楽しくなければごはんじゃない

食べるの大好き。食いしん坊おじさんの個人的なごはんの記録です。Twitterもやっています。@ksb043

戸塚【魚魚彩 イオンスタイル戸塚店】限定ランチ海鮮丼 ¥680+大盛 ¥50

看板

 

今日も今日とて通院。

そして明日から入院というね。

となると、入院前に食べたいのは生物。入院中、生魚は絶対でないからねえ。

 

ということで、買い物ついでにこちらのフードコートでお食事。

 

メニュー

 

メニューを見て驚いた。限定ランチ海鮮丼が¥800から¥680へ大場値下げだと?

このご時世、値上げのニュースばかりの中でこの大幅値下げはなかなかぶっ飛んでいるなあ。

よし、じゃあこれにしよう。大盛+¥50なので、大盛で。

 

10分弱で提供。

 

限定ランチ海鮮丼 ¥680+大盛 ¥50

 

おっ、なかなか悪くない見た目。

お味噌汁付きなのも嬉しい。

 

限定ランチ海鮮丼 ¥680+大盛 ¥50

 

ワサビが葉っぱの形になっているのが嬉しいじゃないか。

 

ネタはビンチョウマグロ×2切、サーモン×2切、イカ、ネギトロ、煮穴子、シメサバ、生エビ、イクラ、刻みメカブ

 

マグロはあっさりだけれど臭みはなくて食べやすい。食感も柔らかすぎなくて良かった。

サーモンはそこそこしっかり油が乗っている。香りは鱒っぽさがあって、まあまあ美味。

イカも臭みがなく、食感も重みがあって悪くない。

ネギトロは脂を加えている感は否めないけれど、まあフードコートレベルと思えば及第点か。

穴子は可もなく不可もなく。

シメサバはけっこう酢の清涼感があって、香りも旨味も悪くなかった。酸味が強いのが好きな人には物足りないかも?

生エビはそれなりに甘味も感じられ、生臭さもなく及第点。ここでボイルじゃなくて生エビなのは、全体の満足感をグッと底上げしてくれている気がする。

イクラはこの値段でこの量入っているのはすごいと思う。味はまあそれなりだけれど¥680にしては素晴らしいラインナップ。

刻みメカブは味付けはされていないので、イクラやネギトロをちょっと混ぜていただいた。こうした味変もなかなか嬉しい。

 

酢飯は特に酸味、甘味が強いということもなく、特に気にならず食べられた。テイクアウトも出来るらしいけれど、やっぱり店内で食べた方が美味しいんだろうな。

 

アオサのお味噌汁もほっとする。

 

いやー、なかなか悪くなかった。

お値段以上。満足でした。

都立大学【華屋与兵衛 目黒八雲店】小炙りうなまぶし丼と天ぷら御膳 ¥1309(税込)

今日も通院。

たまには和食ということでこちらのお店に。

階段を上らないといけないので、今の体ではちょっとしんどかった。

 

メニュー(一部)

 

何にしようかちょっと悩んだけれど、目を引いたのが「小炙りうなまぶし丼と天ぷら御膳」。メニューの写真を見る限りはなかなか豪華そう。

麺は冷たいお蕎麦でお願いした。

 

15分程で提供。

 

小炙りうなまぶし丼と天ぷら御膳 ¥1309(税込)

 

おおっ、何かメニュー写真より豪華に感じる!

品数が多いと、それだけでちょっと嬉しいよね。

 

小炙りうなまぶし丼と小そば(冷)

 

まずはメインの小炙りうなまぶし丼から。見たままの味で期待以上でも以下でもない感じ。うん、でも美味しい。付属の山椒をかけるとまた良い感じ。

ざるそばは、まあファミレスレベルかなあ。でもね、悪くない。

 

メインのお盆にはまだお味噌汁と漬物まで付いている。これだけで普通なら十分だよね。

 

天ぷら+小鉢+茶碗蒸し

 

そこへさらに天ぷら+小鉢+茶碗蒸しが付いてくる。これならこの値段でも高いとは感じないね。

 

天ぷらはちゃんとサクサク。オクラ、カボチャ、ナス、エビというラインナップ。ちゃんとしてるなあ。

小鉢は……何だろう。冷奴にちょっと韓国風?な甘辛いタレとオクラがかかっている。味はまあ悪くない。

茶碗蒸しの中には小エビ、貝柱、カマボコ、三葉、銀杏と、なかなかちゃんと具が入っている。普通に美味しい。

 

いやー、味はファミレスレベルだけれど、品数の多さに驚いた。満足。

【サイゼリヤ】タラコソースシシリー風(ランチセット) ¥500+ミラノ風ドリア ¥300

タラコソースシシリー風(ランチセット) ¥500+ミラノ風ドリア ¥300


今日は通院の前にランチ。

けっこう具合悪くて、車で寝ているうちにランチになっていた。

 

「(安いんだから)好きなだけ食べな!」という家族のあたたかい言葉を受けて、タラコソースシシリー風のランチセットとミラノ風ドリアをチョイス。これでも¥800。異常な安さ。

 

タラコソースシシリー風はクリーミーで、タラコ由来と思われる旨味のあるソースに、ツルもちっとした食感のパスタが美味しい。決して素材の味がしっかり感じられるわけではないけれど、これはこれでやっぱり美味しいなと思う。ちなみに私はもちもちっとした生パスタの食感より、乾麺のツルっとした食感の方が好み。

たっぷりの海苔も嬉しい。序盤フォークに大量にくっついちゃうのを避ける方法があったら知りたい。

ややパスタがくっついてしまっている部分があって、そこだけちょっと残念だった。

セットのスープはいつものやつ。ちょっと硬い印象のあるコンソメスープ。

サラダはコールスロー。好き。嬉しい。

 

ミラノ風ドリアはもはや「ミラノ風ドリアの味」としか言いようがない。控えめな酸味ながら全体的に味の強いミートソースに、それを包み込むようなどっしりとしたベシャメルソース。米の層は薄く、そんなに主張してこないけれど、お値段以上の満腹感を与えてくれる。

 

次は、たまには違うもの頼んでみようかなあ。

 

↓前回はこちら。


【サイゼリヤ】ナスのミートソーススパゲッティ(ランチセット) ¥500+ミラノ風ドリア ¥300 - 楽しくなければごはんじゃない

天王町【餃子の王将 イオン天王町店】三碼麺ランチ ¥935(税込)+大盛 ¥110

今日は通院の帰りにランチ。

中華が食べたかったので、まだ出来たばかりのイオン天王町店を冷やかしついでにこちらの王将へ。

 

特選ランチメニュー

 

ジャストサイズメニューを組み合わせて「僕の考えた最強の定食」にしようと思っていたけれど、特選ランチメニューの「三碼麺ランチ」に心惹かれこちらにすることに。サンマー麺は横浜市民のソウルフードなんで、仕方ないですよね。

 

ちなみに大人3人だったので他にも色々頼みました。なのでシェア目的で麺は大盛でお願いした。

 

10分程で提供。

 

三碼麺ランチ ¥935(税込)+大盛 ¥110

 

写真だと伝わりづらいけれど、けっこう丼が大きくてインパクトがある。

 

横浜市民のソウルフード「サンマー麺」

 

まずは三碼麺から。

スープはほんのり甘味のある、あっさり醤油。麺に対してやや量が少ない気もするけれど、あんかけで麺にばっちり絡むので問題なし。

麺はツルもちっとしたストレート麺。個性は強くないけれど、スープと絡んで素朴な美味しさ。茹で加減はちょうどといったところか。

具はモヤシ、ニラ、ニンジン、キクラゲ、タマネギ、豚肉。個人的にはもう少し炒め油の香りが強い方が好きかなあ。良くも悪くもとんがったところのない味。まあこんなもんかな。

 

餃子は普通のやつ。私は基本的に家で作った餃子が一番好きで、ニンニク強いのはあまり好きじゃない。これはニンニクの香りもほどほどで、変に強い主張をしてこないのでわりと好き。

激辛ラー油があったのでそれだけをつけて食べた。うむ、なかなか辛いけど、辛味にそこそこ強い人からしたら激辛ってほどでもないかな。

 

杏仁豆腐はねっとりとした食感と、フルーティーな香り。けっこう濃厚。嫌いじゃないぜ。

 

他にも色々頼みました(写真は油淋鶏)

 

家族とシェアで唐揚げ、油淋鶏、肉と玉子のいりつけを注文。

唐揚げは胸肉であっさり。油淋鶏はややジューシーでタレが美味しい。肉と玉子のいりつけは、まあ想像通りの中華味ですね。これらと餃子でライスをいただいた。

 

しかしどれもリーズナブルでありがたいね。

満足。

 

 

 

↓前回はこちら。


鶴川【餃子の王将 鶴川駅前店】焼そば(醤油) ¥495+麺大盛 ¥110+天津飯(ジャストサイズ) ¥293 - 楽しくなければごはんじゃない

東戸塚【鎌倉 峰本 東戸塚店】天せいろ ¥1580

今日は奥さんと外食へ。

久しぶりのお蕎麦屋さん。ここは一発豪勢に天せいろといきますか。

 

10分程で提供。

 

天せいろ ¥1580

 

天ぷらと蕎麦の組み合わせってテンション上がる。

子供の頃、近所のお蕎麦屋さんによく連れてってもらったなあ。昔からお蕎麦は好きです。

 

海老×2、ナス、カボチャ、ししとう

 

天ぷらは海老×2、ナス、カボチャ、ししとう

まずはししとう。めんつゆにつけていただく。あっ、良かった、辛くない。サクッと軽い衣の食感が心地よく、ほのかな苦味が美味い。

カボチャはホクホクとした食感。甘味は控えめで、食事のリズムを邪魔してこない。良い感じの食べ応え。

ナスはふっくらとした食感。ナスそのもののじんわりとした甘味に、汁を吸ったジューシーな衣の旨味。ナスの天ぷらは大好物です。美味しい。

海老は2尾あって豪華。サクサクの衣とプリプリの身。二種類の食感が醍醐味ですね。やっぱり海老天は美味い。大人も子供も大好物。

 

せいろ

 

先に天ぷらの話をしちゃったけれど、先に蕎麦から食べてます。

 

まずは汁をつけずに少量。うん、美味しい。細切りでのど越しの良い麺は、風味は程々ながら甘味は感じられ、まあまあ悪くない。ひんやりと良い具合に〆られているのも好感。

次は汁につけて。汁はあまり甘くないタイプだけれど、塩味が強いというわけでもなく、出汁が強くて旨味が前面に出ている感じで、甘めが好きな私でも満足できる味わい。蕎麦は半分くらいつけるのが一口の中で美味しさの変化が感じられて良い塩梅。

天せいろの醍醐味としては汁に衣の油が広がっていくのもまた美味しいところ。衣の油はしっかり切れているので汁が油っこくはならず、ほどよく旨味を加えてくれる。こぼれた天かすが思いがけず薬味になってくれたりするのも楽しい。

ネギは汁につけたものを蕎麦に添えて、ワサビは蕎麦に乗せて食べる。汁は一気に器に入れず少しずつ足しているので、こうしたちょっとした手間で、いつでも提供時の状態が楽しめるのがせいろの良いところ。

 

最後に蕎麦湯で汁を割って、七味を軽く振って飲み干す。満足。

 

蕎麦は好きに食べれば良いと思うけれど、これが私の好きな食べ方です。

 

↓前回はこちら。


東戸塚【鎌倉 みねもと】至福 親子丼とお好みそば ¥1620(税別)+焦がしキャラメルそばの実ジェラート ¥400 - 楽しくなければごはんじゃない

【COCO'S 戸塚名瀬店】カリブチキンジャンバラヤ ¥1089(税込)

カリブチキンジャンバラヤ ¥1089(税込)

 

今日は通院日。午前中に診察は終わり、ランチをして帰ることに。

 

奥さんの希望でCOCO'Sへ。COCO'Sって、記憶(と記録)が確かなら、初めて来たかも。

そうなると定番がわからないので、メニューがなかなか決められない。

ハンバーグ?

カレー?

パスタ?

うーん、悩むなあ。マジで決められない。ファミレスはこれだから困る(自分のせい)。

 

かなり悩んだあげく、家では食べられない味をと思いカリブチキンジャンバラヤをチョイス。

5分か10分くらい待っただろうか。配膳ロボットが一人で席まで持ってきてくれた。未来的で楽しい。

 

まずはサラダ。レタスと水菜とトマト。実は生の水菜の食感がちょっと苦手。うー、でも野菜が摂れるのは普通に嬉しい。

次はカリブチキン。皮はややパリッとしていて、身はふっくらした感じ。スパイシーな味付けが刺激と香りで食欲を誘う。なかなか美味しい。サルサやアボカドディップを付けて食べるのも美味い。サルサはけっこうピリ辛。アボカドはマイルドな旨味をプラスしてくれる。

ジャンバラヤもまたスパイシーで美味しい。上に乗ったタマネギとバーベキューソースの甘味もほどよくジャンクな感じがして、スパイシーさ中心のプレートの中で良い仕事をしている。お好みでレモンも、爽やかさをプラスしてくれて良い感じ。

 

奥さんが頼んだランチのビーフハンバーグも一口いただいた。ジューシーというよりはしっかりとした食感で、なかなか肉々しい味わい。悪くないけれど、めっちゃ美味しいって感じでもなかった。

 

初めてだったけれどなかなか悪くなかった。

満足。

【Hotto Motto】ロースかつ丼 ¥520

今日のお昼は最近ちょいちょい食べているほっともっと。キャンペーンで安かったのでロースかつ丼をチョイス。

 

ロースかつ丼 ¥520


個人的には玉子とじの玉子はとろとろよりも、まあまあ火が通っている方が好き。

 

とりあえず一口食べてみると、おお、素晴らしく香りが良い。出汁の香りがしっかりと感じられる。そして、甘めなのにベタついた感じがなく、後味が良い。これはなかなか美味しい。

カツはしっとりしてるし、肉の味はまあコンビニレベルなんだけれど、とにかく出汁が良い感じなので満足感がある。これでカツが揚げたてだったらもっと美味しいんだろうな。

ボリュームは普通。

 

海鮮天とじ丼 ¥640

 

奥さんが頼んだ海鮮天とじ丼もお相伴に預かった。

エビ×2本、ホタテ、イカ白身魚、レンコンと値段以上に豪華(ホームページにはスナップエンドウも書いてあった。覚えてないけど入ってたのかな)。

これも出汁が美味しい。

白身魚がちょっと魚臭い感じがしたけれど、概ね及第点。悪くない。

 

とりあえず、ほっともっとは出汁が美味い、ということを覚えておこうと思う。

 

↓前回はこちら。


【Hotto Motto】幕の内弁当(なす味噌炒めとさばの塩焼き) ¥590 - 楽しくなければごはんじゃない

北新横浜【かっぱ寿司 北新横浜店】

外観

 

退院しました!

退院したら食べたいものが沢山ある。

寿司も揚げ物もラーメンもデザートも食べたい……。

そんなときは、そう、回転寿司だね!

 

ただお腹の調子はもう万全とはいえ、控え目にしよう。(ちゃんと主治医から食べすぎなければ生物もオッケーもらったよ!)

 

※入院後半で食にネガティブになっていた記事を見ていただくと、今回の熱量がより伝わるかと思います。決して平常心でのレポートではないので、ある意味特別編と思ってください。

 

(アプリ会員限定)にぎり定番お得セット ¥550(税込)

 

まずはにぎり定番お得セットから。

最初はイカ。甘味があるなあ。ちょっと香りに気になるところが無くはないけれど、久しぶりに食べた生の魚介。こんなに味と風味が濃く感じるものか。味の薄いものばかり食べていたからか、そもそも酢飯の味がめちゃくちゃ濃く感じる。食感も良いなあ、こんな食感、病院食にはなかったよ(当たり前)。

次はマグロだ。うわっ、すごいマグロの香りを感じる。普段はこんなに強くは感じない。旨味もしっかり感じる。いや、すごいな、1ヶ月病院食食べ続けるとこうなるのか。

エビはどうだ。プリっとした食感と甘味を感じる。このエビで感動しちゃうんだもん、もう舌がまともな状態とは言えないよね(失礼)。

ハマチ。まいったな。今日は美味しい以外の感想がないな。冷静に考えてブログ書ける精神状態じゃないな(書いてるけど)。

サーモン。ああ、甘いよ。美味いよサーモン。添え物のカニかまのサラダなんて乗っけちゃったりしてさ。美味しいよ。

えんがわ。甘味と旨味に溢れた脂がじゅわっと口に広がり、大葉の爽やかな風味がそれを中和していく。退院初日の人間には旨味が強すぎるよ!

 

えび天巻 ¥110(税込)

 

続いてかっぱ寿司で一番好きなえび天巻。えび天握りじゃダメなんです。えび天は油っこくない軽い衣でサクサクの熱々。海苔の風味とマヨネーズのコクがえび天との相乗効果で何もつけなくてもほんと美味しい。正直このためにかっぱ寿司に来てるし、えび天握りじゃなくてえび天巻きを同じ美味しさで出してくれるならスシローでもくら寿司でも正直かまわないんですよ。それくらいえび天巻きが好き(ちなみに天むすもめちゃくちゃ好き)。美味しかった……。

 

活〆はまち焦がし醤油炙り ¥110(税込)

 

ちょっと違うものをとはまちの焦がし醤油炙り。香ばしい風味がたまらない。炙ったことで若干脂が落ち身があっさりしたことで、焦がし醤油とのバランスを良くしている。

 

家族が頼んだ茶碗蒸しも一口もらった。うう、熱々で美味い……。病院食は基本ぬるいから、もはや熱々なだけで美味いよ……。

 

(限定)我流麺舞 飛燕監修 札幌味噌ラーメン ¥495(税込)

 

さて、何のために回転寿司に来たかを忘れてはいけない。食べようじゃないか、ラーメンをさあ!

 

と、言うことで限定の札幌味噌ラーメンをいただく。うーん、値段の割にちょっと小さいな。味はどうだろう。

まずはスープ。うおお、退院初日の舌にはものすごい濃いぞ。あ、でも美味しい。味噌のコクと甘味、風味、ベースとなっている鶏白湯の濃厚な旨味、香味野菜達の香り。病院食に無いものを全て持っている。しょっぱいけど美味いなあ……。

麺は太めでコシのあるモチモチ麺。甘味もあってスープによく合っている。病院では麺と言えばゆるゆるのうどんくらいしか出なかったから、コシのある麺に感動してしまう。

具は薄切りだけどプリっと食感のチャーシュー、コーン、ネギ。まあこんなもんでしょう。

 

とり唐揚げ ¥275(税込)

 

さあ、欲望は止まらない。次は唐揚げだ!

サクッとジューシー。けっこうスパイシーというか香りが強い。そして病院食に慣れた舌にはラーメンと同じくらい味が濃い!

でも熱々で美味い……。泣ける……。

 

(限定)生さんま ¥220(税込)


この辺で一旦生魚に戻る。生のさんまは爽やかな香りとつるんとした舌触りが良い感じ。味はちょっと甘味が物足りないかなー。

 

プレミアムホイッププリン ¥275(税込)

 

さあ、そろそろデザートでシメよう。

プレミアムホイッププリンはほどよい固さ。ホイップのコクとカラメルのほろ苦さが濃厚なプリンに良く合う。ああ美味い。

 

この辺で子供が残した納豆巻きをもらった。納豆は病院で出ないからめちゃくちゃ美味しく感じる。

 

(期間限定)大とろ ¥110(税込)

 

口がまたしょっぱいものを求めてしまった。よし最後の最後に大とろをいこう。¥110の大とろはかなりの薄切り。それでもまあ脂の旨味はしっかりで、スジもなかったので良いんじゃないですかね。

 

ああ、寿司、ラーメン、唐揚げ、プリンと、けっこう欲を満たせた。やっぱりこういうときは回転寿司だね。満足。

【番外編】入院中のお楽しみ part2の5 10/3~10/8

ついに5週目に突入。1ヶ月以上入院することになるとは。

果たして無事に退院できるのか──。

 

ちなみに普通食じゃないこともあり、食べながら色々考えることが多かったため、普段書かないような自分の食に対する考えとか主観的な内容マシマシになっています。一部コラムみたいになっててしゃらくさい感じですが、無理に読まなくて全然大丈夫です。気になった方だけ、どうぞ。

 

↓1週目はこちら。

kuishinbo-ojisan.hatenablog.com


↓2週目はこちら。

kuishinbo-ojisan.hatenablog.com

 

↓3週目はこちら。

kuishinbo-ojisan.hatenablog.com

 

↓4週目はこちら。

kuishinbo-ojisan.hatenablog.com


───────────────────────

 

 

 

◆10月3日(月) 朝

10月3日(月)の朝ご飯 8:00

五分粥


今朝から五分粥になりました。三分粥と比べたら、もはやライスじゃん、これ。

 

具なしの「味噌汁」も3日目なのでもう慣れた。というかね、申し訳程度に入ってるくらいなら、具なしで全然構わんのよ。さすがにもう味が濃くは感じなくなってきたけれど、まだ丁寧に味わえる感覚は残っている。汁物ってあれだね、飲んでからほっと一息つくこと、それがとっても大事と気付いた。香りと温もりがね、体の中に広がる感じね。そんなことにも気付かず、今までどう生きてきたんだって話ですよね。反省。反省の味噌汁。

メインは「鶏と野菜のスープ煮」。具が原形を止めてますね。ビジュアル的には、昨日一昨日かかっていたモザイクが一段階薄くなったような感じですね。鶏そぼろの粒も大きくなり、キャベツ、タマネギ、ニンジンなどの野菜も原形を留めている。ってことは食事に食感が加わったということ。ほんのちょっとだけれどシャキッと野菜を噛む感覚がある。そうすると反射的にもう一噛み、もう一噛みと咀嚼が促され、自然とよく噛んで食べようとしてしまう。味は素材の旨味とほどよい塩味。美味い。

五分粥」は三分粥と比べたらまじでライス。食べ応えが全然違う。掬った後に少し「たいみそ」をかけて食べてみたりした。美味しい。加熱(焼いたり炒めたりお湯で溶かれたり)されていない味噌ってそんなに好きじゃないんだけれど、白米に味噌と違って重湯が良い働きをしてくれて、三分粥の時以上に五分粥は味噌が合う。七分粥くらいまでは味噌合いそうだな。好みとしては。

デザートはヨーグルト。

 

三分粥&ペーストの方が面白味はあったけれど、段階を踏んでいくので食事というものを見つめ直す良い機会だよ、ほんと。

三分粥&ペーストは「味の概念」を、五分粥は「食感の存在」を私の魂に叩き直してくれた(大袈裟)。この修行(?)を経ることで、私はもう一段レベルの高い食いしん坊になれるのだ……。なんてね!

 

 

◆10月3日(月) 昼

10月3日(月)の昼ご飯 12:30


お昼は朝以上に具材の形がはっきりしている。

こうやって加速的に普通食へ戻っていくのか……。

 

野菜は「里芋の煮付け」。甘辛であっさり目な煮汁が、里芋にしっかり沁みていて美味しい。里芋なんてね、口にいれたらすぐペーストみたいになっちゃうから、舌触りはともかく普段そこまで食感を気にしていなかったけれど、舌や歯で押されて柔らかくほどけていく食感はかえがたいものがあるね。表面のほんの少し固い食感と、内側のねっとりとした食感のコントラスト。繊維を噛む食感も今はしっかり感じられる。ほのかな土臭さや、ふっと鼻を抜ける素朴な香りも良い。そうだね、これが里芋の良さだね。

メインは「豆腐のカニカマ煮込み」。豆腐とカニカマが薄めの和風餡に絡められている。豆腐は舌で押せば弱々しくも跳ね返る弾力、噛めば儚く崩れる食感。そこへカニカマのプリっとした弾力が加わって、餡のとろみも後押しし、全体として弾むような食感になっている。弾力っていうのは改めて楽しい食感だね。咀嚼にリズムも与えてくれて、気分がウキウキしてくる。味は、餡は優しい塩梅だけれど、カニカマの塩味が加わることで、それなりにパンチが出ている。なかなか美味しい。欲を言えばネギがちょっと入ってたら良かったな。今の自分には、無くても十分だけれど。

五分粥」には「ゆずみそ」を入れていただく。これ、三分粥の時には薄まっちゃってゆずの風味しか感じられなかったけれど、今回は甘味もすごく感じる。科学的な仕組みはわからないけれど、やっぱりお米の粒が増えたことが原因なんだろうね。けっこうよく混ぜたけれど、最後の一口までしっかり甘味と風味を感じられた。

デザートは「アセロラゼリー」。味はちょっとアセロラ薄めだけれど、やや固めのゼリーで食感がうれしい。

 

お昼も食感を意識させられた食事でした。

 

 

◆10月3日(月) 夕

10月3日(月)の夕ご飯 18:00


もうこうなってくると、五分粥以外は普通の食事ですね。

 

「味噌汁」には久しぶりに具が。小さい玉麩が3つ。ほぼ無いのと一緒だけれど、やはりここでも食感がキーワードに。お麩は味を変えるでもなく、それ自体に大した味があるわけでもないけれど、ふわっとした食感を味噌汁の合間に提供してくれている。そういうアクセントなんだと思えば、たった3つで味気ないこいつも、何だか特別なものに見えて……こないこともない。味噌汁は実際濃くないのかわからないけれど、もう濃いとは感じなかった。むしろ出汁の旨味がちょっと物足りなくさえあった。こうして人は刺激を求め、堕落していくんですね(大袈裟)。

おかずその1は「いり豆腐」。豆腐、玉子、タマネギが甘辛い汁で炒り煮にされている。 こうして料理が立体的になってくると、ペーストの時と違って、口に入れた後の味の変化に意識が向いてくる。豆腐の中まではしっかり味が沁みておらず、汁もそこまで濃いわけではないので、口に入れて数瞬の後に味が薄く感じる瞬間がある。咀嚼のリズムの中でそこをカバーリングできるだけの具材がなく(タマネギでは力不足だった)、よく味わったからこそちょっと物足りなさがあった。要するに豆腐という主食に対してその他がおかずの役割を果たし切れていない感じがする。白米のおかずとして、そこまで意識せず食べたら普通に大丈夫な気もする。普段おかずは白米とセット(または酒の肴)としてしか考えていないところがあるけれど、単体でしっかりと向き合ってみると、感じることも違ってくるんだな。

おかずその2は「肉団子の野菜あん」。ついに挽き肉が形を成した。単細胞生物から多細胞生物に変わったくらい大きな変化。いり豆腐同様、これも立体的になったことにより、下味に乏しい鶏団子の中が味薄い問題が発生している。これならいっそ鶏そぼろの方が満足感が高いんじゃ、という考えが頭を過る。食感っていっても一瞬のことで、ほとんどそぼろと変わりないし。料理って難しいね。何故そぼろでなくて団子にしたか、って意図がしっかりしていないと、たぶんこういうことになるんだね。団子にしたことでこういう問題は発生するわけだから、やっぱり下味をつけるか餡を濃くするかしないといけなかったんだと思う。白菜は柔らかいけれど、ほんの少し食感を残していて良かった。

苦手ってほどでもなくなった「うめびしお」。最初は舐めてたんだけれど、後半五分粥に混ぜてみた。うーん、なるほど。甘味と塩味は薄まってしまいほとんど感じない。酸味と風味は残っているけれど、何か渋みというか、最後に舌に残る嫌な感じがあった。そのまま舐めるか、匙に乗せてお粥と食べるのがちょうど良かった。学んだ。

 

食感っていうのは、料理を立体的に見たときの一面でしかなかったと気づかされた。

 

 

───────────────────────

 

 


◆10月4日(火) 朝

10月4日(火)の朝ご飯 8:00


今日も五分粥

 

再び具なしに戻った「味噌汁」は何かいつもより熱々。病院食は熱々であることが基本的には無いので、喉を通る熱が心地よい。温度も、料理の大事な要素と思い出した。元々温度はかなり意識していて、常温を1、ヤケドするほど熱々を5と考えた場合、料理によって、またはその組み合わせによっての適温は違うと考えている。例えば白米にしても炊きたて熱々こそ志向とは思っていなくて、おかずによって1~5それぞれベストの温度があると考えている。もちろん単なる好みの問題だし、日によってベストが変わることもあるけれど、納豆には温度3くらいのご飯の方が熱で納豆の粘りも消えず香りの立ち方もほどよく白米の甘味とのバランスも良いと思っているし、焼き肉とか唐揚げとかは温度2~1くらいのご飯の方がおかずの塩味と白米の甘辛そしてお互いの温度を補完しあって味わいやすいと思っている。提供時から徐々に温度が下がっていくことで、味が変化していく様も面白いと思っている。熱々がベストコンディションの料理も、少しずつ冷めてくる中で味の感じ方も変わってきて、冷めたあとに感じる良さがあることも。今日の自分の体調や、求めている味によって、料理の温度ももっと気にするべきだな、と再確認した。

メインは「半ペンの野菜煮」。はんぺんのふわっと且つプリっとした食感に、タマネギのとろシャキ食感、ニンジンの噛むと崩れる食感と、具材は少ないながらも複数の食感があって飽きない。味は練り物煮てるからちょっとおでんっぽい。はんぺんの塩味があるので、味はしっかりとした印象。これなんかは人肌くらいの優しい温度で、食べるとほっこりした気分になる。でも味は若干飽きる。練り物ってそういうとこあるな、と個人的には思う。

「ゆずみそ」は「五分粥」に入れていただく。あ、ちょっと入れるの最初過ぎたかも。おかず(というかはんぺん)の濃い味もあってか、だいぶ薄まっちゃった感ある。もうちょっと食べ進めてから入れれば良かったな。これも温度の話をすると、病院のお粥は人肌くらいの適温。そんなにお粥好きなわけじゃないので外食で食べることはほぼないけれど、家で食べるお粥って熱々な印象があった。全粥かそうでないかって問題もあるけれど、三分粥五分粥は人肌くらいが味わい深くて良い気がする。味を加えるにしても、熱々じゃない方か色々バランス良いんじゃないかなあ。今後家族が体調崩した時なんかは意識して作ってみよう。

 

今日のテーマは「温度」ですね。

 

 

◆10月4日(火) 昼

10月4日(火)の昼ご飯 12:30


何かめちゃくちゃお腹空いた。お腹が健康な証拠だね。

 

とにかくお腹が空いているので「うめびしお」を片手に「五分粥」をがっつく。ちょっとぬるいけれど、こんなときにはこれくらいの温度がありがたい。うめびしおの酸味と塩味も相まって、とても食が進む。胃の中にたまっていく食べ物の重み。この感覚。生き物として抗えない満足感。ああ、食べるって幸せ。

メインは「煮魚」。すごいね、もう完全にただの煮魚だね。煮魚は別に熱々じゃなくても良いけれど、もうちょい熱めが良かったな。やや冷め気味。鱈の身はホロホロとして繊維っぽい食感が残る。パサついているわけではなく、まあ悪くない。味はよく沁みている。味付けは甘味よりやや塩味が勝っている。白米のおかずには良いと思う。

「さつま芋の甘煮」は何故かペースト状に逆戻り。消化のためってことよね。ペーストにされていることで、味は渾然一体となり、場所や咀嚼に乱されずどこをどう食べても同じ味。これはこれで素晴らしいことだよね。温度は人肌でほっとする。さつまいもの素朴な甘味と、はちみつレモンっぽい酸味と風味が心地よい。

デザートは「青りんごのゼリー」。今まで出てきたゼリーって何故か底の方がシャリつく冷たさだったのに、これは常温。ゼリーは冷たいのが好きだけれど、固めのゼリーは常温も悪くないと思っている。で、味なんだけれど、何か、何だろう、青りんごは青りんごなんだけれど、高麗人参エキスみたいな香りがする。不味くはないけれど、美味しくはないよね。どういうオチ?

 

 

◆10月4日(火) 夕

10月4日(火)の夕ご飯 18:00


サラダが実体を成している……。

 

「スープ」は具なしのコンソメ。ちょっとぬるい。スープはやっぱふーふーするくらいが良いなあ。そして具なしのコンソメスープは物足りなさがある。しかしあれだね、塩味に舌が慣れてきてる。そう濃いとも感じなくなってきた。

「野菜サラダ」はツナに皮をむいたキュウリ、あとキャベツかな。ひんやりとしていて、キュウリを噛むと心持ち体もひんやりする、気がする。先日のペースト状になったサラダでは感じられなかった。フレッシュな食感が清涼感に繋がっているんだと再確認。

メインは「鶏肉のクリーム煮」。……鶏肉どこだ。見た感じ、入ってないけれど……。何かちょっと粒状のものが入っているけれど、これかな。とりあえずクリームを一口。えっ、怖い怖い怖い。めっちゃチキンとクリームの味がする。えっ、なんで、ペースト状になって溶け込んでるのか。えー、なんで。じゃがいもはけっこうしっかり食感で美味しい。タマネギはしゃきしゃきしててもう少し煮込んで欲しいくらい。ニンジンも食感を残している。でもダメなんだ、チキンは、そぼろかペーストじゃないと。何かなー、物足りなさがあるなー。あとぬるい。こってりした味付けではないので温度が下がってもさほど味的には気にならないけれど、やっぱり熱々が良かったなあ。ちなみに味は鶏肉の旨味もしっかり出ていてけっこう美味しかった。

物足りなさを感じつつ「五分粥」。あ、落ち着く。なんだかんだいってクリーム煮は今の自分の舌には濃厚な味わいなので、重湯がなんか落ち着く。後半「たいみそ」を投入して味変。美味しくいただいた。

 

熱々のご飯が恋しくなって来ましたね。

 

 

───────────────────────

 

 


◆10月5日(水) 朝

10月5日(水)の朝ご飯 8:00

全粥


今朝から全粥。これはもうご飯。

まずは具なしの「味噌汁」。今朝のはそんなにぬるくない。でも何だろうあんまり香りがしない。旨味も塩味も感じるけれど、いつも以上に味噌の風味が感じられない。鼻がおかしいんかな。うーん、そんな感じでもないけれど。

メインは「竹輪と里芋の煮付」。焼き目がなくて食感固めのちくわ、里芋、ニンジン、タマネギが煮られている。ちくわの影響で若干のおでん感あり。ちくわが固めの食感で良い感じ。

「全粥」は五分粥までと比べて食べ応えが桁違い。お腹にたまる感覚も全然違う。お米の旨味も香りもガツンとくる。美味しいけれど、ちょっと疲れるね。贅沢な悩みですねえ。重湯がなくなった分「うめびしお」がさらに活きてくる。好きな味ではないけれど、もう避けるほどでもないな。

最後に「ヨーグルト」。

 

今日のテーマは「香り・風味」かなあ、と思ったけれど、最終的に一番気になったのは「色味」だったんですよね。むしろ香りが気になってたのは絶食期間中ですよ。こうして普通に毎食食べられるようになると、ほんと色味が気になる。メニューや食材もそうだけれど、病院の食事はお皿がつまらない。もう一度言おう、お皿が、つまらない。ほんとこれ大事なことだから。

 

 

◆10月5日(水) 昼

10月5日(水)の昼ご飯 12:30


色味……朝よりはましかな。

 

「高野豆腐の野菜あん」は高野豆腐にカニカマと白菜が入った和風餡がかけられている。心配だったけれど高野豆腐にある程度は味が沁みており、餡もけっこうたっぷりなので薄い感じはなかった。餡は野菜の甘味とカニカマの風味と旨味が感じられて悪くない。欲を言えばもうちょい緑が欲しいですね。

メインは「蒸し鶏のあんかけ」。一食で二品あんかけ。これも色味に乏しいなあ。食べてみると、あら、まあまあ美味しいじゃない(あくまでも病院食としてはね)。多少パサつきはあるものの、蒸したことで旨味が凝縮されている感じ。餡も高野豆腐のと違ってほんのり香味野菜っぽい香りもして食べ応えがある。ほうれん草とか添えてくれたら良かったなあ。

「たいみそ」は「全粥」の合間に舐めることにした。その方がメリハリあって美味しく感じる。

デザートは「ラフランスゼリー」。味はまあ安っぽいんですけどね、それでもデザートは嬉しい。

 

 

◆10月5日(水) 夕

10月5日(水)の夕ご飯 18:00


あんまり考えないようにしてたんだけどさ、看護師さんなんかと「そろそろ退院だねー」なんて話してたこともあってさ、その、ご飯がさ……質素で、ツラいよね……。正直。美味しく楽しく味わうのにもパワー使うんよ……。このまた色味に面白味のないメニューを見たらさ……ちょっと、ガックリきちゃったのよね……。せめて心浮き立つようなメインの一皿があれば、それだけで良いんだけどね……。

 

スープは「中華スープ」。具なしの鶏ガラスープってことですね。そりゃ美味しくないことはないんだけどさ……。味は知ってる市販の鶏ガラスープの味じゃなかったので、そこだけはちょっと面白かった。ガラっぽさを強く感じた。

「ジャガ芋と玉葱の煮付」は名前の通りの味。ちょっとしばらくこの味が続いているので、正直ちょっと飽きてきてますね……。じゃがいもは水分量の少ないタイプのいもで、個人的にはもう少しホクホクなやつが良かったな。

メイン然としているのは「スクランブルエッグ」。いや、夕飯のメイン張れるタマじゃないかんね。食感はぷりっとしていて、まあ久しぶりに食べたので美味しくいただきました。色味は良いよね。

そんなテンションの中での「全粥」。「ゆずみそ」を一匙一匙かけていただくけれど、何かちょっと物足りなさがある。秘蔵のふりかけを贅沢に二袋も空けていただいた。ふりかけは色味が良い。

 

限界って、突然やってきますね。

 

 

───────────────────────

 

 


◆10月6日(木) 朝

10月6日(木)の朝ご飯 8:00


昨日、入院31日目にしてさすがに病院食に飽きが来てしまった。絶食前にもかなり来てたけれど、流動食でちょっと楽しくなった気持ちももう果ててしまったようです。五分粥まではまだ「特別な状況」ってフィルターがあったけれど、全粥になったらもうそれは「ただの質素な食事」にしか感じられなくなってしまったわけです。いっそ重湯に戻してくれ!

 

と、ちょっと取り乱しましたが、お腹は空いているので美味しくいただきます。

 

「味噌汁」は具なし。昨日あんまり風味を感じられなかったけれど、今日もやっぱり香りが乏しく感じる。味噌の風味が飛んじゃってるんですかね。

メインは「野菜のそぼろ煮」。いや、だから、ツラいて。この味の料理の頻度が高い気がするのよ。でもまあそぼろが入っている分、食べ応えと味のバランスが良く、それなりには美味しくいただけた。具にお麩も入っていて、ツルツルもちっとした食感がアクセントになっていて良かった。

「全粥」は「たいみそ」を舐めながら。そして後半は迷わず秘蔵のふりかけを二袋使用。もうね、ガンガンかけていきますよ。

デザートに「ヨーグルト」。牛乳が恋しい。

 

昨日は結局「色味」への不満でガクッと来てしまったけれど、今日は改めて「香り」。病院食を1ヶ月食べてきて、色味の次に物足りないのが「香り」なんですよね。病院食って、香辛料とか香味野菜とか、香りのするものが非常に乏しい。入っていても香りは控え目。まあ色んな理由があるんでしょうけれど、食べる前のワクワク感や、食べた時の刺激、食べた後の余韻、それらに香りって不可欠じゃないですか。この入院での食事を振り返ってみると(こういうとき自分のブログが便利)、美味しいって思ったもののほとんどは香りが良かった。次にまた長く入院することがあれば、香辛料は持ってこよう。

 

 

◆10月6日(木) 昼

10月6日(木)の昼ご飯 12:30

 

んー、あー、もう少しお皿を考えてくれれば……。透明なソースがかかっただけの蒸し鶏を白いお皿に入れるくらいなら、サラダチキン袋のまま出してくれた方がずっと食欲そそるよね。ほんと。

 

まずは色味の良い「マカロニのトマト煮」から。あ、うん、あれだ、カップの、お湯入れてぐるぐる混ぜるタイプのスープのやつっぽい味だ。あれ好きだから、これも美味しく感じる。ふやけたマカロニも愛嬌がある食感。朝あれだけ文句言ってた香りも悪くない。トマト、タマネギ、ニンジンの香りに加えて、強くはないけれど香辛料の香りも感じられる。まあ出来ればほんの一振、パセリでもふりかけてくれたら見た目もグッと良くなっただろうに。うん、でもこれは満足。

メインとしては衝撃的な色味のなさなのは「鶏肉のワイン漬け」。食べてみると、うーん、けっこうパサつく。胸肉のパサつきなんて簡単に解消出来るのにねえ、もう一手間くらい惜しまないで欲しいですねえ。味はサラダチキンみたいなもの。そこに後からふわっとワインの香りが鼻を抜ける。そう、そうだよ、こういうことよ。この香りがなかったらただのパサついたチキンで終わっちゃってたでしょう。でも香りが加わることで、全然満足感が違うもの。美味しいって思える余裕が生まれるもの。結局、香りや風味に乏しい料理って、いくら美味しくても「食べた瞬間の美味しい」しかないから、思い出に残りづらい気がする。別に香りが強い方が良いって話ではないんだけれど、それは味の濃さも同じだよね。ちょうど良いがちょうど良い。

「全粥」には前半は「ゆずみそ」をかけていただく。ほら、ね、これも香りだよ。朝の「たいみそ」はそのまま舐める分には美味しいけれど、お粥に混ぜると香りが弱いので対全粥で考えると物足りなさがある。でも「ゆずみそ」は香りが強いので、対全粥だと負けていない(三分粥、五分粥の時はまた違ったけれど)。後半は再びふりかけ二袋を開封。ふりかけ(おとなのふりかけ)は香りが良い。

 

朝と比べたら色味も香りも良く、ずっと満足した。

 

 

◆10月6日(木) 夕

10月6日(木)の夕ご飯 18:00


緑はないものの、多少見た目に気遣ってくれた感じ。いや、別にクレームとか言ってませんからね。

 

「味噌汁」にはお花の形のお麩がふたつ。これだけで全然印象が違うよね。しかも病院食にしては熱々で、のどを通る熱が心地よい。

野菜は「大根のそぼろ煮」。また野菜煮たやつか……と思ったけれど、大根ってすごいね、大根の香りが加わったことで、ここ何回かの優しい味わいの野菜煮とは違って根菜の力強さを感じる。普段は大根ってどちらかと言えば優しい印象の食材だったけれど、こうやって食べてみると香りも味もパワフル。上に乗ったそぼろが旨味を加えてくれているので、まあまあ美味しくいただけた。

メインは「レモン味噌焼き」という聞きなれない料理。食べてみると、レモンの風味はちょっと感じられなかったけれど、柑橘系の酸味が味噌に加わって悪くない感じ。鯖かな、これはちょっとパサついて脂の少ない感じだけれど、まあこれくらいは(病院食としては)許容範囲かな。もう少し味噌が強くてもいいね。魚は香りがハッキリしてるから、そういう意味で食べたあとの余韻があって良い。思えば(無意識だったけれど)この入院中、選択メニューでは魚をけっこう選んで食べたな。

「全粥」には「うめびしお」。すっかり慣れてしまった。香りもあって刺激もあって、病院食に足りない部分を補ってくれるんだもの。

 

夕食はそこまで不満なかった。

看護師さんが気を利かせてくれて、先生に明日から普通食でオッケーと指示出してもらえた。ありがたいねえ。感謝感謝。

 

───────────────────────

 

 


◆10月7日(金) 朝

10月7日(金)の朝ご飯 8:00


ってお粥やないかーい!

持ってきてくれた看護師さんとも「お粥だねえ……何でかねえ……」って。まあまあまあ、お昼、きっとお昼からなんでしょう。お昼に期待しましょう。

 

「味噌汁」は具なしに逆戻り。この入れる入れないの判断基準てなんなん。温度は病院食にしては熱々。朝の体に沁みわたる(起きたの5時前だから寝起きではないけど)。

メインは「青菜と鶏の煮付け」。青菜と鶏の風味が感じられ、ベースの味は食べ飽きてしまったものの、かろうじて満足感あり。

「全粥」の前半は「ゆずみそ」で。柚子の香りと味噌の甘味で食が進む。後半はもちろんふりかけタイム。

最後は「ヨーグルト」。

 

退院まで残り3食。

出来る限り楽しむよう頑張る!

 


◆10月7日(金) 昼

10月7日(金)の昼ご飯 12:30

10日ぶりの白米


は、は、は、白米だああ!

10日ぶりの、白米だああ!!

 

とにもかくにもご飯を一口。ああ……これだよ、これ。米の粒が舌の上で踊り、噛み締める度に甘味と香りが口に広がる……。この昼だけはおかずなくてもいけそう……。いや、おかずと一緒にしっかり美味しくいただきますけどね!

野菜は「南瓜煮」。かぼちゃは色味も良いし、味も香りもしっかりしてるからね、安心のサイドですよ。ほどよく且つしっかりとした優しい甘味で美味しいです。

メインは「魚の味噌煮」。食べてみると、うーん、ちょっと味噌が薄いなあ。赤魚にも十分味が沁みてるとは言えない。そのまま食べる分には良いけれど、せっかく白米があるしなあ。もうちょっと味噌が濃ければ……。おいおい「たいみそ」があるじゃないか。明らかにそういう意図ではないだろうけれど、これはもう汁に溶かしていくしかないでしょう。試してみると……正解。煮汁の甘味と旨味と風味が強まり良い感じ。もうここは人目も無いし、魚の身も全部ほぐしてご飯にかけてしまおう。はい、正解。はい美味しい。白米があれば、日本人はいくらでも想像を膨らませて美味しい食べ方を見つけられるのですよ。

デザートのゼリー。これ絶食明け初日にも食べたな。その時はすごく濃厚に感じたけれど……うわ、やっぱりすごい味濃い。ねっとりと絡み付くような舌触りもすごい。よく見たらこれ、カロリー補給様でこれっぽっちで150kcalもするのね。びっくり。

 

いやー、やっぱり白い米は良いね。

これで退院まで安心ですね。

 


◆10月7日(金) 夕

10月7日(金)の夕ご飯 18:00


安心の白米。

 

スープは具なしの「中華スープ」。いわゆる鶏ガラの中華スープそのものなので、特に感想とかはないんですが、まあまあ熱々なのでそれは嬉しい。何かスーパーの試食(試飲)みたいな気分。

サラダは「マセドアンサラダ」。聞き慣れない名前で調べてみると、角切りの具材が特徴のサラダだそうです。具材はじゃがいも、キュウリ、トマト。フレンチドレッシングっぽいもので和えられている。じゃがいもを使っているけれど、マッシュされているわけじゃないので、ポテサラとは違ってさっぱりした味わい。食感も三者三様で楽しく、なかなか美味しいサラダ。

メインは「野菜とそぼろの卵とじ」。大根と鶏挽がいつもの和風出汁で卵とじにされている。大根が若干えぐ味を感じるものの、組み合わせ的には美味しい。でもちょっとおかずにするのは薄いなあ。まあでも今の舌なら、白米そのものを美味しく感じているので、多少おかずの味が薄くても大丈夫。

「うめびしお」はご飯にかけて。進んで食べはしないけれど、もうすっかり大丈夫な味になりました。

 

病院での食事も残すところ明日の朝食のみ。

最後のメニューは何かなあ。

 

 

───────────────────────

 

 

 

◆10月8日(土) 朝

10月8日(土)の朝ご飯 8:00


最後の食事は朝日の中で……。

連日の雨のなか、今日は降ってなくて良かった。

 

「味噌汁」は最後まで具なし。「申し訳程度に入れるくらいなら具なしで良い」と言った心の声が届いてしまったのかも知れませんね。いつもより量が多い気がするのは、気のせいかしら。そこそこ熱くて、今日は味噌の風味も感じられた。ただ若干味が薄く感じた。味噌汁の濃い薄いってその日の体調もあるんだろうね。

メインは「茄子の牛そぼろ煮」。牛の風味と茄子の甘味で優しい美味しさ。でもなー、白米のおかずにはちょっとパンチが足りないなあ。よし、ここは「たいみそ」を投入するしかないでしょう。茄子と牛肉に味噌が合わないはずがないもの。ね、ほら、美味しい。甘味とコクがグッとまして、食べ応え倍増ですよ。

それだけじゃちょっとおかずが足りなかったので、ふりかけでフィニッシュ。ふりかけは有能。

最後にジョアを飲んでご馳走様。

 

入院34日間、全89食。ご馳走様でした。作って下さった方に感謝します。

 

 

───────────────────────

 

そして退院へ……。

 

正直こんなに長くなるとは……。治ったわけではない(良くはなりました)ので、また入院するかもですが、次はもう少し短いのが良いですね。尚、一週間以上の入院にはふりかけが必須、ということが一番の学びです。

 

【番外編】入院中のお楽しみ part2の4 9/26~10/2

入院も4週目。

退院日が決まったところでまさかの展開。

 

 

↓1週目はこちら。

kuishinbo-ojisan.hatenablog.com


↓2週目はこちら。

kuishinbo-ojisan.hatenablog.com

 

↓3週目はこちら。

kuishinbo-ojisan.hatenablog.com


───────────────────────

 

 

 

◆9月26日(月) 朝

9月26日(月)の朝ご飯 8:00

 

入院22日目の朝。これ、言葉以上に体感長い。

 

野菜は「ミニサラダ」。わざわざミニって付けなくても。キャベツとコーンをイタリアドレッシングで。

「味噌汁」はまた具がしょぼい。具沢山である必要はないけれど、これだけは慣れない。

メインは「ハムと野菜のソテー」。ハムと小松菜とタマネギの炒め物ですね。味は自炊初日みたいな味。うーん、家族とか友人にこれ出されても何とも思わないけれど、赤の他人が作ったと思うと不満。何か、ワガママ言って済みません。

「ふりかけ」は丸美屋のさけ。間違いない。

牛乳飲んで今日も一日が始まる。

 

 

◆9月26日(月) 昼

9月26日(月)の昼ご飯 12:30


……入院初日の昼のメニューと同じだ。

一周したのか……。

 

「キャベツソテー」はちょっと微妙。土臭さというか何というか。甘味もあまり感じられない。

添え物の「ピーマンと玉葱ソテー」の方が甘味が感じられて、比較的美味しい。不思議なもので、入院初日の時より今の方が薄味に不満を感じている気がする。体調の変化? 飽き? 飽きだな……。

卯の花」はむしろ初日より美味しく感じた。小ネギの風味も感じられ、良いおかず。

メインは「ローストチキン柚子胡椒風味」。薄味だけれど、柚子胡椒の風味と刺激でおかずになる一品。でも堪えきれず自前の醤油をかけた。美味いぜ!

 

 

◆9月26日(月) 夕

9月26日(月)の夕ご飯 18:00

 

メイン以外はこれも初日の夕ご飯と一緒。


野菜は「もやしと胡瓜のナムル」。酸味もほどよく、けっこう美味しい。

「里芋の煮付」は優しい味わい。塩梅は若干薄味ながら、味がそこそこ沁みているので美味しい。

メインは「麻婆豆腐」。スパイス感がほとんど無いので、どことなく和風っぽさがあるものの、これはこれで美味しい。挽き肉のボリュームがけっこうあるので、肉々しい味わいもあって満足感あり。

 

珍しく全部普通に美味しかった。

 

 

───────────────────────

 

 


◆9月27日(火) 朝

9月27日(火)の朝ご飯 8:00


今朝はパン。

 

サラダは「白菜サラダ」。和洋中、微妙にどれとも違う、ほのかに酸味のある味わい。悪くない。

スクランブルエッグ」はミックスベジタブル入り。ケチャップをかけていただく。特に感想なし。

パンは丸い「パン」と「ショコラロール」。ショコラロールは何もつけず食べた方が好み。なのでマーガリンとジャムはこの小さな丸いパンに全投入。贅沢な菓子パン。

 

 

◆9月27日(火) 昼

9月27日(火)の昼ご飯 12:30


正直ちょっと病院の食事に飽きてきた。

と、言うより、好きなものが食べたいよー。

 

野菜は「ブロッコリーサラダ」。毎度のことながらトマト甘くて美味しいんだよね。フレンチドレッシングでいただく。

「じゃが芋コンソメ煮」はベーコンが出汁になってポトフ的味わい。優しい美味しさ。

メインは「チキンハーブ焼き」。バジル風味のチキンは悪くない塩梅。味は良いんだけれど、調理の仕方はちょっと想像つかないけれど、纏っているソースというか調味料が少しベタついた食感で微妙。

添え物は味付けなしのアスパラと「人参グラッセ」。ニンジンは甘くて美味しかった。

 

 

◆9月27日(火) 夕

9月27日(火)の夕ご飯 18:00


野菜は「小松菜のごま浸し」。すりゴマがたっぷりかかっていて、ゴマの香りが強い。ごま和えは甘味がある方が好みだけれど、調味料控えめでさっぱりとしたこのテイストも悪くない。

「かきたま汁」は前回同様、具が粉々過ぎてかなしい。

メインは「豚肉と野菜のみそ炒め」。甘辛く濃いめの味付けで、病院食としては相当パンチのあるおかず。シャバの味がするぜ。

 

 

───────────────────────

 

9/27の午前中、熱が出たかと思ったら、検査の結果、憩室炎と判明。10/4に退院予定だったのに……、しばらく入院延長です。

 

そして明日から絶食!

どうなる!

 

ちなみにお腹はそんな痛くないんで元気です。

 

───────────────────────

 

 

 


◆9月28日(水) 絶食1日目

 

点滴してるので胃は空っぽなのに空腹感はない。

のども渇かない(水は飲んでOK出てるけど)。

このところ、ずっと寝てるだけなのに三食食べていて、思えば胃腸が疲れている感じもあったかもしれない。

良い機会と思って、お腹を休ませてあげよう。

 

 

───────────────────────

 

 


◆9月29日(木) 絶食2日目

 

予定していた検査も治療も終わってしまっているので、ちょっとしたリハビリくらいしかすることがない。めちゃくちゃヒマ。

でも食事の時間を気にしなくて良いのは、案外精神的に楽かも。

自宅療養してても、さすがにここまで何にもしないで一日が過ぎてくことなんてないから、むしろ何もない時間を楽しむことにしようか。

 

 

───────────────────────

 

 


◆9月30日(金) 絶食3日目

 

なんか3日間になると絶食にも慣れてしまった。

退院したら食べたいものはいっぱいあるけれど、病院の食事は気持ち的に飽きちゃったんだろうな……。贅沢言っちゃいけないけどね。

体調は順調に治ってきているようで、明日から食事再開予定。結局、たった3日間の絶食で済みました。良かった良かった。

 

このまま行けば、10/8(土)に退院予定。

 

 

───────────────────────

 

 

 

◆10月1日(土) 朝

10月1日(土)の朝ご飯 8:00

三分粥

 

4日ぶりの食事!

病院食は飽きたと言いつつ、それでもやっぱりご飯が食べられることには感謝しかないですよね。

楽しんで食べるぞー!

 

初回の食事ということで、ご飯は「三分粥」。なるほどー、これが三分粥。正直、重湯からだと思っていたので想定していた食事よりボリュームを感じる。掬ってみるとけっこう粒ありますね。味は、味付けのない薄いお粥。言っても4日ぶりだし、これに対してはそんなに味の感動みたいなのはないなあ。でも、うん、美味しく感じる。そして、食べてるってこと自体が楽しく感じる。やっぱりご飯を食べるのって楽しいね。刺激的だ。

続いては「市松煮」。みじん切りの大根とニンジンが優しく煮られている。けっこう味を濃く感じてびっくり。野菜の甘味と風味、出汁の味わいが眠っていた舌をガツンと目覚めさせる。ほんの少し食感も残っていて、お粥よりも食べてる感が強い。味覚、嗅覚からの情報量が多い。いつもちゃんとこれくらい味わわないといけないなあ。

「味噌汁」は具なし。市松煮以上に強い塩味がビビッと脳を刺激する。しょっぱいことは全然ないけれど、味の濃さに再度びっくり。今ラーメンとか食べたらショックで倒れそう(笑)

入院以来3度目の登場「たいみそ」。お粥に溶くのもなんなので、そのまま舐めてみる。うわー、濃いなー。甘味、塩味、旨味、風味が口の中で炸裂する。ご飯のおかずとしてはちょっと苦手なこいつだったけれど、こうして味わってみるとみそ味のデザートみたいで美味しいじゃないか。ご飯と食べたときには感じられなかった、鯛の、タンパク質の旨味みたいなものもしっかり感じられた。

「温泉卵」は初日一発目からなかなか重たいじゃないか。でも食べてみると不思議と、他のものよりシンプルに味わうことが出来た。まあお粥を除いたら一番素材の味そのままって感じだもんね。とはいえ黄身は濃厚な味わい。タンパク質!

食後に「ジョア」。濃い。たいみそくらい濃い。でも美味いわー。

 

ああ、非常にエキサイティングでした。

もうお昼が待ち遠しいもんね。

 

 

◆10月1日(土) 昼

10月1日(土)の昼ご飯 12:40

「五目あん」だったもの

これは以前出たときの「五目あんかけ」

 

おっと、いきなりうどんか!

三分粥とうどんは同じレベルの優しさなの??

 

小皿に乗った原形のないものは「豆腐しゅうまい」。こうなっちゃうと何がなんだかわかりませんなあ。食べてみると、おお、味はしっかり豆腐しゅうまい。香味野菜控えめで嫌いじゃない味。美味しい美味しい。

メニュー表を見るとメインは「五目あんかけうどん」。なるほど、このペースト状のものが「五目あん」だったものか……。とりあえずうどんに出汁だけかけて食べてみる。うん、悪くない。出汁はほとんど塩味がなく、非常に純粋な鰹出汁。今の舌にはこれくらいが優しくて嬉しい。やわやわなうどんは、正直三分粥と同じレベルの味。小麦の味も何もあったもんじゃない。でもね、何かこう、嬉しいよね。またお粥と思ってたところにうどん。

「五目あん」だけで味わってみる。あ、美味しい美味しい。見た目はちょっと残念な感じだけど、味はしっかり五目あん。お肉は鶏なのかな。パサついた繊維の食感。でもお肉の割合がけっこうあって、その食感も食べ応えに繋がってて悪くない。以前出たときの「五目あん」はなかなか具沢山だったし、これも色んな味がしっかり感じられて美味しい。

さて、うどんに五目あんをかけて食べてみよう。感想は……うーん、べつべつの方が良かったかも。餡がシャバシャバになっちゃって、さっき感じた餡の美味しさが薄まってしまった。美味しくないわけじゃないけれど、ちょっと失敗したなあ。

デザートはオレンジ味のゼリー。これがまた、めちゃくちゃ濃厚に感じた。朝昼と食べた中で一番食感がかたいので、舌触りすら濃厚に感じる。たぶん普段食べたらそんなことないんだろうなあ。

 

たった3日間の絶食で、こんなに感じることが沢山あるのだから、何週間も絶食しないといけない人達は大変だな……。ほんと、健康ってかけがえのないものですねえ(しみじみ)。

 

 

◆10月1日(土) 夕

10月1日(土)の夕ご飯 18:00

「チキンのパン粉焼き」という名の何か


夕飯は再び三分粥。

まずは「すまし汁」から。うわー、濃い。いや濃く感じる。出汁の旨味と風味、塩味、具なしなのに何故か香る三葉の香り。どれをとっても濃く感じる。美味しいけれど、すごい刺激的。

小鉢に乗ったペーストは「ポテトのスープ煮」。想像していたより舌触り滑らかで美味しい。ポテトの甘味とスープの旨味、あとタマネギの強い香りと、ニンジンっぽい風味も感じる。離乳食っぽいなあ。子供が小さい頃を思い出すよ(まだ小さいけど)。

メインのお皿に乗った方のペーストは「チキンのパン粉焼き」。これ、絶対メニュー表見なかったら料理名当てられないわ。味は、チキンですね。パン粉焼きらしい香ばしさは全く感じられない。焼いて、ペーストにしたチキンです。でもチキン好きなんでね、特に味付けされている感じもないけれど、これはこれは嫌いじゃない。でも一応、付いてきたケチャップをかけて食べてみる。うおおー、濃い、ケチャップ濃い。甘味と酸味と旨味がすごい。体がビクッてなったわ。こんなの1ヶ月絶食した人に舐めさせたら気絶するんじゃないか(失礼)。でも美味しい。ケチャップ、美味しい。

ところで「三分粥」ですが、何か朝より粒が多い気がする。四分粥くらいはありそうな気がする。おかずたちが刺激的なので、お粥の味気なさが嬉しい。

こっそり付いてきたのが「ゆずみそ」。とりあえずそのまま舐めてみる。うわああー、すごい、刺激的、甘味と塩味と柚子の苦味と風味が口の中で爆発したようだ。えっ、どうしよう。お粥に混ぜた方が良いかな。でもお粥はそのまま食べたいな……。悩んだ結果、ちょっと舐めてお粥、ちょっと舐めてお粥、と交互に食べることにした。物凄い刺激的。体がビリビリッてなった。

 

いやー、食事ってほんと楽しい。

普通食の時より何倍もエキサイティング。

 

 

───────────────────────

 

 

 

◆10月2日(日) 朝

10月2日(日)の朝ご飯 8:00

「青菜の牛そぼろ煮」

苦手なヤツ


今日も三分粥。

今朝は苦手なヤツがいますねえ……。「うめびしお」。苦手な食べ物はほとんどないし、それこそ飲み込めないような嫌いな食べ物はないんですけどね。数少ない苦手なヤツ、それが梅干し。でも、まあ、素直に舐めますか。最初にいっちゃいましょう。チュッと一口吸ってみる。……ん、あー、あれ、そんなにイヤじゃないな。酸味、塩味はビリッとくるほど強いけれど、甘味と梅の風味が奥にあるのかちゃんと感じられる。なんだ? 味覚が変わったか? 普通に味わって食べられるぞ。好きな味ではないけれど、苦手、嫌いってほどでもない。食事の良いアクセントになるな。良かった良かった。

「味噌汁」は今日も具なし。まあ元々具なしに近いレベルで具が少なかったからね(悪口)。うん、やっぱり濃く感じる。この舌がいつまで続くのかな。

メイン(のペースト)は「青菜の牛そぼろ煮」。野菜の優しい旨味に牛の風味が加わって良い感じ。そぼろはもはや粒といったレベルの細かさで食感はパサついているけれど、これはこれで食べ応えに繋がっている。塩味は多少あるので、普通に美味しく食べられる。白米にかけたらおかずになる。

「三分粥」は慣れてくると案外悪くない。食べ応えのある水だと思うと(?)すごい満足感。あと、おかずになるならないを考えなくて良いので精神的に楽。これがたぶん全粥に近づくほどに、おかずへの欲求と邪念が増していくんだろうなあ。哀しい生き物だよ、本当にさ。

最後はヨーグルト。原材料に寒天とあるように、舌触りはやわらかーい牛乳寒天。味は普通にヨーグルト。美味しい。腸よ働け。

 

 

◆10月2日(日) 昼

10月2日(日)の昼ご飯 12:30


お昼はなんというか、茶色い。

 

小鉢に入ったペーストは「茄子味噌炒め」。食べてみると、おお、なるほど、茄子味噌炒めだ。けっこうナスの味が強く感じる。これあれだな、何か厚揚げとかに乗っけても美味しいかも。

メインのペーストは「鳥挽と野菜の炒め」。これも食べてみると名前の通りの味がする。食感こそないものの、確かに挽き肉を使った野菜炒めの味。味はけっこうしっかりしていて、朝に続いて立派なおかず。けっこう満足感ある。

「たいみそ」は合間に舐める。お粥に入れたらたぶん味消えちゃう。

「三分粥」はまだ飽きない。

デザートは「フルーツキャロットゼリー」。あれね、野菜ジュースみたいな味ね。好き。

 

何かこういう食事って一発で飽きるかと思ったけれど、なかなか楽しい。まだしばらく楽しめそう。

 

 

◆10月2日(日) 夕

10月2日(日)の夕ご飯 18:00

……サラダ?

「サラダ」という概念


夕飯は難解。非常に難解。

メニューを見る限り「アスパラサラダ」と思われる皿の上には、ミカンと白いペーストと緑のペースト。そして傍らにサウザンドレッシング。えーっと、とりあえず、ミカンは別に食べたいので逃がすことにする。まずは緑のペーストを味見。あっ、キュウリかな、これ。もしかしたらレタスも混ざってるかも。そんな味。瑞々しいのが何か面白い。白いペーストはアスパラの味がする。そうか、ホワイトアスパラか。ドレッシングをかけ、ちょっと悩んだけれどまぜまぜすることに。うーん、もはやこれは「サラダ」という概念そのものって感じだな。食べると、うん、まあサラダとして認識出来なくはないんだけれど、そう認めたくない気もする。口の中には「サラダの味」が広がっているけれど、食感や喉を通る感覚はそれがサラダであることを否定してる。これはもはや哲学的ですらある。

一方でメインの「白身魚のトマトソース」は非常にわかりやすい。魚はフレーク状になっているけれど、味は料理名の通りだし、食感もほぼ元のそれと変わらない。トマトソースはタマネギの優しい甘味もあって、子供でも美味しく食べられる感じの味付け。しっかり噛み締めていただいた。

スープは「トマトスープ」。あのー、何でかね、メインのトマトソースとトマト被りしてるね。でも味付けの方向性は全く異なり、トマトの酸味と旨味が強く出ている。具なしだけれど、塩梅もしっかりしていて悪くない。けっこう好きな味。

「ゆずみそ」は前回そのまま舐めて後悔したので、今回はお粥に混ぜることにした。うん、塩気こそほとんど感じられなくなってしまったものの、香りはほどよく薄まって良い感じ。ゆずみそは次もこうやって食べよう。

サラダの一部だったミカンはデザートとしていただく。これはペーストにされてないんだね。普通に美味しい。

 

いやー、まさかこんな哲学的な食事になるとは。残りの入院は6日(予定)。これから徐々に普通の食事に戻っていくけれど、もうしばらく面白い食事が続くと良いなー。

 

 

───────────────────────

 

予定外の5週目へ続く。

kuishinbo-ojisan.hatenablog.com

 

【番外編】入院中のお楽しみ part2の3 9/19~9/25

入院も3週目。まだ続きますがご容赦ください。

今週も毎食、じっくり味わっていきます。

 


↓1週目はこちら。

kuishinbo-ojisan.hatenablog.com

 

↓2週目はこちら。

kuishinbo-ojisan.hatenablog.com


───────────────────────

 

 


◆9月19日(月) 朝

9月19日(月)の朝ご飯 8:00


目玉焼きだー!

 

まずは野菜から。「ブロッコリーサラダ」と言うと何だかちゃんとしてるけれど、内容としてはブロッコリーとプチトマト。まあ好きだから良いんですけど。でもこの量にこのドレッシング(フレンチ)は全部かけたら大変なことになっちゃうなあ。仕方ないので少しだけ使った。味は想像通り。

「味噌汁」には玉麩がみっつ。この質素なお味噌汁にも慣れつつあるなあ。でも寂しいよね、これは。

目玉焼きの下には「キャベツソテー」。極めてシンプルな味付け。キャベツとニンジンの素朴な甘味。

メインは「目玉焼き」。あっ、この病院は目玉焼きにはケチャップ派なのか。いやー、醤油(出汁醤油)派としては厳しいなあ。しかたない、反則だけれど秘蔵の醤油を使うか……。ああ、久しぶりだなあ。たかが目玉焼きだけれど、何だか妙に美味しく感じる。黄身もちゃんと半熟だ(ゆで卵は完熟派だけど、目玉焼きは半熟派)。

残りのご飯は「ふりかけ」でいただく。

〆は牛乳。

 

うん、なかなか良い朝ご飯だったな。

 

 

◆9月19日(月) 昼

9月19日(月)の昼ご飯 14:20


祝日だろうが何だろうが治療はある。今までよりは短かったとはいえ、体への負担は相変わらずしんどい。早く、疲れた体に栄養補給を!

 

まずは「揚げなすのお浸し」から。ああ、ナスのオイル感が嬉しい……。揚げナスは甘味があり、味付けもほどよい。鰹節の風味と旨味も加わり、うん、これはちゃんと美味しい。

続いては「野菜と大豆の煮もの」。昔懐かしい味というか、良いですね、和な感じで。塩梅も薄いこともなく、そこそこ食べ応えがあった。

メインは「魚の照り焼き」。見た目には鮭だけど、そんな鮭の香りが強いこともなく、また照り焼きの味が強いこともなく、全体的に小さくまとまった味わい。美味しくないわけじゃないんだけれど、満足感は今一つ。まあね、入院中は「食べやすさ」ってのも大事なことなんだろうけれど、物足りないのが正直なところ。

添え物のいんげんは無感情で食べた。

 

 

◆9月19日(月) 夕

9月19日(月)の夕ご飯 18:00


今日の夕ご飯は祝日なので特別仕様。秋らしいメニューでまとまっております。

 

野菜は「春菊のお浸し」。香りはちょっと控えめだけれど、爽やかで美味しい。

続いては「炊き合わせ」。高野豆腐に里芋、椎茸にさやえんどう、紅葉の形のお麩が入っている。塩分控えめながらどれもそれなりに味が沁みていて、素朴な美味しさに心が落ち着く。

メインは「魚の西京焼き」。お昼に続いて鱒っぽいのが来ましたが、味はちょっと物足りない。甘味も塩味も控えめで、味噌の香りも中途半端。食感もモサッとしていてパッとしない。美味しくないわけではないけれど、ちょっと残念な感じ。

ご飯は栗の乗ったお赤飯。ごま塩を振っていただく。栗は素材の甘さが出ていて、食感もふっくら美味しい。お赤飯ってそんなに好んで食べないんだけれど、こういう生活の中で口にすると、何だかとっても特別な気分。お米も炊き加減良く、モチモチしていて美味しかった。

デザートは「ぶどう」。このタイプのぶどうは久しぶりに食べたけれど、味が濃くて美味しかった。

 

全体としては満足。

 

 

───────────────────────

 

 

 

◆9月20日(火) 朝

9月20日(火)の朝ご飯 8:00


今朝はパン。

 

サラダは「南瓜サラダ」。レタスとキュウリの上にチーズがまぶしてあり、その真ん中にカボチャサラダがドンと乗っている。カボチャサラダを崩して食べる。うん、美味しい。カボチャの甘味と濃厚な味わい、そこにチーズの風味と塩味がマッチしている。周りの生野菜と一緒に食べても良い塩梅。美味しい。

「スープ」の具は水菜。いつもお味噌汁の具はめちゃくちゃ少ないのに、今回はやたらと水菜が入っている。水菜のスープというより、水菜のスープ浸しってくらい。味は極めて素朴。

パンは丸い「パン」と「ショコラロール」のコンビ。ショコラロールはそのままいただく。しっとり食感にショコラの香り、優しい甘味で普通に美味しい。パンには明らかにこのサイズには多すぎるマーガリンとジャム(アプリコット)を全投入。病院とは思えないジャンクな味わいを楽しむ。

パンのあとの牛乳は、あんまり重く感じない。

 

 

◆9月20日(火) 昼

9月20日(火)の昼ご飯 12:30


朝食後に窓際のベッドへ移動。自力ではほとんど歩けないので、うーん、お日様の光ひさしぶりだなあ。嬉しい。ご飯も自然光の方が美味しく見えるね。

 

野菜は「いんげん胡麻和え」。今回の入院の中では一番濃厚なごま和え。甘味、塩味、コクと申し分ない。なんだ、やればできるんじゃないか。(何様)

メインは「豚と生揚げの炒め」。具は豚肉、厚揚げ、ニンジン、タケノコ、キクラゲ、たまねぎ、ピーマン。薄味の中華丼みたいな味わい。最初は行儀良く食べてたけれど、誘惑に負けて丼にした。うん、こっちの方が美味しく感じる。

デザートは「さつま芋レモン煮」。お芋の素朴な甘味とふっくらした食感、レーズンの甘味と酸味、ほのかに香るレモン。温かく、心も暖まるようなデザート。入院6日目に出た時はレモン煮ではなく単なる甘煮だった。レモン煮は冷やしても美味しいんじゃないかな。

 

 

◆9月20日(火) 夕

9月20日(火)の夕ご飯 18:00



野菜は「大根の貝柱あえサラダ」。大根とキュウリのしゃきしゃき食感と爽やかな味に、貝柱が旨味をプラスしてくれている。なかなか美味しい。

「もやしソテー」はもやし、ニンジン、シメジが炒められている。味は……味気ない。

メインは「タンドリーチキン」。食べてみると、うん、美味しい。本格感は無いものの、スパイスの風味が物足りない塩味を補ってくれている。お肉も柔らかく、ちょうど良い食感。添え物のアスパラも、カレーっぽい風味がついて悪くない。

 

 

───────────────────────

 

 

 

◆9月21日(水) 朝

9月21日(水)の朝ご飯 8:00


今朝はご飯。

 

今回はたっぷりの「ひじきの煮付」があるから、おかずには困らなくて済みそうだ。正直、味は薄いけれど、贅沢は言うまい。

「味噌汁」は大根。あれ、何かいつもより美味しい。ちょっと甘味(≒旨味)を感じるくらいが好きなんだけど、これは悪くない感じ。具は相変わらず少ないけれど、まあ良しとしよう。

「ふりかけ」は三島の瀬戸風味。間違いない美味しさですね。

「温泉卵」はむしろデザート感覚。最後にツルッといただく。

牛乳飲んでごちそうさま。

 

 

◆9月21日(水) 昼

9月21日(水)の昼ご飯 12:30


何か、すごく、病院食っぽいビジュアル。

 

野菜は「菜の花のお浸し」。香りは弱いけれど、好きなので嬉しかった。

「冬瓜の含め煮」は、むしろこの薄味が合っている気がした。冬瓜、ニンジン、椎茸。優しい味わい。

メインは「蒸鶏の甘酢あんかけ」。圧倒的あん不足。でも蒸鶏は鶏肉の風味も旨味もしっかりあって、餡は少ないけれど悪くない塩梅。たまねぎ、タケノコの食感も良い(ピーマンは無くても良いけど、色味がね)。ビジュアルはともかく味は悪くなかった。

 

 

◆9月21日(水) 夕

 

午後の治療後、気持ち悪さや全身の脱力あり、食事は断念! 無念!

 

 

───────────────────────

 

 

 

◆9月22日(木) 朝

9月22日(木)の朝ご飯 8:15


まだ体調は悪いけれど、お腹は空いている。なので「8時になってるのにまだご飯が来ない……」とやきもきしてしまったことは、どうか許してください。

 

今朝はパン。

 

「サラダ」はレタスにキュウリにニンジン。昨日の今日だからね、まずはよく噛んで野菜をいただく。

そして待望の「ウインナーソテー」。ウインナーが大好物なのでね、皮パリッと中ジューシーでは無いものの、非常に嬉しい。味もそんな悪くない。タマネギのソテーも良く合う。

今回は丸い「パン」2つ。そしてジャム(イチゴ)がひとつ。やっとわかってくれたか。そうだよ、このサイズのパン2個にマーガリンとジャム両方は多いんだよ。ちょうど良い感じに食べられた。

牛乳飲んで今日も一日が始まる。

 

 

◆9月22日(木) 昼

9月22日(木)の昼ご飯 12:30


緊急事態。午前中受けた点滴の副作用らしく、食べる前から口の中がめっちゃ苦い。

 

恐る恐る、野菜の「小松菜のお浸し」から……。うわ、ダメだ、食べたら余計苦い。苦瓜丸かじりしてるかの如く苦い。こりゃまいった……。

「野菜のコンソメ煮」はどうか。おっ、うん、これはそんな苦く感じない。コンソメの味も、野菜の甘味もわかる。

メインの「豚肉の生姜焼き」はどうだろう。あっ、うーん、うん、生姜の風味とかは全く感じないけれど、豚肉の旨味と脂身の甘味はしっかり感じるぞ。何か久しぶりにお肉食べてるって感じがする……。舌が万全だったら良かったのに……。

さて、最後はデザートの「白いミルクプリン」。さすがにこれは甘く感じるっしょ。……苦瓜かな?

 

無念。(点滴は明後日まで続く)

 

 

◆9月22日(木) 夕

9月22日(木)の夕ご飯 18:00

 

入院してからけっこうお魚食べてる気がする。

さあ、口の苦いのは治ったかな?

 

野菜は「マカロニサラダ」。あ、良かった、苦いの治ってる。味付けも薄くなくて美味しい。ニンジン、キュウリにマカロニ。普通のマカロニサラダの味だ。嬉しい。

スープは味噌汁じゃなくて「ミネストローネ」。具はタマネギ、トマト、大豆。ちょっと具がしょぼいけど、味は悪くなかった。

メインは「さけのムニエル」。これ、中濃ソースが付いてきてるけれど、これで食べろってことかしら。何か珍しい気がする。取り敢えずつけずに食べてみる。バター感もほとんどしないし、ムニエルとしてはいまいち。塩味もかなり控え目。仕方ない、ソースかけるか。ソースをかけると、当たり前だけれどソース味になる。とはいえ、鮭そのものの風味は消えておらず、ただソース味のものを食べてるって感じにはならなかった。でも個人的にはいまいちかなあ。

付け合わせのブロッコリーは味付けなし。「人参グラッセ」は良い感じの甘さで美味しかった。

 

 

───────────────────────

 

 

 

◆9月23日(金) 朝

9月23日(金)の朝ご飯 8:00

 

おっ、久しぶりに見慣れないあいつが。

 

野菜は「ツナサラダ」。何か和風っぽいドレッシングで和えられていて、悪くない塩梅。レタスとキュウリもしゃきしゃきしてるし、ツナの旨味も活きている。

もう1つ野菜は「野菜ソテー」。具はキャベツ、いんげん、ニンジン。相変わらず味気ない。

「味噌汁」は豆腐とタマネギ。比較的具が多い方。

ご飯のおともには「たいみそ」。味は甘めの味噌。味噌味の料理は好きだけど、味噌そのままで食べるのは実はそんなに好きじゃないのよね。別に美味しくないわけじゃないけれど。

「オムレツ」にはケチャップをかけていただく。ふんわりとしていて、舌触りも滑らかで、なかなか悪くない。

 

 

◆9月23日(金) 昼

9月23日(金)の昼ご飯 14:15

 

つらかった長時間かかる治療も今回で終わり、ほっと一息(入院はまだまだ続くけど)。でもなあ、またあの口が苦くなる点滴してるんだよなあ……。不安。

 

まずは野菜「もやしの辛子あえ」から恐る恐る食べてみる。あっ、良かった、苦くない。味覚は正常だ。もやしとキュウリのしゃきしゃき食感と瑞々しい味わい、ほのかに香るカラシの風味と若干の辛み。塩梅もほどよく悪くない仕上がり。

「野菜の含め煮」はタケノコ、大根、椎茸、ニンジン、さやえんどう、豚肉と具沢山。味付けはちょっと薄いけれど、ちゃんと味は沁みていて美味しかった。

メインは「ひらすのみりん焼き」。一口食べてみると、身はジューシーでふっくら。みりんの甘味も感じられ、塩味は物足りないけれどなかなか美味しい。これは焼き魚にどうしても醤油をかけたいマンの私は、秘蔵の醤油を取り出さざるを得ない。薄味だから良いでしょう。醤油をさっとかけて、改めて一口。はい、美味しい。美味しいわあ。ご飯が進むわあ。満足。

添え物のいんげんは消化試合。魚にくっつけないで欲しいなあとずっと言っているが、これはどういうことか、そんなに気にならなかった。

 

 

◆9月23日(金) 夕

9月23日(金)の夕ご飯 18:00


来たか……カレーリベンジの時が。

まずは「サラダ」。レタス、キュウリ、プチトマトに小エビ。マヨネーズを和えていただく。うん、想像通りの味です。

続いてはメインの「チキンカレー」。前回のカレーは一緒に出されたジョアより味が薄いという衝撃的な作品だったが、今回は果たして……。ちゃんとカレーじゃん! 大丈夫、薄くないよ! もちろん外の世界のカレーよりは薄味だけれど、ちゃんと普通にカレーの味がする。ああ、良かった。具はじゃがいも、ニンジン、鶏肉。鶏肉も旨味が感じられてちゃんと美味しい。これはリベンジ達成ですね。

付け合わせの「らっきよと福神漬け」も、病院食に慣らされた舌には刺激的で嬉しい。

デザートは「オレンジ」。これは満足のいく夕食でしたね。

 

 

───────────────────────

 

 

 

◆9月24日(土) 朝

9月24日(土)の朝ご飯 8:00


昨日は夕飯前後で出血したりすることがあって、正直今朝のテンションはめちゃくちゃ低い。そんなときはご飯だ。ご飯を食べて元気を出そう!

 

と言っても、そんなにテンション上がるメニューじゃないけどね。

 

まずは野菜「チンゲン菜のお浸し」。チンゲン菜の風味と食感が良い感じ。まぶされてるのはツナかと思ったけれど、もしかしたらチキンかも知れない。それだけ食べてみたけれど、残念ながら区別つかず。ツナの風味はしなかったから、たぶんチキン。たぶん。

「味噌汁」はほぼ具なしと言って良いでしょう。でもいつもより若干濃いめで美味しかった。

小鉢的なのは「ひじきサンドのあんかけ」。豆腐を再成形したようなもので、ひじきと豆腐を混ぜたものを挟んで蒸したと思われるもの。あんかけの味は薄めで、ひじきサンド自体も薄味なので、正直ちょっと物足りない。ひじきサンドの味は、煮てないひじきと煮てないおからを混ぜた感じ。不味くはないけれど、間違いなくおかずとは言えない。

と、なるとご飯を食べ進めるには「味のり」しかない。味のりは強力な味方だけれど、さすがにこれだけでご飯220gは凌げないので、仕方なく秘蔵のふりかけを取り出す。

今朝は牛乳じゃなくてジョア。甘くて美味しいっす。

 

 

◆9月24日(土) 昼

9月24日(土)の昼ご飯 12:30

 

肉うどん


久々の麺類。

 

小鉢には「みぞれあえ」。けっこう酸味がある。甘酢漬けの大根をおろしたかのような味わい。さっぱりしていてなかなか美味しい。塩梅も悪くない。シメジも良いアクセント。葉っぱは存在感薄め。肉うどんの合間に食べると良い感じの箸休めになる。

「肉うどん」は先にうどんへ汁をかけて軽くほぐす。そして上に具材をトッピング。うん、良いぞ、美味しそうだ。まずはズズッとうどんを啜る。ツルツルでコシの無いうどんに、あっさりでちょっと輪郭のぼやけた汁が加わり、何とも優しい仕上がり。でもそんな悪くない。これはこれでまあまあ美味しい。具はタマネギと一緒に甘辛く炊いた牛肉、ほうれん草、カマボコ×2枚、椎茸×1個、ネギ、七味。牛肉は薄めだけどそれなりにしっかり味は沁みていて美味しい。逆に椎茸はそんなにしっかり味は付いてないけれど、椎茸本来の旨味は出ている感じ。カマボコが何かちょっと嬉しい。ほうれん草も野菜がとれて嬉しい。ネギと七味は良いアクセントで病院食慣れした舌には嬉しい刺激。

 

満足。麺類もうちょっと頻度上げて欲しいなあ。

 

 

◆9月24日(土) 夕

9月24日(土)の夕ご飯 18:00


口が苦くなる点滴は昼食後すぐに打ったので、もう口が苦くないぞ! 準備万端だ!

 

まずは野菜「おくらのしらす和え」。うん、美味しい。予想していたより塩味がしっかりある。塩オクラなのかな、しらすの塩味と風味も加わって、これおかずにもなるなあ。

こちらも野菜で「白菜の旨煮」。白菜以外にも椎茸やニンジン、さやえんどう何かが入っている。これも予想よりは良い塩梅。気持ち薄いけれどちゃんとおかずになる。あれ、このままだとご飯足りないんじゃないの?

メインは「メンチカツ」。ソースをしっかりかけていただく。うんうん、揚げ物はテンション上がるなあ。衣はしっとりだし、肉もペースト状になっていて食感的には残念な感じだけれど、味はしっかりメンチカツ。ご飯に合わないわけがない。添え物のブロッコリーは箸休めですね。

 

ああ、久しぶりにご飯が足りないくらいだった。

満足。

 

 

───────────────────────

 

 


◆9月25日(日) 朝

9月25日(日)の朝ご飯 8:00


今朝はパン。昨夜はあまり眠れなかったので、むしろお腹はペコペコ。

 

野菜は「ボイルブロッコリー」。シンプルに来ましたね。家では何もつけずに食べる派ですが、せっかくなのでマヨネーズをたっぷりつけていただく。うん、たまには良いね。

次は「ポークビーンズ」。これは美味しそう。ボリュームもある。一口食べてみると塩梅もほどよく、具材の旨味も感じられて美味しい。朝の体に沁みるわあ。具はソーセージ、キャベツ、トマト、ニンジン、大豆。やっぱりスープは具沢山が好きだな。

パンは丸い「パン」が2個。マーガリンとりんごジャムが1袋ずつ。パン1個にマーガリンとジャム半分を投入していただく。贅沢な菓子パンみたいで美味しい。

濃い味のパンを食べたあとは、牛乳がむしろあっさりに感じた。

 


◆9月25日(日) 昼

9月25日(日)の昼ご飯 12:30


野菜は「ほうれん草のお浸し」。何か量が多い。おかかもしっかり振ってあり、味付けも悪くない塩梅。

小鉢には「ごぼうの炒め」。食べてみると、やっぱり、9/13に食べたきんぴらごぼうと同じでごぼうがスカスカ食感。こんにゃくの食感に助けられて、前回ほどは食感気にならないけれど、ほんとどうやってこんなスカスカ食感にしてるんだろう。味付けは甘辛く、そんなに悪くない。

メインは「豚肉の中華炒め」。具は細切りの豚肉、タケノコ、ニラ、赤ピーマン。青椒肉絲のニラバージョンって感じで美味しい。味付けもしっかりしていて、あんまり病院食っぽくない。これは普通にアリ。

 

 

◆9月25日(日) 夕

9月25日(日)の夕ご飯 18:00


入院3週目、最後の食事。

 

「サラダ」はレタス、キュウリ、紫タマネギ(底の方に少し)、ホワイトアスパラ。フレンチドレッシングでいただく。ホワイトアスパラはめちゃくちゃ柔らかい。味はまあ特に感想のないサラダだけれど、いつもと具材がちょっと違うだけで、少し気分が変わって良いね。

コンソメ煮」はカブがコンソメで優しく煮られている。味は優しいの一言。

 

メインは「ハッシュドビーフ」。ご飯に合う洋食。味はそんなに薄くない。塩味は控えめだけれど、コクはしっかりあるので美味しい。お肉はけっこうたっぷり。タマネギとマッシュルームも柔らかく煮込まれていて良い感じ。

 

満足。

 


───────────────────────

 

part2の4へ続く。

kuishinbo-ojisan.hatenablog.com

 

【番外編】入院中のお楽しみ part2の2 9/12~9/18

入院も2週目に突入しました。まだしばらく続く予定ですので、どうぞお付き合い下さい。

 

↓先週分はこちら。

kuishinbo-ojisan.hatenablog.com

 

───────────────────────

 

◆9月12日(月) 朝

9月12日(月)の朝ご飯 8:00


おや、ここ数日「みなれないやつ」がご飯のお供に付いてきていたけれど、今日は「みなれたやつ」がいるぞ。

 

野菜は「胡瓜とオクラのお浸し」。ネバネバとシャキシャキという異なる食感のハーモニー。味もほんのり酸味があって、朝の体に優しい。好き。

「味噌汁」の具は豆腐。けっこう固めの絹ごしで、個人的には好き。今回はそこまで具が少ないって感じではなかった。

メイン的なポジションは「千草焼き」。鳥挽き、青菜、ニンジンが入った和風オムレツみたいな感じ。出汁がきいててけっこう美味しい。おかずになる。

「みなれたやつ」は丸美屋のさけふりかけ。ド定番な味ながら、間違いない満足感がある。ふりかけご飯って、普段はおかずあるしって思ってそんなに食べないけれど、食べると美味しいなって必ず思う。日本の米食文化を語る上でもっと重要視すべき料理(調味料?)な気がする。

 

 

◆9月12日(月) 昼

9月12日(月)の昼ご飯 12:30


朝食後にシャワー浴びただけでヘロヘロになり、ちょっと寝て起きたらもうお昼。お腹空いてるかって? もちろんですとも。

 

野菜は「もやしのごま和え」。ごま和えというよりは、中華サラダ的な味のまとめ方。ツナが入って食べ応えはアップしてるけれど、食感の面ではちょっと邪魔してる感がある。歯切れ良くシャキッと食べたかったかな。

もう一皿の野菜は「里芋のみそだれかけ」。柔らかく茹でた里芋とニンジンに味噌ダレがかけられている。この味噌ダレ、味噌の風味と塩味と甘味のバランスがなかなか良い。味噌の風味が強すぎるのも、甘味が強すぎるのも個人的にはあんまり好きでないので、これは美味しくいただけた。

メインは「金目鯛の煮つけ」。病人食だからしっかり骨が取り除かれていて食べやすい。でも、先にボイルなど下処理をしてから汁で煮た感があり、かなりしっかり火が入っている割に味の沁み方が物足りない。部分的に魚臭さも若干感じられ、少し残念。薬味も白髪ネギより生姜が良かったなあ。汁がけっこう濃い目で美味しかった分、もったいない。

添え物の「絹さや」は、鯛の身にわずかながら香りが移ってしまっていて、上には乗せないで横に添えて欲しかったなあ、というのが正直な感想。

 

 

◆9月12日(月) 夕

9月12日(月)の夕ご飯 18:00


おかずに揚げ物があると、何て心強いんだろう。

 

野菜は「白菜のゆかり和え」。先週の水曜に食べたのは「白菜と胡瓜ゆかり和え」だった。キュウリが無い分、ゆかりの酸味と塩気を強く感じられる。

「きのこのソテー」は椎茸、しめじ、赤・緑ピーマンと入っているにもかかわらず、良くも悪くもエリンギの風味が強く感じられた。

メインは「鶏肉の立田揚げ」。けっこう大きめのが3つで嬉しい。食べてみると下味はしっかりついていて美味しく、鶏肉も柔らかくて良い感じ。ただ衣に関しては、揚げた後きちんと油を切らずに山積みにでもしていたのか、衣が油を吸ってしまいボロボロとした悪い食感になってしまっていた。こういうツメの甘いのは良くない。せっかく美味しいのに。

添え物の「いんげん」は特に味付けもないので消化試合です。

 

 

───────────────────────

 

 

◆9月13日(火) 朝

9月13日(火)の朝ご飯 8:00


今朝はパン。

 

サラダは「チーズサラダ」。サウザンアイランドドレッシングをかけていただく。チーズにこのドレッシングのチョイスは朝から重いんじゃないかと思ったけれど、食べてみるとそんなことも無かった。自分があんまり混ぜて食べなかったのもあるけれど、上部はドレッシングでしっかりした味、下部はドレッシングのバランスが少なくなった分をチーズが補強しつつさっぱり食べられた。

「スープ」は、優しい塩味のスープに大根が少々、葉が少々入っている。そもそもスープの量がちょっと少ないし、具は本当にちょっとしか入っていないので、けっこう残念な感じ。味は悪くないけどね。

パンは前回と同じで、丸い「パン」と「カスタードロール」の二種類。今回もほんのり温かい。そしてパンのサイズに対してマーガリンとジャムの量が多い。ジャムは今回アプリコットだったので、甘味のあるカスタードロールに酸味が加わる感じで、けっこうたっぷり付けても気にならずに食べられた。

最後に「牛乳」でフィニッシュ。

 

 

 

 

◆9月13日(火) 昼

9月13日(火)の昼ご飯 12:30


野菜は「胡瓜の酢のもの」。チクワ入ってるの珍しい。でも食べてみると普通の胡瓜の酢の物の味で、あんまりチクワは感じられなかった。

続いては「きんぴらごぼう」。普通にごぼうの歯ごたえある食感を想像していたけれど、食べてみてびっくり、何かね、すかすかなのよ。水を吸いきった割り箸のようと言うか、ごぼうにあるべき固さが全くない。逆にどうやって作るんだこれ。味付けは油控え目なきんぴらってだけなのでおかずにはなるけれど、最後までこの食感には慣れなかった。

メインは「焼きさばのおろしあん」。好きなんですよ、鯖。焼き鯖自体は塩気もほどよく、脂は控え目でもパサつく程ではなく、まあ普通に美味しい。おろしあんも味は悪くないんだけど、病人食だから嚥下しやすいように妙なとろみがつけてある。その舌触りがちょっと違和感あるよね。

添え物として「人参甘煮」。ニンジンの土臭さのようなものもなく、わざとらしくない甘さで美味しい。でも、鯖にくっついてたせいで少し鯖の匂いが移ってしまっていた。気を付けてほしい。

 

 

◆9月13日(火) 夕

9月13日(火)の夕ご飯 18:00


今日の夕食は、何て言うか、色味が無いな。

 

「サラダ」はレタス、キュウリ、コーン、赤ピーマン。ドレッシングはフレンチ。もちろん味はどうってことないんだけれど、赤ピーマンの皮がちょっと歯切れが悪くて、キュウリとレタスのシャキシャキ食感を邪魔している。惜しいですねえ。

コンソメスープ」には具としてタマネギ、しめじ、そして再び赤ピーマン。もちろんサラダと同じ赤ピーマンなので、食感がちょっと気になる。味が悪いわけでは無いんだけどね、中学生の調理実習みたいなスープだな、と。(辛辣)

メインは「めかじきのグラタン風」。私、めかじきも好きなんですよ。食べてみるとめかじきの味がしっかりと感じられた。食感もパサついてはおらず及第点。ベシャメルソースは薄味なのでちょっとボケているけれど、チーズの塩気とコクがカバーしてくれている。マッシュルームもちゃんと味・食感両面で仕事している。悪くない、美味しい。

添え物の「ブロッコリー」は特に味付けなし。でもそれで良いのです。

 

 

───────────────────────

 

 

◆9月14日(水) 朝

9月14日(水)の朝ご飯 8:00


入院10日目。そろそろ外の世界のご飯が恋しい。

 

野菜は「キャベツのお浸し」。具はキャベツとニンジン。シンプルで美味しい。朝こういう食感のあるもの食べると目が覚めて良いね。

「味噌汁」の具は先週土曜日ぶりの茄子。前回より茄子が柔らかくて、汁を吸っていて美味しく食べられた。

メインは「にしんの照り煮」。想像していたより身が柔らかくて、優しく甘辛い味付けとマッチして美味しい。これは良いおかず。ただ一緒に盛られた大根は一緒に煮込んだわけではないんだろうな、大根そのものは美味しかったけれど、にしんの魚臭さが触れてた部分にだけついていて違和感。一緒に煮るって大事。

味のりは本当に嬉しい。ご飯を巻いて食べると、これだな、って感じがする。

牛乳飲んでフィニッシュ。

 

 

◆9月14日(水) 昼

9月14日(水)の昼ご飯 15:30


今日もまた5時間にわたる超しんどい治療が終わり、ヘロヘロの状態で病室に戻った。疲れた体にカレーの香りが食欲を誘う。

 

「サラダ」はレタスにキュウリ、プチトマトに加え小エビが入っている。嬉しい。まあ味はマヨネーズ味なんですけどね。美味しいです。

メインは「ポークカレー」。濃い味に飢えているので嬉しい。さて一口……ん? もう一口……。おかしい。香りもコクも具材そのものの味もするのに、めちゃくちゃ味が薄いぞ。舌が馬鹿になったか? 恐る恐る「らっきょと福神漬」をつまんでみる。ああ、大丈夫だ。ちゃんと味がする。もう一回カレーを食べてみる。ダメだ、塩味も甘味も辛味もほとんど感じられない。何なら食後に飲んだ「ジョア(マスカット味)」の方がずっと味が濃い。

 

何という残念さ。無念。

 

 

◆9月14日(水) 夕

9月14日(水)の夕ご飯 18:00


昼食の無念を引き摺ったまま夕食。

 

野菜は「もやしのナムル」。「もやしの」と言いつつ、もやしよりニンジン、ほうれん草の方がずっと量がある。味は中華っぽい風味にリンゴ酢か何かかな、少し甘味のある酢の味。個人的にはあんまり得意じゃない味だった。

スープは「中華スープ」。具はワカメと豆腐。まあいわゆるワカメスープだね。悪くない。

メインは「カニ玉あんかけ」。箸で切るとけっこう強い弾力。食べてみると……また薄い……。別にね、薄味そのものがイヤなわけじゃないんです。薄味は嫌いじゃないんです。でもさ、おかずとして最低限欲しい味の濃さってあるじゃない。私、食事制限されてるわけじゃないんだから。うう、カニ(カニカマ)の塩気も玉子のコクや甘味も感じられない。念のためスープ飲んで確認したけれど舌はおかしくない。美味しくないわけじゃないんだけど……おかずには……ならない。

 

2連敗。

 

 

───────────────────────

 

 

◆9月15日(木) 朝

9月15日(木)の朝ご飯 8:15


今朝はパン。だからおかずの心配はいらない。(昨日のトラウマ)

 

野菜は「大根サラダ」。細切りの大根とニンジンが、酸味を抑えた和風ドレッシングで和えてある。食感も良いし、味も悪くない。ボリュームもそこそこあって嬉しい。

次に「ウインナーソテー」。嬉しい。ソーセージの類いが大好物なので、素直に嬉しい。ウインナーな皮のないタイプで、味はあっさりしたサラミって感じ。正直味には期待してなかったけれど、案外悪くなくてテンション上がる。一緒に柔らかくソテーされたタマネギも甘味があり、ウインナーの香りもついて食べ応えがある仕上がり。

で「パン」。今回は丸い「パン」が2個にいちごジャムが1つ。てことは……そうか、マーガリンは「カスタードロール」用だったのか。ようやく病院側の考えがわかった。パン2個にジャム一袋はちょうど良い量で、普通に美味しくいただけました。

牛乳飲んでごちそうさま。

 

 

◆9月15日(木) 昼

9月15日(木)の昼ご飯 12:30


午前中は久しぶりにのんびり過ごしお昼の時間。

 

野菜は「ミモザサラダ」。具は玉子の黄身、レタス、底の方に枝豆。うーん、確かに黄身は乗ってるけれど、これ、ミモザサラダって呼んで良いのかなあ……。ちょっと抵抗あるなあ……。味はフレンチドレッシングの味なんで、特に感想なし。

もう一品野菜「カリフラワースープ煮」。コンソメスープでカリフラワーとニンジン、タマネギが柔らかく煮てある。塩味も甘味もバランス良く、ほっとする味。

メインは「鶏肉のプロバンス風」。鶏肉はパサついてなくて及第点。トマトソースは酸味というかトマトの味が濃い感じなので、塩味は物足りないながらも薄味ってわけではなく、ちゃんとおかずになる。量が物足りないのが残念。

デザートは「すいかのゼリー」。開けるとスイカっぽい赤い色のゼリー。食べてみるとちょっとシャリシャリしてて(底の方凍ってる?)スイカっぽい感じが良く出ている。味はまあこんなもんか。

 

 

◆9月15日(木) 夕

9月15日(木)の夕ご飯 18:10


提供済みのご飯を目の前に主治医と話す。ちょっとタイミングずらして欲しかったですねえ。

 

野菜は「チンゲン菜ソテー」。食べてみると何かちょっとえぐ味がある。チンゲン菜ってこんななるか? 薄味がえぐ味を引き立てる。残念。

小鉢的なポジションが「涼ばん茄子」。これは美味しかった。ネギは香りと甘味、ゴマ油は風味とコク、少し強めだけれど角の立っていない酢の酸味も良い塩梅。皮をむいた茄子は柔らかすぎず、ひんやりとしていて爽やか。ご飯のおかずにもなる程度の塩味もあり優秀。美味しい。

メインは「肉団子のきのこあんかけ」。肉団子は薄味ってほどでもなく、餡もそれなりに塩味があり安心。おかずになる。ピーマンはちょっと餡の味に勝っちゃってて浮いてる感じになってたけれど、全体としては悪くなかった。

 

1勝1敗1分ですね。

 

 

───────────────────────

 

 

◆9月16日(金) 朝

9月16日(金)の朝ご飯 8:00


……おかずはどれだよ!

 

まずは「野菜」……と言いたいがこれがメインに当たるんだろうか。「小松菜の煮浸し」。食べてみると不思議とニンジンの味が強い。悪くはないけれど、良い塩梅とは言い難い。おかずになら……なくもないか、なあ。

「味噌汁」は銀杏切りの大根。味はまあ、そんなに薄いわけじゃないし、なんならさっきの小松菜よりおかずに出来るよね。

そして確実にご飯のおとも足りうるのは「あまのり佃煮」。個人的にはちょっと甘過ぎるんだけれど、こういう時には心強いなあ。

「温泉卵」は……みなさんおかずに出来ます? 何かのどんぶりに乗ってる分には良いですが、単体ではちょっとおかずにはならない。結果的に、今日の朝ご飯は圧倒的ご飯のおとも不足。

牛乳を飲みながら、今後どう白米と戦っていくか考える。

 

(後程ふりかけを購入しました。これで安心)

 

 

◆9月16日(金) 昼

9月16日(金)の昼ご飯 12:30


今日は検査だ何だと慌ただしい。慌ただしい合間のランチタイム。

 

野菜は「かぶの酢の物」。塩梅もほどよく、歯応えも良く、なかなか美味しい。カニカマはかなり細かく刻まれているので、食感を邪魔せず、隠し味的に旨味を加えてくれているのが好感。

小鉢的なポジションが「炒り豆腐」。しっかり水を切った豆腐の食感は挽き肉に近く、味付けもしっかりしているのでおかずになる。悪くない。

メインは「ハンバーグ照焼ソース」。弾力のある食感のハンバーグは下味もしっかりしていて、照焼ソースと相まって普通に美味しい。ご飯も進む。どことなくノスタルジックな味わいに感じるのは個人的な思い出なんだろうか。

付け合わせはいんげんと「人参甘煮」。どちらも照焼ソースがからまり、良い感じに美味しくいただけた。

 

うん、今回はちょっと元気出たぞ。

 


◆9月16日(金) 夕

9月16日(金)の夕ご飯 18:00


午後も色々あってくたくた。そんなところに中華でまとめてきましたか。嬉しいじゃない。

 

「サラダ」はツナマヨサラダ的なやつ。キャベツとキュウリとニンジンがツナで和えられている。食べ応えがあって良し。味も悪くない。

ご飯は「五目炒飯」。ちょっと具が細かすぎますねえ……。チャーシューと思われる小さな小さな肉片と

、これも細かな椎茸、目の錯覚かと思うようなニンジンのかけら、玉子、グリーンピース。なるほど、五目だ。味はちょっと薄ら呆けっとした味。油で炒めたものじゃない。パラッとしたおこわみたいな感じ。まあ、良いんです。ちょっとでも変化球が来てくれたら、それだけで嬉しいんです。

メインは「魚の葱ソースがけ」。これは美味しかった。ネギとゴマ油の風味、隠し味ほどの酸味、塩梅も良くメカジキの身にマッチしている。昨日の夜の「涼ばん茄子」と同じ方向性の味付けだね。この味付けは当たりなんだな。

最後にデザート。最初凍った状態で届いたのは、缶詰のやつっぽい黄桃。久しぶりに食べたな。味は想像通り。

 

まあまあ満足。

 

 

───────────────────────

 

 


◆9月17日(土) 朝

9月17日(土)の朝ご飯 8:00


13日目の朝。これは、ちょっと、質素だな。

 

野菜は「いんげん胡麻和え」。あんまり食感がキュッキュとしてなくて、個人的には食べやすい。ゴマの風味と塩梅も悪くない。

「味噌汁」はちっちゃな玉麩がみっつ。もう少し食べ応えが欲しいなあ。

メイン、なのかな。「高野豆腐含め煮」。上に乗ったさやえんどうは味付けなし。高野豆腐も、あんまり味が沁みてないなあ。一緒に入った椎茸はツルッとした食感で美味しいけどこちらも味沁みなし。おかずにはならんなあ。

「ふりかけ」があるので多少助かる。でもこのご飯の量にこのふりかけだけじゃ足りない。仕方がないので、昨日ゲットしたマイふりかけを追加。事なきを得た。

ジョア」はストロベリー。ここまで素朴な味が続いたので、味の濃さに驚く。

 

 

◆9月17日(土) 昼

9月17日(土)の昼ご飯 14:00


今日も長時間の治療。いつもよりは短めだったけれど、病室に帰ってからがしんどかった。

 

お昼のメインは「焼きそば」。食べやすくて良いね。いわゆる「ソース焼きそば」だけどソース感は控えめ。でも薄いってほどじゃない。良かった。具は豚肉、キャベツ、タマネギ、もやし、ニンジン、ピーマンとけっこう具沢山。でもちょっとピーマンの香りが強いかなあ。ソースが弱い分、少し気になった。とはいえ、ボリュームもそれなりにあり、たっぷりの青のりも嬉しく、けっこう満足。

「彩しゅうまい」は白、黄、緑の3食。色で味が違うかと思って味わってみたけれど、若干違うような気はすれど、明確な違いはわからず。味は普通に美味しかった。

デザートは「オレンジ」。こういうフレッシュな味が、けっこうシンプルに嬉しい。

 

 

◆9月17日(土) 夕

9月17日(土)の夕ご飯 18:00


お昼食べてからさっきまで寝ていたにもかかわらず、ちゃんと時間にお腹が空くから不思議。これだけしっかり食べているのに体重はちょっと減ってるからね。健康的な生活になってるのかしらね。いや、全然健康じゃないから入院してるんだけどね。

 

野菜は「ブロッコリーのお浸し」。味はまあお浸しなんですけど、ブロッコリーの味が完全に消えてる。えっこんな消える、ってくらい消えてる。味は悪くないんだけれど、もう少しブロッコリーの味を活かして欲しかったですねえ。

次に「大根の炒め」。非常に漠然としたメニュー名。棒状に切られた大根とニンジンが和風の炒め煮みたいな感じになっている。やたら大量のゴマが振りかけられていて、油気のないきんぴら的な味わい。悪くないけれど、特別な感想はなし。

メインは「鯖の七味焼き」。鯖は脂ものっていて、焼き加減も良く、普通に美味しい。七味は香りが飛んでしまっていてちょっと残念。ただ、ほんのりとした辛味が入院中には嬉しい刺激。鯖好きなんでね、単純に嬉しい。

添え物の「アスパラ」は特に何の味付けもないけれど、鯖にくっついてたせいで魚臭い。何故同じ過ちを繰り返すのか。患者アンケートを取るべきだな。

 

 

───────────────────────

 

 


◆9月18日(日) 朝

9月18日(日)の朝ご飯 8:00


今朝はパン。
 

野菜は「チキンサラダ」。レタスとキュウリの上に、チキンフレークっていうのかな、けっこうたっぷり乗っている。ドレッシングはイタリアン。食べ応えもあって悪くない。プチトマトも甘くて美味しかった。

「スープ」は白菜の入ったあっさりスープ。ただただ優しい。

パンは2種類。丸い「パン」と「ショコラロール」。さて、これにこの量のマーガリンとりんごジャムをどう使うか……。とりあえずショコラロールを一口食べてみる。あ、美味しい。ほんのりとした甘味とバター由来と思われる塩味に、チョコの香りと微かなビター感が合わさって普通に美味しい。これは何も付けたくないな。ということで、もう一個のプレーンなパンの方にマーガリンとりんごジャムを全投入。ある意味贅沢な食べ方。

牛乳飲んで今日も一日が始まる。

 

 

◆9月18日(日) 昼

9月18日(日)の昼ご飯 12:30


日曜は何もないのでけっこうヒマ。となると楽しみなのはご飯ですよね。ヒマじゃなくても楽しみですけど。

 

「サラダ」はレタスとキュウリに加えて小エビも乗っている。ドレッシングは減塩サウザン。生野菜って良いなって思う今日この頃。

「野菜ソテー」はキャベツと赤ピーマン。ちょっと盛り付けが良くないなあ。味は何てことない味。病院食はほんと、こういう何てことない味が多い。

メインは「めかじきチーズ焼き」。食べてみると、うーん、そのまま食べる分には悪くないけど、ちょっとおかずにするには薄味だなあ。トマトソースは見た目より主張が少ない。チーズももう少し欲しいなあ。めかじきそのものの味は美味しいけれど、これも下味がしっかり欲しいところ。

添え物のブロッコリーは味付けなし。今回は全品あっさりですね。

 

仕方がないので隠し持ったふりかけでご飯を食べた。うーん、物足りない。

 


◆9月18日(日) 夕

9月18日(日)の夕ご飯 18:00


久しぶりの穏やかな時間を楽しんでいたらもう夕食の時間。

 

野菜は「小松菜の辛子あえ」。うっすらカラシの風味がするお浸しってとこですね。もう少しカラシが強くても良いんだけどなあ。

小鉢的なやつは「生揚げと人参の煮物」。これはね、ちゃんと美味しかった。生揚げも味沁みてるし、食べ応えがありました。

メインは「魚の粕漬け焼き」。なるほど、確かに酒粕の風味。脂も多少のっているけれど、ちょっと塩味が物足りないなあ。と、言うことで、これまた隠し持った醤油を取り出すしかありませんなあ。大根おろしに醤油をかけて、魚と一緒にいただく。うん、美味しい。久しぶりに外の世界の塩味を感じる……。うう……。

 


───────────────────────

 

part2の3へ続く。

kuishinbo-ojisan.hatenablog.com

【番外編】入院中のお楽しみ part2の1 9/5~9/11

わけあって9月5日(月)から入院となりました。

5月に入院したとき同様、食事制限はなしです。

なかなか入院中の食事を毎食レビューするひとも少ないと思うので、良かったら読んでやって下さい。

 

ちなみに料理名はメニュー表に書いてあった通りに記載してます(カッコ書きのがそうです)。なのでレビュー内に漢字と仮名が混じることがありますが、書きグセもあるのでご容赦下さい。

 

───────────────────────

 

◆9月5日(月) 昼

9月5日(月)の昼ご飯 12:35


記念すべき(?)今回の入院1食目。

ライトに背を向けて食べる形になるので、写真が非常に撮りづらい……。でも今回の病院(前回とは別の病院)はお品書きが毎食付いてくるので、レビュー書くのに役立つ。

 

今回も野菜から順にゆっくり食べていく事を心がけたいと思います。

 

まずは「キャベツソテー」。キャベツソテーと言いながら、キャベツの他にニンジンと椎茸も入っている。病院らしい優しい味付けで、素材の甘味が際立つ。

次に付け合わせの「ピーマンと玉葱ソテー」。1食で野菜のソテーが2種類……。一緒にしても良いんじゃ、と思ったけれど、それだとメインのビジュアルが悪いね。必要必要。味はこちらも優しい味付けで、素材の甘味が際立つ。(2回目)

メインの前に「うの花」を一口。うん、家庭的なね、素朴な味付けで。まあ、普通ですね。

そしてメインは「ローストチキン柚子胡椒風味」。お肉はパサついてなくて良い感じ。味付けは控えめだけれど柚子胡椒のおかげで味がグッとしまっている。とはいえ、おかずとしては若干弱い。病院食ですねえ。

ちなみにご飯は毎食220gなので、大盛一膳ってところかしら。炊き加減は程よい感じ。

 

汁物がないのがちょっと寂しかったけれど、まあまあ満足。

 

 

◆9月5日(月) 夕

9月5日(月)の夕ご飯 18:00

 

最近家ではずっと寝たきりだったから、検査だなんだでけっこう疲れた(移動は車椅子に座ってただけだけど)。お腹も空いたぞ。

 

まずは「もやしと胡瓜のナムル」。爽やかな酸味が疲れた体に嬉しい。ほどよくしゃきしゃきとした食感も良い。

次に「里芋の煮付」。良い塩梅に味が沁みていて美味しい。ギリおかずになりそうだったけれど、うっかりパクパク食べきってしまった。

メインは「魚の甘酢あんかけ」。野菜はニンジン、ピーマン、タマネギ。あんかけは味付け控えめなせいもあって、ちょっと酢の香りが目立ってしまっている。鱈もちょっとパサついていて、うーん、ちょっと残念。

 

夜も汁物なかった。

汁物は出さない方針(?)なのだろうか……。

 

 

───────────────────────

 

 

◆9月6日(火) 朝

9月6日(火)の朝ご飯 8:00

強敵


2日目の朝。

汁物出た! 嬉しい。

 

まず野菜からということで「白菜のお浸し」。内容は白菜、ニンジン、もやし。たっぷりおかかがかかっているので旨味を感じる。ほどよくシャキッとした食感が目覚めに良い。(起きて2時間経つけど)

「味噌汁」は豆腐とちょっとのネギ。気持ち薄いけれど病院だからしかたない。

メインは「スクランブルエッグ」。ミックスベジタブル入りでケチャップをかけていただく。ご飯のおかずとしてはちょっとパンチがないけれど、まあまあ、全然許容範囲ですよ。

で強敵なのが「うめひしお」と名乗るチューブの梅。私、好き嫌いほとんどないですが、梅干しはちょっと苦手なんですよね……。でも出されたものは残さない精神で、ご飯にかけていただく。うん、酸っぱいね!でもご飯の進む塩梅で、梅干し好きな人ならダイレクトに吸っても美味しいんじゃないでしょうか。

最後に牛乳。前回の入院では、けっこう朝の牛乳が重たく感じたけれど、今回はどうせ出るだろうと身構えていたのでむしろ嬉しかった。

 

 

◆9月6日(火) 昼

9月6日(火)の昼ご飯 12:45

 

まあまあ大変な処置を受けた直後のランチ。食欲は大丈夫かって? 私を誰だと思ってるんですか。


お昼は洋食なラインナップ。

 

まずは「ブロッコリーサラダ」。プチトマトも入っていて見た目に嬉しい。フレンチドレッシングをかけていただく。ブロッコリーは固すぎず柔らかすぎず、ちょうど良いんじゃないでしょうか。

次に付け合わせの「人参グラッセ」とアスパラをいただく。ニンジンは甘くて柔らかくて美味しい。アスパラはもう少し食感あっても良いなって思ったけれど、これは好みの範疇。

まだメインには行かずに「じゃが芋コンソメ煮」をいただく。うん、これおかずになるぞ。コンソメとベーコンの塩気が良い具合にじゃがいもに沁みていて美味しい。タマネギの甘味も良い。

満を持して、メインの「クリームソースかけ」。メニュー名だけみると何だか良くわかりませんが、鱈にクリームソースがかかっています。とりあえず一口……。うん、まあ、悪くはない。でもクリームソースの味付けが控えめなのと、鱈そのものは味気ないので、全体的にぼんやりした印象。まあね、3食も食べると舌が薄味になれてくるもので、おかずにはなりました。

ちょっとご飯がやわらかかったかな。

 

 

◆9月6日(火) 夕

9月6日(火)の夕ご飯 18:00


お昼の後にリハビリもあったのでくたくた。もちろんお腹はペコペコ。

 

まずは「小松菜のごま浸し」。たっぷりのごまの風味が満足感をアップさせている。でも味付けは控えめなのであっさりといった印象。しかし、小松菜の割には小松菜っぽい味とか香りとかあんまり感じない。一口目はほうれん草かと思った。けっこうやわらかかったし、クセは抜けてしまったのだろうか。

汁物は「かきたま汁」。うーん、玉子が粉々過ぎてちょっと物足りない。

メインは「豚肉と野菜のみそ炒め」。野菜は赤ピーマンとタマネギですね。けっこうしっかりとした味付けで美味しい。味噌のコクと甘味、後味に残るピリ辛感。病院にしては濃いめな感じで嬉しい。ご飯が進む。

 

 

───────────────────────

 

 

◆9月7日(水) 朝

9月7日(水)の朝ご飯 8:00


3日目の朝。良かった、昨日の強敵はいない。

 

まずは「ほうれん草のお浸し」。ほどよいしゃきしゃき食感が良い感じ。おかかも味がしっかりしているので、薄味だけど満足感ある。

「味噌汁」は少しのタマネギに玉麩が3つ。タマネギの甘味が感じられ、個人的には好きな味。

玉子焼きかと思ったら「擬製豆腐」という料理。揚げてないがんもどき的なやつ。豆腐の中にはニンジン、椎茸、インゲンが混ぜられている。良く味の沁みたがんもどきって感じで美味しい。予想以上にご飯のおかずになる。

「ふりかけ」はたらこ。正直たらこの風味はあんまりなかったけれど、入院中のふりかけって何か嬉しいんだよね。

最後に牛乳。お腹にズシンときますね。

 

 

◆9月7日(水) 昼

9月7日(水)の昼ご飯 16:00


昼を跨いで長時間の治療があり、やっと病室へ戻ったのは16時頃。お腹空いたー、と思ったらお昼は取っておいてくれた様子。生き返るー。

 

野菜は「白菜と胡瓜ゆかり和え」。しゃきしゃきとした食感で食べ応えがある。味付けは控えめながら、ゆかりの香りと酸味が嬉しい。

次は「大根の含め煮」。具は大根、椎茸、ニンジン、さやえんどう。疲れてる体に煮物は沁みるなあ。ほっとする味。

メインは「さばの味噌煮」。普通にしっかりとした味わいで、さばもほどよく脂を残していて美味しい。さば好き。満足。

 

 

◆9月7日(水) 夕

9月7日(水)の夕ご飯 18:00


さっき(16時)に食べたばかりだから後で食べてもかまいませんよ、と看護師さんに言ってもらったが、いやー、温かいご飯目の前に出されたら、冷めるのを待つことは出来ませんて。

 

野菜は「キャベツと豆のサラダ」。フレンチ系のさっぱりとしたドレッシングで和えられていて、キャベツの食感とツナの旨味で美味しい。豆も食べ応えあって嬉しい。

メインに添えられたブロッコリーは特に味付けはされていない。でも私基本的にはブロッコリーはそのまま派なので問題なし。

「南瓜の洋風煮」は……、洋風かはわからないけれど、醤油の入ってない南瓜の煮物といった感じ。まあ普通に美味しいですよ。

メインは「和風ハンバーグ」。ハンバーグはプリッと弾力のある食感。下味もしっかりしているので、特にソースがなくても美味しくいただける。ご飯が進むなあ。和風のおろしソースは、ちょっと大根のえぐ味みたいなのが感じられ、正直無くても良かったかも知れない。

 

さすがに食事のインターバル短くて、食後はちゃんと満腹感あったけれど、それも食後30分ほどで消え去ってしまうのであった。

 

 

───────────────────────

 

 

◆9月8日(木) 朝

9月8日(木)の朝ご飯 8:00


4日目の朝。

野菜は「和風野菜炒め」。薄味の出汁で味付けされていて、具はキャベツ、タマネギ、ニンジン、さつま揚げ。炒め物の油っこさがなくて、朝の胃に優しい(朝から焼き肉でも大丈夫な胃ですけど)。

「味噌汁」の具はネギと大根。大根はかなり細切りで、やや食感を残している。個人的にはもう少し太くてやわらかくて味が沁みてる方が好きだな。

メインは「いわしのかつお煮」。見た目はいわし、食べるとかつお。美味しいんだけど、いわしである必要には疑問。良いおかずにはなりました。

あと、漬け物枠で味のりが付いてきた。地味に嬉しい。

最後に牛乳でフィニッシュ。

 

 

◆9月8日(木) 昼

9月8日(木)の昼ご飯 12:30


午前中は何もなくて、入院して初めてのんびりした時間を過ごせた。それでもお腹は空くもので……。

 

野菜は「小松菜のごま和え」。前回小松菜感があまり感じられなかったので改めてよく味わってみたけれど、やっぱりあんまり小松菜強くない。まあ食べやすいから良いけど。

メインの付け合わせは「インゲンソテー」。インゲンは子供の頃めっちゃ食卓にのぼってた記憶があって、正直そんなに好きじゃないけれど、普通に美味しくいただきました。

今回は野菜が豊富で「野菜のクリーム煮」もある。カリフラワーとミックスベジタブルが、さらっとしたクリームスープでやわらかく煮込まれている。おかずに出来なくもない感じ。

メインは「バーベキューチキン」。甘辛いバーベキューソースと香ばしい焼き加減が食欲をそそる。肉も余分な脂は落ちている感じで、うん、なかなか美味しい。お肉屋さんのお総菜とかで売ってそうな感じ。

何と今回はデザートまで付いてきた。ぶどうゼリー。まあ何てことない味だけれど、甘味に飢えていたので嬉しい。満足。

 

 

◆9月8日(木) 夕

9月8日(木)の夕ご飯 18:00

 

リハビリとも言えないような軽い動作でくたくた。

早く良くなって欲しいなあ。

 

野菜は「華風和え」。「中華っぽいけど和風の春雨サラダ」的なやつ(春雨入ってないけど、味がね)。うーん、全体的に酢の酸味が強い感じ。キュウリも入れて欲しかったなあ。

次は「里芋の鶏味噌がけ」。味噌っていうか、そぼろ餡。里芋もちゃんと味してて美味しい。おかずに出来る。

メインは「魚の香味焼あんかけ」。初日の朝も似たようなやつだったぞ。あんまり期待せず一口。うん、初日のやつよりは美味しい。鱈は若干パサつきながらもギリギリ旨味を残している。餡もほどよい塩梅。悪くない。

 

 

───────────────────────

 

 

 

◆9月9日(金) 朝

9月9日(金)の朝ご飯 8:00

のりの佃煮


5日目の朝。
またあの天敵登場かと思いきや、色違いでした。

 

野菜は「いんげんのお浸し」。悪くはないんだけれど、私、このキュッキュッとした食感ちょっと苦手なのよね……。まあワガママは言わずちゃんと味わって食べましょう。

「味噌汁」は、わずかばかりのネギと、申し訳程度のお麩。これじゃ流石に具がないのと同じでは……。

メインか小鉢か悩ましいのが「カニ風味高野のあんかけ」。グリーンピースの見た目が愛らしい。よく見ると、カニ風味のあんかけなのかと思いきや、高野豆腐の間にカニ風味のすり身を挟んで蒸してある様子。なるほど「カニ風味高野」の「あんかけ」ね。食べてみると、うーん、高野豆腐には味が沁みているわけでもなく、薄味の餡だけではカバーしきれてない感じ。すり身部分も塩分控えめな感じなので、お世辞にもメインのおかずとは言えんなあ。味そのものは悪くはない。

と、なると必要になってくるのがこのスティックタイプの「あまのり佃煮」。けっこう甘味が強く、醤油の味も強い。海苔の風味もするけれど、まあこんなもんかな、って感じ。

最後に牛乳でフィニッシュ。

 

 

◆9月9日(金) 昼

9月9日(金)の昼ご飯 12:45


2時間ばかし針刺されたりなんだりされて、すっかりくたくた。「部屋に戻ったらすぐ食べられますか?」と看護師さんに聞かれたので、サムズアップで応えた。

 

野菜は「春雨サラダ」。えっと……、このマヨネーズをかけて食べるのかな? とりあえずマヨネーズを全部投入し、混ぜ混ぜして一口。うん、なるほど、キュウリとハムと錦糸玉子と春雨をマヨネーズで和えた味だ。それ以上でも以下でもないけれど、嫌いじゃないぜ。

次は「大根のコンソメ煮」。これも名前通りの味。ベーコンがしっかり出汁になっているので、大根もニンジンも食べ応えある味わいになっている。

メインの付け合わせは「茹で野菜」ということで、小松菜とシメジ。特に味付けはなし。

最後にメインの「白身魚のチリソース」。片栗粉の衣で揚げられた白身魚をチリソースで和えた一品。白身魚は淡白だけれど、まあまあ良い塩梅のチリソースのおかげで、そこそこ美味しく仕上がっている。悪くはない。

 


◆9月9日(金) 夕

9月9日(金)の夕ご飯 18:00


先生から今後の治療予定の説明を受けたりしていたらもう夕飯の時間。おっ、今回は今までと雰囲気が違うぞ。

 

まず野菜は「白菜のごま和え」。白菜のごま和えって初めて食べる気がするけれど、白菜とキュウリのさっぱり感に、ごまの風味とコクが合わさってけっこう美味しい。家帰ったらやってみよっと。

そしてご飯は「山菜ごはん」。何か味ごはんって気分アガる。味はまあ何てことないんだけれど、心に沁みるなあ、って感じ。美味しい。

メインは「肉豆腐」。味付けは悪くない塩梅。出汁取りきった感のある牛肉の味気なさを、タマネギとニンジンが補ってくれている。で、問題は焼き豆腐ですよ。焼き豆腐、めちゃくちゃ好きなんで。さーて、どうかな……。残念! 全然味が沁みて無いじゃないのよ! がっかり。

デザートはオレンジ。入院中のデザートは本当に嬉しい。

 

何だかんだ言って、この5日間では一番満足。

 

 

───────────────────────

 

 


◆9月10日(土) 朝

9月10日(土)の朝ご飯 8:00

見慣れないやつ


6日目の朝。
また何かいるな。

 

「味噌汁」は茄子。味が沁みてないのがちょっと残念。

メインに当たるのが「大根の金平風」。大根とニンジンの煮物が金平風の味付けでまとめられている。ゴボウのような食感はないものの、味わいは金平のそれだし、油っけが少ない分食べやすい。悪くない。おかずになる。

「温泉卵」が何気に嬉しい。何かお得感あるよね。まあ、卵は固茹での方が好きですが。

で、見慣れないこいつ。「たいみそ」というだけあって、原材料は味噌と鯛。ご飯にかけてみると、見た目はただの味噌。味は──、甘い。かなり甘い味噌で、鯛感は特に感じなかった。見慣れることはないだろう。

今朝は牛乳のかわりにジョア(ストロベリー)。ちょっと嬉しかった。

 

 

◆9月10日(土) 昼

9月10日(土)の昼ご飯 15:30

五目+あんかけ+うどん


午前中から5時間治療を受け。ヘロヘロになりながら病室に戻るともう15:30。ご飯食べますかって? あたぼうよ!

野菜は「胡瓜の華風酢の物」。先日の華風なんちゃらがちょっと酢が勝ち気味で残念な感じだったけれど、これは酸味と甘味のバランスも良く、美味しい。具はキュウリの他にワカメとカニカマ。冷静に味わうと、普通に酢の物って感じで、あんまり華風感はないような気もする。

サイドをかためるのが「豆腐シュウマイ」。食感は普通にお肉っぽくて、味もそんなに豆腐豆腐してない。ちょっとあっさりしてクセのないシュウマイって感じで、個人的には好き。

メインは6日目にしてついに麺類。「五目」と「あんかけ」と「うどん」が別皿になっているので、合体させていただく。冷めちゃってるし、うどんはほぐれないしで残念な感じだけれど、疲れた胃にあっさりした餡と茹で置きのうどんが優しい。何気に具沢山で豚肉、白菜、タケノコ、ニンジン、さやえんどう、椎茸に加えてエビも入っている。嬉しい。

 

 

◆9月10日(土) 夕

9月10日(土)の夕ご飯 18:00


今日の夕飯は……、とんかつだああ!

 

平静を装って野菜から。「キャベツの生姜あえ」。生姜の風味はさほど感じられず。ザクザクとした食感でメインへの助走をつける。

付け合わせの「ボイルいんげん」は消化試合だ。味はボイルしたいんげん。単純な話さ。

血糖値を緩やかに上昇させたら、お楽しみの「とんかつ」。まあ正直言って衣はふにゃふにゃだし、肉に厚みも脂もないけれど、入院中にとんかつってのが嬉しいじゃあないか。私は今とんかつを食べてるんじゃない、とんかつという「料理名」を食しているのだ。(錯乱)

最後にデザート、なのかな、これは。「さつまいも甘煮」は温かいく、さつまいもの素朴な甘味と、時々顔を出すレーズンの酸味が愛らしい一品。変に加糖してなくて好印象。

 

 

───────────────────────

 

 


◆9月11日(日) 朝

9月11日(日)の朝ご飯 8:00


7日目の朝。

先日の朝分からはメニューを自分で選んでいます。この病院だと火曜に次の土曜から一週間分のメニューが配られ、朝昼夕それぞれ2パターンからチョイスして水曜までに提出、というルールのようです。私は完全にご飯派なのですが、気分転換に今日から1日置きに朝食はパンにしてみました。

 

前置きはともかく、まずは野菜から。「ハムサラダ」ということで、レタス、キュウリ、ニンジンに加え細切りのハムが入っています。サウザンアイランドドレッシングをかけていただきます。これ、今回パンにしたからかな、けっこうボリュームあって食べ応えがある。味も悪くない。

次にマグカップ入りの「コンソメスープ」。気持ち大きめに切られたタマネギがけっこう入っている。ちょっとタマネギの主張が強いかなあ。どうせならトロトロになるくらいやってくれたら良いのに。

で、パン。パンは二種類で、パッケージには丸い方は「パン」、もう一個は「カスタードロール(菓子パン)」と書いてあった。なるほど、それに対してマーガリンとりんごジャムのパックが1つずつ、と。うーん、これは使い方が難しいぞ。まずは「パン」の方をちぎってみる。おっ、温かい。これは嬉しい。とりあえずマーガリンを乗せてみたけれど……、この大きさにこのマーガリンは多いなあ……。半分で良いのに。でも残すのはイヤなのでたっぷりつけて食べてみた。うん、やっぱり多すぎるね。「カスタードロール」はどんなものかと小さくちぎって食べてみる。なるほど、ほんのりカスタードの味がする(練り込まれてる)ロールパンて感じね。優しい甘味で美味しい。そこにりんごジャムをたっぷり注入。無くても良いんだけどね、ジャム単体で食べるのはちょっと気が引けるからね。結果的にやや甘々な感じになってしまったけれど、これはこれで悪くない。

 

今後の朝は「見慣れないやつ」と「多すぎるマーガリン&ジャム」との戦いを交互にしていく事になるんだろうか……。

 

 

◆9月11日(日) 昼

9月11日(日)の昼ご飯 12:30


入院中の日曜って治療も検査もないからとっても静か。そんな中、12時になっても食事が届かず、看護師さんも「すいませんまだ届かなくて」なんて言ってちょっとざわつく。平和だなあ。

 

野菜は「青菜とえのきの浸し」。何で今まで「お浸し」だったのに、これは「浸し」なんだろう。まあどうでも良いんですけどね。錦糸玉子が乗っているので見た目が良い。味は見たまんまなので、特別な感想はないです。

「揚げなすのそぼろあん」は、揚げ茄子そのものには味付けされていないので、そぼろあん頼みな感じ。ご飯のおかずにするには薄いけれど、そうでなければあっさりと良い塩梅。なかなか美味しい。でもメインのおかずだけではご飯を処理しきれないのでね、ありがたい事にそぼろあんはたっぷりかかっているので、茄子を食べた後に残った餡をおかずにした。

付け合わせは「ししとうソテー」。これが美味しくなかった。何かね、水道水みたいな匂いがしてね、全然美味しくないのよ。

メインは「鶏肉の胡麻焼き」ですが、さっきの美味しくないししとうの香りがこっちにも移っちゃってて、味は悪くないんだけど、何か残念な感じになっちゃってる。お肉もプリッとしてて、悪くないんだけどなあ……。

 

なあ、ししとう。お前どうしちゃったんだい?

 


◆9月11日(日) 夕

9月11日(日)の夕ご飯 18:00

病人のためのビーフシチュー


今日は本当にずっと横になっていた。それでもお腹はしっかり空くのです。なんなら15時頃、無性にお腹空いてグミ食べてしのいだからね。

野菜は「海藻サラダ」。パッと見、海藻ないじゃん、て思いましたが下の方にワカメと何か白いやつ(サラダバーとかにいる白いあいつ)が隠れてました。そこそこ食べ応えあって満足。

もうひとつ野菜は「アスパラソテー」。ちょっと柔らかくなりすぎかなあ、まあそれは好みか。特別な味付けがされているものでもないので、メイン前の助走って感じだね。

今回のメインは「ビーフシチュー」。何か特別感があって良いね。お肉は薄切りで、やや固さは感じるものの許容範囲。タマネギ、じゃがいも、ニンジン達野菜は良い感じ(ちなみにブロッコリーはメニュー上「ボイルブロッコリー」として別扱い。仲間に入れてやってくれよ)。病人食ですからね、どうしても味は薄めだしコクも今一つだけれど、悪くないお味でした。

 


───────────────────────


part2の2へ続く。

kuishinbo-ojisan.hatenablog.com

【お知らせ】また入院しました

また入院しちゃいました。

今度は最長1ヶ月。治療のための予定入院です。

 

数日前にも体調書きましたが、5月の入院からずっと寝たきり生活で……、今回の入院で少しでも良くなればなと思っています。

 

今回もマジでなんの役にもたちませんが、病院食のレポートはしたいと思います。病院名もさすがに書くのはちょっと……なので、マジでなんの役にもたちませんが、暇潰しにでもなれば幸いです。

(ちなみに寝たきりでも食欲は健在で、不思議と太りもしてません)

 

それでは、お楽しみに。