。
着丼した瞬間から香味油の香りが立ち上る。
まずはスープ。
初めに感じるのは香味油の香り。
次に来るのは思いの外強い魚介の香り。
そして最後に動物系の香りと、折り重なるようにそれぞれの香りが鼻を抜けていく。
もっとこう、渾然一体となったものをイメージしていたので、ちょっと意外だった。
香味油はけっこうしっかり浮いているので、良くも悪くも、終盤までしっかり香りを残している。
最後まで最初に感じた多重奏を響かせるのはすごいな、とは思うけれど、個人的には少しずつ表情を変えてくれた方が好きかなあ。終盤、香味油がちょっとしんどく感じた。
あと、これは好き嫌いだろうけれど、自分としては魚介の香りはもう少し控えめでも良いかな、と。
味は良い意味でスタンダードな醤油ラーメン。そこに香りとしっかりとした出汁の旨味、という感じ。
次に麺。
おお、これは美味い。
手揉みの中太縮れ麺は、驚くほどスープと絡み合い、まるでスープを食べている感覚になる。
食感はモチっとプリっとしていて、ほどよい茹で加減。これは美味しいなあ。
具はチャーシュー×2枚、海苔×1枚、ネギ、メンマ。チャーシューは脂身が美味いけれども、香味油と相まって、ちょっとオイリーに感じた。メンマは気持ち味薄めか。ネギは普通に合う。海苔は美味しいやつでした。
「食べログ4.0の店」として有名になった店だけれど、それはちょっと言い過ぎかな、と感じた。
美味しかったけれどね。
期待値が上がり過ぎちゃってたんだろうな。
ごちそうさまでした。