今日から二泊三日で札幌出張。
グルメを堪能したいのに、新型コロナウイルスまん延防止のため、お店が20時21時で閉まってしまう。
札幌駅に着いて18:20。ヤバい。急がないと。
しかしけっこう閉まっている店もあり、ビビッとくる店が見つからない。
気がついたらもう時計台の前まで来た。
ふ、と振り替えると、おお、良い感じのお店発見!
迷わず入店。
先客は一組。
カウンターに座り、店員さんと雑談しながらメニューを眺める。
20年ぶりの北海道だと話すと、色々とオススメしてくれた。よし、ここはオススメにまるっと乗っかることにしよう。
北海道産のじゃがいもを使ったポテトサラダ。
一口食べたら……、美っ味ぁ……。
しっとりなめらかなポテトに、クリームチーズかな、あと柚子胡椒かしら。めちゃくちゃ美味しい。
甘味や酸味が強いこともなく、まろやかで、旨味に溢れている。香りも強すぎず良いバランス。
いや、これは恐ろしいスタートダッシュかけられたぞ。
お通しもまあまあ、悪くない。
ドリンクは、こちらもオススメされた男山立春朝搾り。寒い外から温かい店内に入り、冷たい日本酒を飲むという贅沢。
すっきりした味わいで、後味も爽やか。美味い。
次は黒おでん。
大根は一人で食べるには大きいので、とハーフサイズにしてくれた。それでもなかなかのビッグサイズ。
まずは大根。中心まで黒くなるほど味が良くしみている。一口食べると出汁がじゅわっと溢れてくる。見た目からしょっぱそうだけれどそんなこともなく、イヤなところが全くない。最高。
次に厚揚げ。これも良い感じのしみ具合。
そして北あかり。甘味はほとんどなく、ホクホク食感で、おでん出汁と良く合う。良いねえ。
続いてはししゃもの炭焼き。
まずはそのままかぶりつく。
塩は振られてなく、ふっくらとした食感で素朴な旨味が口に広がる。これまた美味い。
驚いたのが、一味マヨをつけても、初めに感じた素朴な旨味が消えないこと。美味いなあ。
2杯目もオススメされた神山。
これも北海道のお酒で、この辺で扱っているお店は少ないそうです。
1杯目同様、すっきりした味わいで飲みやすい。
明日朝早いから控えるけれど、いやー、なにも考えず飲みまくりたい。
お次はワカサギの天婦羅。
これもめちゃくちゃ美味しい。
揚げたてサクサク、身はホクホク。苦味やえぐ味はなく、甘味と旨味を塩が引き立てていて最高。最高よ、もう。
さて、名残惜しいけれど、そろそろ〆だ。
メニューを眺めていると、店員さんが「うち本社が九州にあるんですが、総料理長の発案で、昼は長崎ちゃんぽんやってるんですよ」とランチメニューを出してくれた。
えー? 札幌でちゃんぽんですかー?
「道産のキャベツなど野菜を使っていてオススメです」というので身を任せることにした。
結論から言って、最高。
道産の野菜は反則だね。美味すぎ。
具はキャベツ、たまねぎ、もやし、キクラゲ、豚肉、イカ、エビ。かな。
え、どうしよう、今まで食べた長崎ちゃんぽんの中で一番美味しいかも。旨味も甘味もコクも半端ない。
麺はちょっとかための茹で加減。それがまた良い感じ。結局スープまで全部飲み干してしまった。
ああ、最高だった。
飛び込んでみて正解だった。
店員さんもずっとおしゃべりしてくれて、出張初日、明日の仕事への意欲が湧いた。
大満足。