今日は夜から大塚で仕事。
なかなか来る機会のない駅なので、普段夜は外食しないけれど、これは行くしかない。
【鳴龍】か【ぼんご】かで悩みに悩んだ結果、こちらへ。
時刻は18時ちょっと過ぎ。
おっ、そんな並んでないじゃん!
と思ったら30分待ちですって。おそろしや。
持ち帰りの人もイートインの人も一緒に列に並ぶ。
店内で、の人が少なかったようで、店内には数分で入れた。
着席し、取り敢えず注文。
うーん、何にしようかな。
シャケはマストでしょう……、あとは、生たらこと……、卵黄にしよう。
「お味噌汁は?」と聞かれたので、反射的に「とうふで」と答えてしまった。まあよし。
昼と夜はお得なセットもあるようで。
そう考えると、一番コスパの悪い時間に来たようだ。
カウンター席に座り、ひたすらおにぎりを握る職人を眺める。なんか、すげえ。恐ろしいスピードで、当たり前だけれど手作業で、バンバンおにぎりを握っていく。
ていうか、どんだけ注文入ってるんだ。テイクアウトがドンドン処理されていく。
おにぎり提供のちょっと前にお味噌汁が提供。
海苔はサービスで別添え。
出汁強めで甘味はほとんどないタイプなんだけれど、角がなく、コクや旨味もしっかりとしていて、なかなか美味しい。しかもおかわり自由。ゆっくり出来る時間があれば良かったなあ。
そんなこんなで、26、7分で提供。
……野沢菜だな。
卵黄頼んだのに、野沢菜だな……。
まあ、しゃあない。切り替えていこう。
しかしこれはなかなかデカい。
お茶碗に一杯分くらいのボリュームがある。
外見から中身がわかるよう、最後に上にぎゅっと具が盛られているのが嬉しい。
まずはしゃけから。
おお、具がたっぷりだ。
ふわふわのほぐし身が、どこからどう食べても溢れ出てくる。おにぎりそのものの塩気とぶつからない、ほどよい塩梅で一体感を感じる。
でもってご飯もふわふわ。ふわふわなんだけれど、バラバラにならず、握りの技術を感じる。
しっとりとした海苔の風味も良い。
うん、これは美味しいや。
次に生たらこ。
これもまた具がたっぷり。
生臭さはなくて、滑らかな生たらこの食感と、しなやかな海苔の食感、はらりとほどけるご飯のちょうど良い固さと、良いコントラストになっている。
塩気もまた非常にバランスが良い。
最後に野沢菜。
前のふたつと比べると、野沢菜の塩味にエッジがある。ただ、お米の甘味が優しく包み込み、ご飯にのせて食べるのとは全く違い、おにぎりが料理であることをしっかりと認識させられる。
香りが強すぎる事もなくて良い。
みっつに共通して驚いたのが、一口目から最後まで、ご飯と具材のバランスに大きな偏りがなかったこと。一口目はご飯ばっかりで、真ん中はしょっぱいみたいなことがなかった。
また、塩加減もまんべんなく、ムラがないのもとても良かった。
ボリュームからしても¥260のミニ丼くらいのコスパの良さ。味も良くて、なるほど、並ぶのも納得。
外で買った(食べた)おにぎりの中では、間違いなくトップクラス。
満足。
ご馳走さまでした。